「SFカーニバル 2022」に先駆け、選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」が代官山&梅田 蔦屋書店で開催
「SFカーニバル 2022」が4月16日(土)・17日(日)に代官山 蔦屋書店(東京会場)&梅田 蔦屋書店(大阪会場)で開催されますが、それに先駆け、4月1日より東京・大阪両会場でSF選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」がスタートします。
※「SFカーニバル」は、日本SF作家クラブと代官山 蔦屋書店と梅田 蔦屋書店が共同で開催する、SF愛に満ちたお祭りです。
選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」概要
4月1日から東京・大阪会場で選書フェア「日本SF作家クラブが選ぶ偏愛SF200とちょっと」が開催されます。
SF作家クラブの会員が愛するSF本を選びました。新刊・既刊・絶版を問わず、また商業出版でも同人・個人出版でも構わない。制限なしの絶対的鉄板から個人的偏愛まで、今だからこそ読んで欲しい愛すべきSF選書です。
現在入手可能な作品は、東京会場にずらりと並びます。今回はその中の一部を紹介します。
◆日本SF作家クラブ会長・池澤春奈さんが選んだ作品は…
『サターン・デッドヒート』(グラント・キャリン/ハヤカワ文庫SF)
「土星の衛星上で見つかった古代の遺物、考古学者クリアス・ホワイトディンプルは、規格外な早老の天才ジュニア・バディルを相棒に、人類史を賭けた謎に挑む。スペース・コロニーと地球の熾烈な遺物争奪戦、クリアスの意外な成長とジュニアのキャラ性!! とびっきりのエンターテインメント」
◆日本SF作家クラブ事務局長・榎木洋子さんが選んだ作品は…
『エンダーのゲーム』(オースン・スコット・カード/ハヤカワ文庫SF)
「異星人との長き戦争に決着を付ける少年の物語。そのための過酷な訓練を受ける下りが物語の主たる部分で、爽快さもあるが、異星人とのコンタクトは本当に不可能なのだろうか。続編で描かれる物語も含めて読んでいただきたい」
◆SF作家・門田充宏さんが選んだのは…
『感応グラン=ギニョル』(空木春宵さん/創元日本SF叢書)
「表題作発表時から推しまくってきた空木春宵待望の初短編集である。本書で描き出される、悪意の爪が全身にぎちぎちと食い込み、膚が剥がされていくかのような痛みをひとたび経験すれば、世界の見え方はまるで違ったものになるだろう。それほどの希有な読書体験を、決して逃さないで欲しい」
「SFカーニバル 2022」 開催概要
■会期:2022年4月16日(土)・17日(日)
◎東京会場:代官山 蔦屋書店/代官山T-SITE GARDEN GALLERY
※4月16日(土)9:00~20:00、17日(日)9:00~19:00
◎大阪会場:梅田 蔦屋書店
※4月16日(土)10:30~20:00、17日(日)10:30~19:00
■主催:日本SF作家クラブ/代官山 蔦屋書店/梅田 蔦屋書店
■入場:無料 ※一部有料イベントがあります。
★詳細:https://store.tsite.jp/daikanyama/sf-carnival2022/
★Twitter:https://twitter.com/SF_CARNIVAL
日本SF作家クラブについて
日本SF作家クラブは、1963年に星新一さん(初代会長)、矢野徹さん(二代目会長)、小松左京さん(三代目会長)ら11名によって発足された、日本随一のSF&ファンタジー団体です。
2017年に一般社団法人となりました。日本SF大賞をはじめとする事業を運営しています。現在の会長は池澤春奈さん。
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