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【第53回新潮新人賞】久栖博季さん「彫刻の感想」が受賞

新潮社は、純文学を対象とする公募の新人文学賞「第53回新潮新人賞」の受賞作を発表しました。

 

第53回新潮新人賞が決定!

第53回新潮新人賞の受賞作が、次の通り決定しました。

 
<第53回新潮新人賞 受賞作品>

久栖博季(くず・ひろき)さん
「彫刻の感想」

 
受賞者の久栖博季さんは、1987年生まれ。北海道出身。弘前大学人文学部卒業、弘前大学人文社会科学研究科修士課程中退。前回(第52回)に続いての最終候補入りとなり、今回、見事受賞となりました。

 
選考委員は、大澤信亮さん、小山田浩子さん、鴻巣友季子さん、田中慎弥さん、又吉直樹さん。

「受賞の言葉」など詳細は、https://www.shinchosha.co.jp/prizes/shinjinsho/ をご覧ください。また、「受賞者インタビュー」は、https://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/20211007_3.html を、受賞作品の試し読みは、https://www.shinchosha.co.jp/shincho/tachiyomi/20211007_1.html をご覧ください。

受賞作品、各選考委員の選評については、10月7日発売の『新潮』11月号に掲載されます。

『新潮』11月号

『新潮』11月号

 
なお、候補作品は、以下の5作品でした。

【候補作品】
◎「みな城へ向かった」(山川一平さん)
◎「革命の子供」(広島哲也さん)
◎「領土的野心」(ワクトメイスター・フランスさん)
◎「彫刻の感想」(久栖博季さん)
◎「一一一」(佐佐木陸さん)

 

新潮新人賞について

新潮新人賞は、純文学を対象とする公募の新人文学賞です。新潮社が主催。毎年3月31日を締め切り日とし、受賞作はその年の『新潮』11月号に掲載されます。

また、受賞者には正賞として特製記念ブロンズ楯が、副賞として50万円が贈られます。

 

新潮 2021年 11 月号

◆第53回 新潮新人賞発表
彫刻の感想(160枚)/久栖博季
かつて樺太で戦火に追われた北方民族(ウィルタ)の少女と現代の北海道に生きる女性。響き合う血脈を多層的な視点で描く大型新人デビュー作!
(受賞者インタビュー)内なる北海道的なものへ
(選評)大澤信亮 小山田浩子 鴻巣友季子 田中慎弥 又吉直樹

◆雨雲/瀬戸内寂聴
◆大使とその妻(新連載・第3回)/水村美苗
◆墳墓記(新連作・第3回/高村薫

◆「『豊饒の海』論」(連載完結100枚)/平野啓一郎
四部作を貫く「真贋」の主題は、何処に回帰するのか? 三島由紀夫批評の総決算、遂に完結。

◆第29回 萩原朔太郎賞発表
(受賞作)風の領分/岸田将幸

◆第20回 小林秀雄賞発表
(受賞作)音楽の危機――《第九》が歌えなくなった日/岡田暁生

 
【関連】
新潮新人賞 | 新潮社
第53回新潮新人賞 受賞者インタビュー 内なる北海道的なものへ/久栖博季|新潮 立ち読み:2021年11月号 | 新潮社
第53回新潮新人賞受賞作 彫刻の感想/久栖博季|新潮 立ち読み:2021年11月号 | 新潮社

 


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