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【新聞協会賞】編集部門は西日本、NHK、毎日、北日本 技術部門は朝日

一般社団法人「日本新聞協会」は9月6日、2017年度の新聞協会賞の受賞作を発表しました。

 

新聞協会賞について

新聞協会賞は、新聞(通信・放送を含む)全体の信用と権威を高めるような活動を促進することを目的として、1957年に創設。

毎年、「編集」「経営・業務」「技術」の3部門で顕著な功績をあげた新聞人に、賞状と金メダルが贈られます。なお、編集部門は、さらに「ニュース」「写真・映像」「企画」の3部門に分かれます。

 

2017年度の受賞作について

今回、編集部門には46社88件、技術部門には4社3件の応募があり、その中から、次の5件が選ばれました。

 
【編集部門】
■西日本新聞社(社会部警察・司法取材班)
博多金塊事件と捜査情報漏えいスクープ

■日本放送協会(防衛省「日報」問題取材班)
「防衛省『日報』保管も公表せず」の特報

■毎日新聞東京本社(北海道支社報道部写真グループ)
ボルトも驚がく 日本リレー史上初の銀

■北日本新聞社(地方議会取材班)
議会の不正追及と改革を訴えるキャンペーン報道「民意と歩む」

 
【技術部門】
■朝日新聞東京本社
ローラ再生装置の開発

※受賞理由などの詳細は、http://www.pressnet.or.jp/about/commendation/kyoukai/works.html をご覧ください。
※応募作品の一覧は、http://www.pressnet.or.jp/about/commendation/kyoukai/works_all.html をご覧ください。

 

朝日新聞の「ローラ再生装置の開発」について(補足)

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技術部門を受賞した「ローラ再生装置」(商品名)は朝日新聞社が開発したもので、新聞印刷の輪転機の中でインキや水を受け渡したり、練ったりするゴムローラーが劣化した時に、新品同様によみがえらせる装置です。

ゴムを再生する溶剤を工夫し、装置の操作を簡単にすることで、印刷現場で再生できるようになっています。従来、ローラーの劣化したゴムは廃棄し、製造元に新品のゴムに巻き替えるよう依頼していましたが、印刷現場でゴムローラーを再生できることで、コスト削減と巻き替えの時間短縮に威力を発揮しています。

開発にあたっては、朝日新聞社が主導し、子会社である株式会社朝日プリンテックと共同で取り組んだそうです。昨年9月からは、他の新聞社や新聞印刷会社向けに販売も始めています。

 
【関連】
新聞協会賞受賞作|新聞協会賞|表彰事業|日本新聞協会について|日本新聞協会
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