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【ハヤカワSFコンテスト】第5回は津久井五月さん『コルヌトピア』と樋口恭介さん『構造素子』が大賞に決定 第6回も募集中

早川書房は8月7日、第5回ハヤカワSFコンテストの最終選考会を開催し、津久井五月さんの『コルヌトピア』と樋口恭介さんの『構造素子』が大賞に決定しました。

 

ハヤカワSFコンテストとは

「ハヤカワSFコンテスト」は、早川書房が主催する、中篇から長篇までを対象としたSF作品を公募する文学賞です。世界に通用する新たな才能の発掘と、その作品の全世界への発信を目的としています。

受賞作品は、日本国内では早川書房より単行本及び電子書籍で刊行するとともに、英語、中国語に翻訳し、世界へ向けた電子配信も行われます。

 

第5回ハヤカワSFコンテストについて

今回、8月7日に、最終選考会が東浩紀さん、小川一水さん、神林長平さん、早川書房・塩澤編集部長の4名により行なわれ、協議の結果、津久井五月さんの『コルヌトピア』と樋口恭介さんの『構造素子』が大賞に決定しました。

受賞者には大賞として賞牌、副賞100万円が贈られ、受賞作は早川書房より単行本及び電子書籍で刊行されます。

贈賞式は11月22日に開催。詳しい選評は『SFマガジン』12月号(10月25日発売)に掲載されます。

 
なお、今回の受賞者の、津久井五月(つくい・いつき)さんは、1992年生まれ。東京都在住。東京大学大学院工学系研究科所属。
第4回日経「星新一賞」学生部門にて、『天使と重力』で準グランプリを獲得しています。

樋口恭介(ひぐち・きょうすけ)さんは、1989年生まれ。岐阜県出身、愛知県在住。早稲田大学文学部卒。現在は会社員をされています。

 
【最終候補作品】
津久井五月さん 『コルヌトピア』
樋口恭介さん 『構造素子』
伊藤瑞彦さん 『赤いオーロラの街で』
愛内友紀さん 『スターダスト・レイン』
平島摂子さん 『オルゴール』
若里実さん 『記憶の熱量』

 

第6回ハヤカワSFコンテスト 募集概要

 
●対象:広義のSF。自作未発表の小説(日本語で書かれたもの)
※ウェブ上で発表した小説、同人誌などごく少部数の媒体で発表した小説の応募も可。ただし改稿を加えた上で応募し、選考期間中はウェブ上で閲覧できない状態にすること。

●応募資格:不問

●枚数:400字詰原稿用紙100~800枚程度(5枚以内の梗概を添付)

●締切:2018年3月31日(当日消印有効)

●発表 2018年5月に評論家による一次選考、6月に早川書房編集部による二次選考を経て、8月に最終選考会を行なう。結果はそれぞれ、早川書房ホームページ、早川書房『SFマガジン』『ミステリマガジン』で発表。

●賞:正賞/賞牌、副賞/100万円

●贈賞イベント:2018年11月開催予定

●出版:大賞は、長篇の場合は早川書房より単行本として刊行し、中篇の場合は『SFマガジン』に掲載したのち、他の作品も加えて単行本として刊行する。

※詳細は、http://www.hayakawa-online.co.jp/new/2017-06-26-133713.html をご確認ください。

 

 
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