「こわくて、たのしいスイスの絵本展」が神戸で開催 想像力をくすぐる、どこか懐かしくて不思議なスイスの絵本の世界へようこそ!
神戸ファッション美術館は1月30日(土)から特別展「こわくて、たのしいスイスの絵本展~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~」を開催します。
多くの優れた絵本作家を輩出してきたスイスから、エルンスト・クライドルフ、ハンス・フィッシャー、フェリックス・ホフマンの3人の巨匠の貴重な原画やリトグラフ、手描き絵本など約150点を、長野県の「小さな絵本美術館」協力のもと一堂に展示します。
スイスの文化が息づく絵本を紹介する展覧会が開催!
ヨーロッパの絵本の中で、スイス作家の作品は線や色彩の美しさで人気を獲得してきました。
エルンスト・クライドルフ(1863~1956年)は、アルプスの草花を擬人化した「花のメルヘン」などの作品で知られ、ヨーロッパの絵本作家の先駆者となりました。
また「こねこのぴっち」などの作品で世界中の子どもたちに愛されるハンス・フィッシャー(1909~1958年)の絵は流麗な線によって、生き生きと躍動しています。
さらに、フェリックス・ホフマン(1911~1975年)は、病気だった小さなわが子に贈った「おおかみと七ひきのこやぎ」など、優しさと厳しさが共存する絵画の世界が愛されてきました。
本展は、スイスを代表する3人の巨匠を取り上げ、長野県にある「小さな絵本美術館」の協力で、貴重な原画やリトグラフなど約150点を一堂に紹介します。
おなじみのグリム童話や、スイスの伝説…。同国の美しい風土、歴史、そして世界共通である親の愛情から生まれたスイス絵本の魅力、そのどこか怖くて楽しい世界へといざないます。
特別展「こわくて、たのしいスイスの絵本展~クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界~」 開催概要
■会場:神戸ファッション美術館(神戸市東灘区向洋町中2の9の1)
■開催期間:2021年1月30日(土)~3月28日(日)
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で変更の場合があります。
■休館日:月曜日
■開館時間:10時~18時(入館は17時30分まで)
■観覧料:一般1,000(800)円/65歳以上・大学生500(400)円/高校生以下無料
※神戸市内在住の65歳以上の方は無料
※カッコ内は有料入館者30人以上の団体料金
※小学生以下は保護者(大学生以上)の同伴が必要
※神戸ゆかりの美術館、小磯記念美術館の当日入館券(半券)で割引
■主催:神戸ファッション美術館、神戸新聞社、毎日新聞社
■後援:在日スイス大使館、サンテレビジョン、ラジオ関西
■協力:小さな絵本美術館、アサヒビール大山崎山荘美術館
■展示協力:大阪樟蔭女子大学
★詳細:https://www.fashionmuseum.or.jp/special/swiss_picturebook/
【展示構成】
〈グリム童話〉
◎エルンスト・クライドルフ「ふゆのはなし」(白雪姫との別れ)
◎ハンス・フィッシャー「ブレーメンのおんがくたい」
◎フェリックス・ホフマン「グリムの昔話」
〈スイスの世界〉
・エルンスト・クライドルフ「花のメルヘン」
・ハンス・フィッシャー「こねこのぴっち」
・フェリックス・ホフマン「スイスの伝説」
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