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【訃報】”気象エッセイスト”倉嶋厚さんが死去 NHKの気象解説で活躍

NHKの気象キャスターとして活躍した、エッセイストの倉嶋厚さんが、8月3日、がんのため埼玉県の病院で死去しました。93歳。葬儀は近親者で執り行います。

倉嶋厚さんは、1924年、長野市生まれ。1949年に、中央気象台付属気象技術官養成所研究科(現在・気象大学校)を卒業。気象庁防災気象官、主任予報官、札幌気象台予報課長、鹿児島気象台長などを歴任。1984年、気象庁定年退職後にNHK解説委員となり、『ニュースセンター9時』『にっぽん列島ただいま6時』などで気象キャスターを務め、人気となりました。その後、フリーとなり、講演活動などを行ってきました。

 
気象に関するエッセーを多数発表。また、2002年に刊行された、妻を亡くしたことをきっかけに患ったうつ病を克服した体験記『やまない雨はない 妻の死、うつ病、それから…』が話題となり、ドラマ化もされました。

1991年にフランス・国際気象フェスティバルのベストデザイン賞を、1996年にNHK放送文化賞、勲三等瑞宝賞受賞を受賞。

著書に、『暮らしの気象学』『癒しの季節ノート』『季節の366日話題事典』など多数。

 
ちなみに、倉嶋厚さんは「熱帯夜」という言葉をつくったことでも知られています。

 

やまない雨はない―妻の死、うつ病、それから… (文春文庫)
「伴侶との別れ」「うつ病」……幾多の壁を乗り越えた感動の手記。
妻の急逝に茫然自失、自殺を試みついに精神科に入院、ようやく回復するまでの嵐の日々を、元NHKお天気キャスタ?が率直に綴る。
「小春日和のような穏やかな暮らしを一変させた妻の入院、そしてあまりに唐突な末期ガン宣告。それは私にとって、すさまじい木枯らしの日々の始まりでした」。
長年連れ添った妻の急逝。深い悲しみの底に沈んだ筆者を襲った「後を追いたい」という衝動、そして「もっとこうしてあげればよかった」という「後悔の波」の連続。出口のないトンネルの中で自分自身を見失い、生きる意欲をなくし、どうしたら死ねるかということばかりを考えてしまうーー。
自殺のおそれのあるうつ病患者となって精神科に入院した元NHKお天気ニュースキャスターが、ようやく回復するまでの嵐の日々を率直に綴る。

 
暮らしの気象学
「江戸・東京お天気物語」「空にうかぶ金髪」など、40年近い気象予報官の体験をもとに、異常気象から天気予報まで、ユーモアを交えて描く気象エッセイ57篇。

 
【関連】
お天気博士 倉嶋 厚のホームページ

 


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