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【第42回講談社 本田靖春ノンフィクション賞・第36回講談社科学出版賞】ノンフィクション賞は片山夏子さんと吉田千亜さん、科学出版賞は菅沼悠介さんが受賞

第42回講談社 本田靖春ノンフィクション賞と第36回講談社科学出版賞が決定!

第42回講談社 本田靖春ノンフィクション賞と第36回講談社科学出版賞が決定!

講談社は7月16日、第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」および第36回「講談社科学出版賞」の受賞作品を発表しました。

 

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」受賞作品

第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」の受賞作品は、次の通り決定しました。

 
<第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」 受賞作品>

◎片山夏子(かたやま・なつこ)さん
『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』(朝日新聞出版)

◎吉田千亜(よしだ・ちあ)さん
『孤塁 双葉郡消防士たちの 3・11』(岩波書店)

 
受賞者の片山夏子さんと吉田千亜さんには、賞状・記念品および副賞100万円が贈られます。

選考委員は、魚住昭さん、後藤正治さん、最相葉月さん、中沢新一さん。

 
なお、「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」は、1979年に創始された「講談社ノンフィクション賞」を2019年(前回)より改称したものです。講談社が2019年に創業110周年という節目の年を迎えるにあたり、戦後日本を代表するノンフィクションの書き手の一人・本田靖春さん(1933~2004)の名を冠することとなりました。

 
<参考>最終候補作品

◎片山夏子さん 『ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録』(朝日新聞出版)
◎竹中明洋さん 『殺しの柳川 日韓戦後秘史』(小学館)
◎常井健一さん 『無敗の男 中村喜四郎 全告白』(文藝春秋)
◎濱野ちひろさん『聖なるズー』(集英社)
◎森功さん   『官邸官僚 安倍一強を支えた側近政治の罪』(文藝春秋)
◎吉田千亜さん 『弧塁 双葉郡消防士たちの 3・11』(岩波書店)

 

第36回「講談社科学出版賞」受賞作品

第36回「講談社科学出版賞」の受賞作品は、次の通り決定しました。

 
<第35回「講談社科学出版賞」 受賞作品>

菅沼悠介(すがぬま・ゆうすけ)さん
『地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか』(講談社/ブルーバックス)

 
受賞者の菅沼悠介さんには、賞状・記念品および副賞100万円が贈られます。

選考委員は、黒田玲子さん、小林誠さん、竹内薫さん、西成活裕さん、藤嶋昭さん

 

ふくしま原発作業員日誌 イチエフの真実、9年間の記録
片山 夏子 (著)

青木理氏も絶賛した東京新聞記者9年に渡る壮絶な「現場」取材
終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの生の声が詰まった一冊
箝口令が敷かれた作業員たちを、東京新聞記者が9年にわたり取材して見えてきた、福島第一をめぐる真実。

【終わらない廃炉、イチエフ作業員たちの声】
「誰かがやらなきゃらないなら俺が……」(47歳・下請け作業員)
「ゼネコンはいいなあ。俺らは原発以外仕事がないから、使い捨て」(35歳・カズマさん)
「自分は“高線量要員”だった」(45歳・下請け作業員)
「作業員が英雄視されたのなんて、事故後のほんの一瞬」(56歳・ヤマさん)
「地元では、東電社員になることは憧れだった」(30代・下請け作業員)

【内容】
水素爆発が何度も発生し、高い被ばくをする危険な場所で、命を賭してまで働くのはなぜなのか――
2011年3月に起こった福島第一原発事故当初から、片山記者が抱えてきた疑問を胸に、作業員たちへの取材がはじまった。

高線量下で日当6500円、7次請け、8次請け……原発の多重下請け構造、政府の事故収束宣言とともに悪化する作業員たちの待遇、1日400トン生まれる汚染水との闘い、作業員の被ばく隠し、がん発病と訴訟……、作業員たちの生の声を9年間聞き続けて浮き彫りになった、福島第一をめぐる真実。

孤塁 双葉郡消防士たちの3.11
吉田 千亜 (著)

われわれは生きて戻れるのか? ――原発が爆発・暴走するなか、地震・津波被害者の救助や避難誘導、さらには原発構内での給水活動や火災対応にもあたった福島県双葉消防本部一二五名の消防士たち。原発事故ゆえ他県消防の応援も得られず、不眠不休で続けられた地元消防の活動と葛藤を、消防士たちが初めて語った。一人ひとりへの丹念な取材にもとづく渾身の記録。

地磁気逆転と「チバニアン」 地球の磁場は、なぜ逆転するのか (ブルーバックス)
菅沼 悠介 (著)

今、地球の磁場が徐々に弱まっている
――これは地磁気逆転の前兆なのか?
その謎を解くカギは、新・地質年代「チバニアン」が握っていた!
「チバニアン」申請チームを牽引した著者による徹底解説!

地質年代「チバニアン」――地球史に、初めて日本の地名が刻まれた。その決め手となったのは、千葉の地層から見つかった「地磁気逆転」の痕跡。かつて地球には、磁石が南を指す時代があったのだ。
なぜ地磁気は逆転するのか。次はいつなのか。そのとき、地球はどうなってしまうのか。最新研究で、地球科学最大の謎にどこまで迫れるか?磁石の発見からチバニアン誕生までを紐解く!

 
【関連】
第42回「講談社 本田靖春ノンフィクション賞」、第36回「講談社科学出版賞」決定のお知らせ〔PDF〕

 


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