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奈倉有里さん『ことばの白地図を歩く』刊行記念!奈倉有里さん×野崎歓さんトークイベントを開催

ロシア文学研究者/翻訳者・奈倉有里さん著『ことばの白地図を歩く』が創元社より刊行されました。これを記念して、ジュンク堂書店池袋本店にて、奈倉有里さんとフランス文学者/翻訳家の野崎歓さんによるオンライントークイベントが7月8日(土)に開催されます。

 

〈シリーズ「あいだで考える」リレートーク 『ことばの白地図を歩く』(創元社)刊行記念 奈倉有里さん×野崎歓さんトークイベント「翻訳と魔法のあいだで考える」〉開催概要

本書『ことばの白地図を歩く』は、ロシア文学の研究者であり翻訳者である奈倉有里さんが、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語った一冊です。

 
今回のイベントでは、奈倉有里さんとフランスの近・現代文学を専門に研究する野崎歓さんが対談し、お二人が「専門とする言語にどのように出会い、学んでいったのか」「10代のころの読書体験や印象的な本」「留学先でのエピソード」「読書体験という”魔法”を他言語に翻訳することの面白さと難しさ」などについて語り合います。

 
■開催日時:2023年7月8日(土)14:00~15:30
※配信終了から1週間、アーカイブ配信あり

■開催場所:オンライン

■登壇者:奈倉有里さん、野崎歓さん

■チケット
◎視聴チケット:1,100円(税込)
◎視聴チケット+書籍:2,310円(税込、送料別)

■視聴チケット販売期間:2023年7月8日(土)13:30まで

★詳細&申込み:https://online.maruzenjunkudo.co.jp/products/j70019-230708

 

登壇者プロフィール

 
■奈倉有里(なぐら・ゆり)さん

ロシア文学研究者、翻訳者。1982年12月6日生まれ、東京都出身。2002年からペテルブルグの語学学校でロシア語を学び、その後モスクワに移住、モスクワ大学予備科を経て、ロシア国立ゴーリキー文学大学に入学、2008年に日本人として初めて卒業し、「文学従事者」という学士資格を取得。東京大学大学院修士課程を経て博士課程満期退学。博士(文学)。研究分野はロシア詩、現代ロシア文学。

2021年、博士論文『アレクサンドル・ブローク 批評と詩学 ――焼身から世界の火災へ――』で第2回東京大学而立賞、2022年『夕暮れに夜明けの歌を 文学を探しにロシアに行く』で第32回紫式部文学賞、同年『アレクサンドル・ブローク 詩学と生涯』で第44回サントリー学芸賞を受賞。

訳書に、ミハイル・シーシキン『手紙』、リュドミラ・ウリツカヤ『陽気なお葬式』、フョードル・ドストエフスキー『白夜』『未成年(縮約版)』、ウラジーミル・ナボコフ『マーシェンカ』、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』、(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『亜鉛の少年たち』(日本翻訳家協会賞・翻訳特別賞受賞)、サーシャ・フィリペンコ『赤い十字』ほか多数。

 
■野崎歓(のざき・かん)さん

フランス文学者、翻訳家、エッセイスト。1959年生まれ、新潟県出身。東京大学文学部仏文科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程進学(1989年中途退学)。1985年から1989年、パリ第3大学仏文科博士課程留学。一橋大学法学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科助教授、同大学院人文社会系研究科准教授、同教授などを歴任。東京大学名誉教授。文学研究のみならず、映画や文芸評論、エッセイなど幅広く活躍。

2000年にベルギー・フランス語共同体翻訳賞、2001年『ジャン・ルノワール 越境する映画』でサントリー学芸賞「社会・風俗」部門、2006年『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、2011年『異邦の香り ネルヴァル「東方紀行」論』で読売文学「研究・翻訳賞」、2019年『水の匂いがするようだ 井伏鱒二のほうへ』で角川財団学芸賞、2021年に小西国際交流財団日仏翻訳文学賞特別賞を受賞。

著書に『夢の共有 文学と翻訳と映画のはざまで』『こどもたちは知っている 永遠の少年少女のための文学案内』『フランス文学と愛』『翻訳教育』『アンドレ・バザン 映画を信じた男』『無垢の歌――大江健三郎と子供たちの物語』など、訳書にサン= テグジュペリ『ちいさな王子』、スタンダール『赤と黒』、ヴィアン『うたかたの日々』、ネルヴァル『火の娘たち』、ボリス・ヴィアン『北京の秋』など。

 

ことばの白地図を歩く: 翻訳と魔法のあいだ (シリーズ「あいだで考える」)
奈倉 有里 (著)

ロシア文学の研究者であり翻訳者である著者が、自身の留学体験や文芸翻訳の実例をふまえながら、他言語に身をゆだねる魅力や迷いや醍醐味について語り届ける。
「異文化」の概念を解きほぐしながら、読書体験という魔法を翻訳することの奥深さを、読者と一緒に“クエスト方式”で考える。
読書の溢れんばかりの喜びに満ちた一冊。
(装画:小林マキ)

 
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7/8 シリーズ「あいだで考える」リレートーク 『ことばの白地図を歩く』(創元社)刊行記念 奈倉有里さん×野崎歓さんトークイベント「翻訳と魔法のあいだで考える」 – 丸善ジュンク堂書店オンラインイベント

 


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