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【第160回芥川賞&直木賞】芥川賞に上田岳弘さん『ニムロッド』と町屋良平さん『1R1分34秒』、直木賞に真藤順丈さん『宝島』

第160回芥川龍之介賞および直木三十五賞の選考委員会がともに、1月16日午後4時より築地・新喜楽で開催され、それぞれ受賞作品が決定しました。

 

芥川賞は上田岳弘さんが3度目、町屋良平さんが2度目のノミネートで受賞!

第160回芥川賞は、下記候補作品の中から上田岳弘さんの『ニムロッド』町屋良平さんの『1R1分34秒』が受賞作品に決定しました。

 
上田岳弘さんは、1979年生まれ。早稲田大学法学部卒業。2013年「太陽」で新潮新人賞、2015年「私の恋人」で三島由紀夫賞を受賞。2018年『塔と重力』で第68回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞しています。

町屋良平さんは、1983年生まれ。埼玉県立越ヶ谷高校卒業。2016年「青が破れる」で文藝賞を受賞しています。

 
【芥川賞 候補作】〔敬称略〕
◎上田岳弘(うえだ・たかひろ)『ニムロッド』(『群像』12月号 掲載)
◎鴻池留衣(こうのいけ・るい)『ジャップ・ン・ロール・ヒーロー』(『新潮』9月号 掲載)
◎砂川文次(すなかわ・ぶんじ)『戦場のレビヤタン』(『文學界』12月号 掲載)
◎高山羽根子(たかやま・はねこ)『居た場所』(『文藝』冬季号 掲載)
◎古市憲寿(ふるいち・のりとし)『平成くん、さようなら』(『文學界』9月号 掲載)
◎町屋良平(まちや・りょうへい)『1R(いちらうんど)1分34秒』(『新潮』11月号 掲載)

 

第160回芥川賞受賞 ニムロッド
それでも君はまだ、人間でい続けることができるのか。
あらゆるものが情報化する不穏な社会をどう生きるか。
新時代の仮想通貨小説。

仮想通貨をネット空間で「採掘」する僕・中本哲史。
中絶と離婚のトラウマを抱えた外資系証券会社勤務の恋人・田久保紀子。
小説家への夢に挫折した同僚・ニムロッドこと荷室仁。……
やがて僕たちは、個であることをやめ、全能になって世界に溶ける。「すべては取り換え可能であった」という答えを残して。 ……

 
新潮 2018年 11 月号
◆1R1分34秒[一八〇枚]/町屋良平
拳を握る。どうしてぼくはプロボクサーになったのだろう? 小説の身体的・ 真剣勝負。

 

直木賞は、真藤順丈さんが初ノミネートで受賞!

第160回直木賞は、下記候補作品の中から真藤順丈さんの『宝島』が受賞作品に決定しました。

真藤順丈さんは、1977年生まれ。2008年『地図男』でダ・ヴィンチ文学賞大賞を受賞しデビュー。同年『庵堂三兄弟の聖職』で日本ホラー小説大賞、『東京ヴァンパイア・ファイナンス』で電撃小説大賞銀賞、『RANK』でポプラ社小説大賞特別賞をそれぞれ受賞。2018年『宝島』で山田風太郎賞を受賞しています。

 
【直木賞 候補作】〔敬称略〕
◎今村翔吾(いまむら・しょうご)『童(わらべ)の神』(角川春樹事務所)
◎垣根涼介(かきね・りょうすけ)『信長の原理』(KADOKAWA)
◎真藤順丈(しんどう・じゅんじょう)『宝島』(講談社)
◎深緑野分(ふかみどり・のわき)『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)
◎森見登美彦(もりみ・とみひこ)『熱帯』(文藝春秋)

 

宝島
英雄を失った島に、新たな魂が立ち上がる。固い絆で結ばれた三人の幼馴染み、グスク、レイ、ヤマコ。生きるとは走ること、抗うこと、そして想い続けることだった。少年少女は警官になり、教師になり、テロリストになり―同じ夢に向かった。超弩級の才能が放つ、青春と革命の一大叙事詩!!

 

芥川賞と直木賞について

芥川賞と直木賞は、1935(昭和10)年に制定され、芥川賞は新聞・雑誌(同人雑誌を含む)に発表された純文学短編作品、直木賞は新聞・雑誌(同)・単行本として発表された短編および長編の大衆文芸作品の中から優れた作品に贈られます。

芥川賞は主に無名・新進作家が、直木賞は無名・新進・中堅作家が対象となります。受賞者には正賞として時計、副賞として賞金100万円が授与されます。

 
【関連】
芥川龍之介賞|公益財団法人日本文学振興会
直木三十五賞|公益財団法人日本文学振興会

 


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