千早茜さん初エッセイ集『わるい食べもの』刊行記念!イラストレーター・北澤平祐さんのパネル展を開催
作家・千早茜さんの初エッセイ集『わるい食べもの』刊行を記念して、装画と挿画を手がけた人気イラストレーター・北澤平祐さんのイラストと本文テキストのコラボパネル展が、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店にて2019年1月20日まで開催中です。
人気イラストレーター・北澤平祐さんの装画と全挿画をフルカラーで展示
『男ともだち』や尾崎世界観さんとの共著『犬も食わない』が話題の作家・千早茜さんの初エッセイ集『わるい食べもの』が発売されました。
装画と挿画を手がけたのは、書籍装画をはじめCDジャケット、洋菓子のパッケージや広告など幅広く活躍するイラストレーターの北澤平祐さん。
本書の刊行を記念して、Web連載時の全挿画に書き下ろし挿画2点と装画を加えたイラスト全14点と、イラストにインスピレーションを与えた本文の一部抜粋がパネルで展示されます。会期中は、数量限定のオリジナルポストカードセットも販売。
『わるい食べもの』刊行記念パネル展 開催概要
■会期:2018年12月26日(水)~2019年1月20日(日)
◎1月1日は定休日です。
◎1月3日と5日は催事のため展示は一時休止となります。
■会場:MARUZEN&ジュンク堂書店 渋谷店 7階特設スペース
◎URL:http://www.junkudo.co.jp/mj/store/store_detail.php?store_id=2
■入場料:無料
『わるい食べもの』について
「いい食べもの」はもうたくさん。
気高き毒気が冴えわたる、異色の食エッセイ。
Web連載中からファンを増やし続けた話題作が、ついに書籍化!
幼少期をアフリカで過ごし、デビュー作『魚神(いおがみ)』が小説すばる新人賞と泉鏡花文学賞をダブル受賞。『男ともだち』でも高い評価を得るなど文芸界のフロントを駆ける作家が、「食」をテーマに幼少期の記憶から創作の裏側、世の中への疑問まで多彩につづる初のエッセイ集。
「いい食べもの」情報が氾濫する今だからこそ、「わるい」を追求することで食の奥深さを味わい、ひいては生き方そのものを問う意欲作。人気イラストレーター・北澤平祐さんの挿画も多数収録。
◎アフリカ時代に経験した、米とアイデンティティの関係性…「おかかごはん」
◎お洒落カフェで体にいいメニューを選んだら「鳥の餌」になった話…「『いい』食べもの」
◎映画『グラディエーター』における衝撃の食シーン…「パンを投げる」
◎食い尽くすはずが「食われた」、尾道の思い出…「ひとり旅」 etc.
◆発行:ホーム社・発売:集英社/四六判ハードカバー/208ページ/定価:本体1400円+税
千早茜さん プロフィール
千早茜(ちはや・あかね)さんは、1979年生まれ。北海道出身。小学生時代の大半をアフリカで過ごす。立命館大学文学部卒業。
2008年「魚神(いおがみ)」で小説すばる新人賞を受賞しデビュー。同作で泉鏡花文学賞を受賞。2013年『あとかた』で島清恋愛文学賞を受賞、直木賞候補に。2014年『男ともだち』が直木賞候補、吉川英治文学新人賞候補となる。
近著に『人形たちの白昼夢』『クローゼット』『正しい女たち』など、共著に『犬も食わない』がある。本書が初のエッセイ集となる。
北澤平祐さん プロフィール
北澤平祐(きたざわ・へいすけ)さんは、神奈川県横浜市生まれ。東京都在住。アメリカに16年間在住後、帰国し、イラストレーターとしての活動を開始。書籍装画やCDジャケット、広告、パッケージ、プロダクトまで国内外の幅広い分野でイラストを提供。
『これはペンです』(円城塔さん著)の装画で、講談社IN☆POCKET文庫装幀大賞を受賞。
【各氏絶賛!!】
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チハヤは、見た目こそお洒落さんだが、中身は偏屈なジジイだ。
彼女が自分を基準に普通だと思っていることは、たいがいおかしい。
そんなチハヤがあるとき真顔で、
「エッセイってどう書くのかわからなくて……」と言った。
何を言ってるんだ、こんな凄いものを書いておいて。
千早茜はやっぱりおかしい。―― 作家・村山由佳
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ユーモラスな毒と愛を持って綴られた食べ物たちは、
驚くほど魅惑的だ。
千早茜さんのエッセイは、日常的な食事さえも、
特別な一口に変えてしまう。―― 作家・島本理生
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