金原ひとみさん〈ルーティンを愛する45歳事務職×ホスクラ通いの20代パリピ編集者〉『ナチュラルボーンチキン』が刊行

金原ひとみさん著『ナチュラルボーンチキン』(河出書房新社)
2024年5月にAmazon オーディブル(Audible)の〈オーディオファースト作品〉として先行配信されていた作品を単行本化した、芥川賞作家・金原ひとみさんの書き下ろし小説『ナチュラルボーンチキン』が河出書房新社より刊行されました。
「登場人物全員が愛おしい」「今の自分に必要な作品」「最後は感涙」……650件を超える絶賛レビューを集めた新作小説を書籍化
この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です。
――金原ひとみさん
すばる文学賞、芥川賞、織田作之助賞、Bunkamuraドゥマゴ文学賞、渡辺淳一文学賞、谷崎潤一郎賞、柴田錬三郎賞、19歳で小説家デビューしてから20年以上の間、小説の最前線を牽引してきた金原ひとみさん。
その新作小説『ナチュラルボーンチキン』は、〈ルーティンを愛する45歳事務職〉×〈ホスクラ通いの20代パリピ編集者〉、世代を超えた女性2人による心揺さぶるエンターテインメント小説です。
かつてあった結婚生活の中で、数限りある希望を踏み潰されてしまった傷をもつ45歳の浜野文乃(はまの・あやの)。スケボーで通勤、転んで捻挫したと在宅ワークを強行しながらホスクラ通いを続ける破天荒な入社5年目社員・平木直理(ひらき・なおり)。職務を通じて年下の平木に出会った浜野は、彼女に導かれるように傷と向きあい本当の自分を取り戻し、新しい人生へと踏み出していきます。
<「この本は希望」 発売前から絶賛の嵐が吹き荒れる…!>
河出書房新社では発売前に本書の社内読書会を開催し、あらゆる世代と性別の従業員から共感の声が上がりました。単行本に先行して配信したAmazonオーディオブックAudible、事前に読んでいただいた書店担当者からも、数多くの絶賛コメントが寄せられています。
金原ひとみさんに一生ついていきます
――紀伊國屋書店さいたま新都心店 大森輝美さん
私のための 「君たちはどう生きるか」ではないか。
――田村書店吹田さんくす店 村上望美さん
置かれた状況なんて全然違うのに共感しまくり。
――未来屋書店名取店 髙橋あづささん
大人だって感情を持ってよかったんだ。
――新潟市萬松堂 渡邉典朋さん
ずっとこの物語に浸っていたい。 今年一心に刺さった作品!!
――紀伊國屋書店久留米店 池尻真由美さん
これはバイブル。中年女性のバイブルだ!!
――文真堂書店ビバモール本庄店 新井さゆりさん
人生ってきっとこんな奇跡が たくさん転がってるんだろうなぁ。 幸福感いっぱいです!
――紀伊國屋書店京橋店 坂上麻季さん
大きな氷が融け出し、中の不純物が 日にさらされ浄化されていくさまを見た。
――ジュンク堂書店芦屋店 山ノ井さよりさん
人生いつどこで大逆転があるか分からない!捨てたもんじゃないな。おじさん以上おばさん以上が元気になれるサプリメントのような小説。
――ブックスページワンIY赤羽店 清宮久雄さん
今日と一週間前と一ヶ月前の記憶の区別があんまりつかないんだけど別にいいやー、と思っているひと(わたしだ!)全員に、「まずは読んでみて!」とオススメしてまわりたい。
――福岡金文堂行橋店 富山未都さん
著者プロフィール

金原ひとみさん (c)宇壽山貴久子
金原ひとみ(かねはら・ひとみ)さんは、1983年生まれ、東京都出身。2003年『蛇にピアス』ですばる文学賞を受賞しデビュー。翌年、同作で芥川賞を受賞。
2010年『TRIP TRAP(トリップ・トラップ)』で織田作之助賞、2012年『マザーズ』でBunkamuraドゥマゴ文学賞、2020年『アタラクシア』で渡辺淳一文学賞、2021年『アンソーシャル ディスタンス』で谷崎潤一郎賞、2022年『ミーツ・ザ・ワールド』で柴田錬三郎賞を受賞。
著書に『アッシュベイビー』『AMEBIC』『オートフィクション』『ハイドラ』『持たざる者』『マリアージュ・マリアージュ』『軽薄』『fishy』『デクリネゾン』『腹を空かせた勇者ども』『ハジケテマザレ』、エッセイにパリでの移住生活、そして帰国後の東京での日々を綴った『パリの砂漠、東京の蜃気楼』などがある。
![]() | ナチュラルボーンチキン 金原 ひとみ (著) この物語は、中年版『君たちはどう生きるか』です――金原ひとみ。45歳一人暮らし労務課勤務のルーティン女、イレギュラーに会う。 装画:OJIYU |
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