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【訃報】漫画家・土山しげるさんが死去 『極道めし』『野武士のグルメ』など

漫画家の土山しげる(つちやま・しげる)さんが5月24日、がんのため死去しました。68歳。石川県金沢市出身。葬儀は親族のみで執り行われました。

 
土山しげるさんは、1950年生まれ。望月三起也さんのアシスタントを経て、1973年に『月刊少年チャンピオン』(秋田書店)にて『ダラスの熱い日』でデビュー。

1995年にB級グルメマンガ『喧嘩ラーメン』を描き、それ以降『食キング』『極道めし』『勤番グルメ ブシメシ!』『荒野のグルメ』『〆のグルメ』、久住昌之さん原作『野武士のグルメ』など数多くのグルメ漫画を手掛けています。

2007年に『喰いしん坊!』で日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。2010年より大阪芸術大学の客員教授。

 

喰いしん坊! 1
趣味は食べ歩きというサラリーマン・大原満太郎。金欠の月末、「カツ丼10杯30分以内に完食したら一万円進呈」というチャレンジメニューに挑戦したが…!?読むほどに食欲を掻き立てられ、かつてない感覚を味わわせてもらうことウケアイ! これを読まなきゃグルメ漫画は語れない!

 
極道めし : 1 (アクションコミックス)
全国から極道たちが集まる浪花南刑務所…。毎年、クリスマス・イブの夜に密やかに開かれる男たちの闘いがあった。刑務所では年に一度の楽しみとして、誰が心待ちにしている“おせち料理”を賭けての“めし”自慢バトル!! 待望のおせち料理は誰の手に?

 
漫画版 野武士のグルメ
久住昌之と土山しげるが初タッグで描く、孤独な「食」との戦い。ひとり飯の世界を綴ったエッセイ『野武士のグルメ』が遂にコミック化。決して豪華な料理じゃないけれど、胃袋をジワジワ刺激する「食」が満載。オリジナル描き下ろし編を含む、全9話を収録。

定年を迎えたばかりの香住武(60歳)は、第二の人生を静かに歩きはじめた。ある日の昼下がり、散歩の途中で小腹が空いた香住は、ソースの焦げた匂いに誘われて一件の食堂へ。夏の名残、少し歩くと汗ばむ九月。壁のメニューに「ビール」をみつけ、迷いながらも注文。35年のサラリーマン生活では平日の昼間にビールなんて考えられなかった。罪悪感、優越感、高揚感が頭を渦巻く。だが、その瞬間に一杯の旨さ、ひとり飯の快感に出会ってまう。それをきっかけに香住の「ひとり飯」との戦いが始まるのだが、そのハードルは意外に高く、彼を思い悩ませてばかり……。だが、食べたいものが脳裏に浮かぶと、もう食べずにはいられないのだ!!

 


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