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『総特集 佐藤史生』が刊行 佐藤史生さん短編集『夢喰い』も同時発売

『総特集 佐藤史生』(河出書房新社)

『総特集 佐藤史生』(河出書房新社)

『総特集 佐藤史生 少女マンガが夢見た未来』『佐藤史生 傑作短編集 夢喰い』が河出書房新社より同時刊行されました。

 

80年代、少女マンガSFが到達した高み!

2010年に脳腫瘍で急逝した漫画家・佐藤史生さん。
誰もが絶賛したその知性と、卓抜した画力から紡ぎ出された作品群は、少女マンガファンのみならず多くの読者を熱狂させました。

 
今回発売された『総特集 佐藤史生』は初の丸ごと一冊総特集、初公開の直筆資料や貴重なマンガ2本を含む全200ページで構成されています。

在りし日を知る豪華ゲスト、萩尾望都さん、木原敏江さん、坂田靖子さん、森脇真末味さん、徳永メイさんによる新規インタビューや寄稿を収録。萩尾望都さんはマンガ8ページ、森脇真末味さんはマンガ4ページを本書のために描き下ろしています。

初公開の手紙や写真、過去資料など、美麗カラー図版も多数収録した充実の内容となっています。

<本書の構成>

●カラーイラストギャラリー
代表作「夢みる惑星」「ワン・ゼロ」を中心とした美麗カラーイラストを多数掲載!

●スペシャル企画
「坂田靖子が語る佐藤史生」
出会いは10代。
まだお互いに何者でもなかった頃から、数え切れないほどの夜を語り明かし、長い手紙を交換しあった佐藤史生と坂田靖子。
「本当にただただ普通の、仲良しの友達だった」
そんな二人の思い出をもとに、佐藤史生の生前を偲ぶ2024年3月のインタビュー。

●初公開の手紙や写真を多数掲載

●特別寄稿
萩尾望都、木原敏江、森脇真末味

●インタビュー
「史生さんは『夢みる惑星』のイリスのような人です」
長年の友人であり、「精霊王」「タオピ」などの原案提供者として共に作品づくりをしてきた徳永メイが語る、漫画家・佐藤史生。

●貴重な本人インタビュー&エッセイ

●マンガ2本
「雨の竜」巻頭カラー4ページ含む36ページ
「青猿記」51ページ

●家族ページ
姉が語る「妹・佐藤史生の思い出」

●未発表スケッチ 大公開!

●作品リスト・年譜などのデータも充実!

 

佐藤史生さん傑作短編集『夢喰い』

佐藤史生さん著『傑作短編集 夢喰い』(河出書房新社)

佐藤史生さん著『傑作短編集 夢喰い』(河出書房新社)

『総特集 佐藤史生』と同時に、70~80年代の傑作短編を集成した『傑作短編集 夢喰い』も発売されました。

 
代表作「ワン・ゼロ」の原型となった「夢喰い」ほか、「金星樹」「レギオン」「阿呆船」などを収載。「一角獣にほほえみを」は写植文字を使わずに、手描きネームのままで掲載。

巻末企画として、佐藤史生さんのスケッチブックより初公開となる貴重なスケッチや構想メモなども掲載されています。

 
不穏だが優しく、果てしなく美しい、唯一無二の世界を映し出す佐藤史生ワールド。少女マンガSFが到達した高みと称賛される作家の傑作8編をお楽しみください。

 
【収録作品】
「金星樹」
「レギオン」
「阿呆船」
「夢喰い」
「バナナ・トリップに最良の日」
「羅陵王」
「塵の天使」
「一角獣にほほえみを」

 

佐藤史生(さとう・しお)さん プロフィール

漫画家。1950年12月6日生まれ、宮城県登米郡(現・登米市)出身。1977年デビュー。主にSF・ファンタジーを得意とする。

1980年『プチフラワー』創刊号にて「竜の谷」を発表。後に「夢みる惑星」として連載化。1984年まで続く代表作となる。
他の代表作に「金星樹」「ワン・ゼロ」など。

デビュー以前は萩尾望都さんや竹宮惠子さんらのアシスタントをしており、大泉時代に親交を深めた人物としても知られる。2010年に脳腫瘍で死去。享年59歳。

 

総特集 佐藤史生 ― 少女マンガが夢見た未来 ―
佐藤 史生 (著)

80年代、少女マンガSFが到達した高み。
佐藤史生が遺した仕事をたどる決定版!

初公開の直筆資料を含む全200ページ、
初の丸ごと一冊総特集!

2010年に急逝した漫画家・佐藤史生。
誰もが絶賛したその知性と卓抜した画力から紡ぎ出された作品群は、クールなのにあたたかく、不穏だが優しい。
果てしなく美しい、唯一無二の世界を映し出す。

在りし日を知る豪華ゲストによる新規インタビューや寄稿、初公開の手紙や写真などに加え、作品解説・作品リストなどのデータも大充実!

佐藤史生 傑作短編集 夢喰い
佐藤 史生 (著)

少女マンガの知的存在・佐藤史生。
1980年代、少女マンガSFが到達した高み。

唯一無二の世界を映し出す全8編。
極上の300ページ!

2010年に急逝した漫画家・佐藤史生。
誰もが絶賛したその知性、そして卓抜した画力から紡ぎ出された代表作「金星樹」ほか、70~80年代の傑作短編・全8編を集成。
不穏だが優しく、果てしなく美しい――。

 


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