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『センス・オブ・ワンダー』刊行記念!森田真生さんトークライブを開催

筑摩書房は、先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソンが最後に遺した未完の作品『センス・オブ・ワンダー』を、独立研究者・森田真生さんの新訳で3月23日(土)に刊行します。

これを記念して、青山ブックセンター本店にて、森田真生さんによるトークライブが4月14日(日)に開催されます。

 

「『センス・オブ・ワンダー』(筑摩書房) 刊行記念 森田真生トークライブ」開催概要

今回のイベントでは、独立研究者・森田真生さんによる新訳と、「その続き」として森田さんが描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成された『センス・オブ・ワンダー』の刊行を記念して、森田さんが、翻訳を通して考えたこと、見えてきたこと、そして本書を通して、届けていきたいことなどについて語ります。

 
■開催日時:2024年4月14日(日)14:00~16:30(開場 13:30~)

■料金:4,400円(税込)

■定員:100名

■会場:青山ブックセンター本店 大教室(東京都渋谷区神宮前5-53-67)

★詳細&申込み:https://aoyamabc.jp/collections/event/products/2024-4-14

 

著者プロフィール

 
■著者:レイチェル・カーソン(Rachel Carson)さん

1907-1964年。ジョンズ・ホプキンズ大学で生物学を学ぶ。アメリカ合衆国漁業局に勤務したのち作家生活に入る。

1962年、鳥や人に無害な「奇跡の化学物質」とされ、殺虫剤や農薬に広く使われたDDTの危険性をいちはやく告発した『沈黙の春』を上梓。世界的な禁止運動の端緒となり、環境保護の先鞭をつけた。

『センス・オブ・ワンダー』は1956年に雑誌発表、未完のままに死後単行本化された。ほか著書に『潮風の下で』『われらをめぐる海』『海辺』などがある。

 
■訳とそのつづき:森田真生(もりた・まさお)さん

1985年生まれ、東京都出身。京都を拠点に研究・執筆の傍ら、、国内外で「数学の演奏会」や「数学ブックトーク」など、ライブ活動を行う。

2015年10月刊行のデビュー作『数学する身体』で第15回小林秀雄賞、2022年『計算する生命』で第10回河合隼雄学芸賞を受賞。

著書に『数学の贈り物』『僕たちはどう生きるか』『偶然の散歩』、絵本『アリになった数学者』(絵:脇坂克二さん)、編著に岡潔さん著『数学する人生』など。

 

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センス・オブ・ワンダー
レイチェル・カーソン (著), 森田 真生 (著), 西村 ツチカ (イラスト)

「ここにきてよかったね」
この星はすべての生命を祝福している。

世界的ベストセラー『センス・オブ・ワンダー』待望の新訳
さらにその未完の作品を今京都から書き継ぐ

先駆的に化学物質による環境汚染を訴え、今に続く環境学の嚆矢ともなった『沈黙の春』の著者であり科学者であるレイチェル・カーソン。そのカーソンの最後に遺した未完の作品が『センス・オブ・ワンダー』だ。

本書は独立研究者・森田真生による新訳と、「その続き」として森田が描く「僕たちの『センス・オブ・ワンダー』」で構成する。カーソンが残した問いかけに応答しつつ、70年後の今を生きる森田の問題意識に基づいた、新しい読み解き、新しい人間像の模索を行う。

——
地球の美しさをよく観察し、深く思いをめぐらせていくとき、いつまでも尽きることがない力が、湧き出してきます。鳥の渡りや潮の満ち引き、春を待つ蕾の姿には、それ自体の美しさだけでなく、象徴的(シンボリック)な美しさがあります。
(レイチェル・カーソン「センス・オブ・ワンダー」より)

これから生まれてくるすべての子どもたちが、「きてよかったね」と心から思える、そういう世界を作り出していくこと。僕たちが何度でも新たに、それぞれの「センス・オブ・ワンダー」を生き、書き継いでいこうとしているのもまた、このためなのである。 (森田真生「結 僕たちの「センス・オブ・ワンダー」へ」より)

 
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【4/14(日)】『センス・オブ・ワンダー』刊行記念 森田真生トークライブ – 青山ブックセンター本店

 


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