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『不機嫌な英語たち』吉原真里さん×『開墾地』グレゴリー・ケズナジャットさん特別対談&サイン会を開催

『不機嫌な英語たち』(晶文社)を上梓した吉原真里さんと、「第168回芥川賞」候補作『開墾地』(講談社)を上梓したグレゴリー・ケズナジャットさんによる特別対談「言葉で語る、言葉を語る」が、青山ブックセンター本店にて3月22日(金)に開催されます。イベント終了後には、サイン会も行われる予定です。

 

特別対談「言葉で語る、言葉を語る」開催概要

今回の対談では、アメリカで暮らし、英語/日本語で執筆を重ねる吉原真里さんと、日本で暮らし日本語で小説を書くアメリカ人であるグレゴリー・ケズナジャットさんが、「越境」「人種」「アイデンティティ」「帰郷への思い」などについて語り合います。
また、トーク終了後にはサイン会を行われます。

 
■開催日時:2024年3月22日(金)19:00~20:30(開場 18:30~)

■料金:1,540円(税込)

■定員:80名

■会場:青山ブックセンター本店 大教室

★詳細&申込み:https://aoyamabc.jp/collections/event/products/3-22

 

登壇者プロフィール

 
■吉原真里(よしはら・まり)さん

1968年ニューヨーク生まれ、東京都大田区育ち。東京大学教養学部卒業、米国ブラウン大学博士号取得。ハワイ大学アメリカ研究学部教授。専門はアメリカ文化史、アメリカ=アジア関係史、ジェンダー研究など。2023年『親愛なるレニー レナード・バーンスタインと戦後日本の物語』で第11回河合隼雄物語賞を受賞

著書に『アメリカの大学院で成功する方法』『ドット・コム・ラヴァーズ──ネットで出会うアメリカの女と男』『性愛英語の基礎知識』『ヴァン・クライバーン国際ピアノ・ コンクール』『「アジア人」はいかにしてクラシック音楽家になったのか?』、共編著に『現代アメリカのキーワード』、共編著に『現代アメリカのキーワード』、共著に『私たちが声を上げるとき──アメリカを変えた10の問い』、そのほか英文著書多数。

 
■グレゴリー・ケズナジャットさん

1984年アメリカ合衆国サウスカロライナ州グリーンビル市生まれ。2007年、クレムソン大学を卒業ののち、外国語指導助手として来日。2017年、同志社大学文学研究科国文学専攻博士後期課程修了。現在は法政大学グローバル教養学部にて准教授。

2021年「鴨川ランナー」で第二回京都文学賞を満場一致で受賞し、デビュー。同年、受賞作を収録した『鴨川ランナー』を刊行。2023年『開墾地』が第168回芥川龍之介賞の候補となる。2023年に第9回早稲田大学坪内逍遙大賞奨励賞を受賞。

 

※以下はAmazonへのリンクです。

不機嫌な英語たち
吉原真里 (著)

水村美苗氏(作家)、推薦!
河合隼雄物語賞、日本エッセイスト・クラブ賞(『親愛なるレニ―』にて)受賞後、著者初の半自伝的「私小説」。

些細な日常が、波乱万丈。カリフォルニア・ニューイングランド・ハワイ・東京を飛び交う「ちょっといじわる」だった少女にとっての「真実」とは。

透明な視線と卓越した描写で描かれるちょっとした「クラッシュ」たち。

【推薦コメント】
小さい頃のアメリカ体験が優れた資質に火をつけ、英語がもう一つの母語となった希有な女性――その瑞々しい筆で綴
られる思い出話は、おかしく、哀しく、そして驚きに満ちている。私たち日本人が日本人であることの意味をいかに
考えずに済ましているか、済ましていられるかを考えさせる。
――水村美苗氏(作家)

【目次】
ミリョンとキョンヒ
――The Plastic Wrapper
ある日、とつぜん
いなり寿司の発表
ピアノ・レッスン
ハイウェイの向こう側
こちら側の人間
Love, Always
――On Not Becoming Asian American
レベッカの肖像画
ブドウと水着
ニューヨークのクリスマス
On Being Interpellated as Asian American
The Chinese Boy
カシオの腕時計
山手線とナマチュウ
――On the Matter of Eggplant
詩人のキス
Kitchen & Bath
――On Becoming a Woman of Color
お向かいへのご挨拶
父とイチロー
続 私小説
――What I Write About When I Write in English

開墾地
グレゴリー・ケズナジャット (著)

何かを追いかけているのか、
それとも何かから逃げているのか。

父のルーツの言葉、母語の檻、未知なる日本語
父と息子、故郷へのそれぞれの想いが静かに共振する

留学先の日本から、サウスカロライナに帰郷したラッセル。
葛の繁茂した庭、南部ならではの湿気、耳に届く哀切な音楽――
青年は、遠くイランからこの地に根を下ろした父の来し方に想いを馳せる。

デビュー作『鴨川ランナー』で、言語と自己のはざまの揺らぎを描き、京都文学賞を受賞。

越境文学の新たな領域をとらえる著者の、注目の最新刊。

 
【関連】
【3/22(金)】吉原真里(『不機嫌な英語たち』)× グレゴリー・ケズナジャット(『開墾地』)特別対談 「言葉で語る、言葉を語る」 – 青山ブックセンター本店

 


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