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「みんな違ってみんないいとかって道徳で教えるくせに、全然そんなじゃない」佐藤いつ子さん〈10代の生きづらさに寄り添う物語〉『透明なルール』が刊行

佐藤いつ子さんによる、10代の生きづらさに寄り添う物語『透明なルール』がKADOKAWAより刊行されました。

 

友だち、先輩、親との空気の読み合い、息苦しさの先に見つけた希望の物語

本作は、「人にどう思われるか」を過度に気にする女子中学生が、自分を縛る<透明なルール>に気づき、立ちむかっていく爽やかな物語です。SNSでのコミュニケーションや、人との比較を前提とした現代の子どもたちの生きづらさを、繊細な筆致で描いています。

 
著者は、あさのあつこさんの推薦を受けてデビューし、教育関係者からも注目を集める小説家・佐藤いつ子さん。
前作『ソノリティ はじまりのうた』は、小学生新聞など多数のメディアに取り上げられ、2023年入試で数多く採用されました。
「スポーツ」「恋愛」「友情」「家族」といった青春小説の王道のテーマに真正面から取り組んできた著者が、「同調圧力」「ブラック校則」「不登校」といった社会問題を織り込んで挑む、新たな代表作です。

 
【あらすじ】

平凡な中学生・優希は、クラス替えでたまたま「1軍」のグループに入れたものの、本当の自分を隠して生きている。成績が悪いフリをするし、オタクなところは絶対にバレたくない。クラスメイトの投稿に「いいね」をつけるかどうかも悩む。そして家でも、生理用品を買ってと親に言えない・・・。

「周りからどう思われるか」を気にして空気を読むあまり、生きづらさを感じる優希が、不登校ぎみの転校生やマイペースなクラス委員との心の交流を通じて、自分を縛る<透明なルール>に気づき、解き放たれていく。

 
★KADOKAWAの児童書ポータルサイト「ヨメルバ」で本書の“大ボリューム試し読み”公開中!
https://yomeruba.com/hiroba/reading/toumeinaruru/entry-16412.html

 
<推薦コメント>

 
<モニター感想>

 

「ダ・ヴィンチWEB」で古川諭香さんの書評を公開

「ダ・ヴィンチWEB」にて本書の記事が掲載されています。

 
空気を読んで適切な行動を取ったり、人の顔色をうかがって言葉を選んだり……。
日々、生きづらさと闘っている人に読んでほしい作品。

――ライター・古川諭香さんによる書評を公開中です。

 
★「周りから浮くのが怖い…自分を縛る「目に見えないルール」から“ありのままの私”を解放するまでを描いた青春小説」:https://ddnavi.com/review/1300317/a/

 

本書関連WEB記事公開中!

 
◆編集者に聞いた「本ができるまでの物語」

教室で感じる「息苦しさ」を丁寧に描き、<共感間違いなし!>の小説が生まれた背景と、印象的なカバーイラストのこだわりを紹介します。

★「生きづらさに寄り添う青春小説『透明なルール』ができるまで」:https://yomeruba.com/hiroba/learn/hongadekirumade/entry-16529.html

 
◆中学受験のプロが分析する「中学受験に佐藤いつ子作品が頻出する理由」

SAPIXなどで講師をつとめ、現在は独自の読解メソッドで中学受験のコーチングを行っている齊藤美琴さんに、国語入試の傾向と、文章問題で出題されやすい作品についてお話を聞きました。

★【親が汗をかけば子どもの力も伸びる】 中学受験のプロに聞く!「国語力」の伸ばし方」:https://yomeruba.com/plus/edu/entry-16226.html

 

著者プロフィール

佐藤いつ子(さとう・いつこ)さんは、青山学院大学文学部卒業。IT企業勤務後、創作活動開始。

『フリマでゲット!』で第30回日産童話と絵本のグランプリで優秀賞受賞。

既刊に『駅伝ランナー』全三巻(角川文庫)、『キャプテンマークと銭湯と』『ソノリティ はじまりのうた』(KADOKAWA)がある。横浜市在住。

 

透明なルール
佐藤 いつ子 (著)

10代のリアルな生きづらさに寄りそう、勇気がもらえる青春小説

中学受験国語で出題多数の小説、
『キャプテンマークと銭湯と』『ソノリティ はじまりのうた』の佐藤いつ子氏最新作!
ーーー
平凡な中学生・優希は、クラス替えでたまたま「1軍」のグループに入れたものの、本当の自分を隠して生きている。
成績が悪いフリをするし、オタクなところは絶対にバレたくない。クラスメイトの投稿に「いいね」をつけるかどうかも悩む。
そして家でも、生理用品を買ってと親に言えない・・・・・・。

「周りからどう思われるか」を気にするあまり、生きづらさを感じる優希が、不登校ぎみの転校生やマイペースなクラス委員との心の交流を通じて、自分を縛る<透明なルール>に気づき、立ち向かっていく。
教室の雰囲気やSNSの同調圧力に息苦しさを感じる全ての人に、勇気をもたらす爽やかな物語。
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★10代から共感の声続々★
「僕自身も、小学校の頃に同調圧力や連帯責任に疑問を感じたことから徐々に学校へといけなくなり、悩み続けていた経験があるので本作の主人公の姿にとても親近感を覚えました。
自分自身の軸が決まらず、迷っている人にこの作品をぜひおすすめしたいと思いました!」
「ずっとわからなかった<自分のもやもやとした経験、思い、感情>の名前。
それにぴったりな言葉を知ることができました。
読み終わった時に前を向こうと思えるような、素敵な物語でした。」

 
【関連】
【ためし読み】『透明なルール』 | ヨメルバ
周りから浮くのが怖い…自分を縛る「目に見えないルール」から“ありのままの私”を解放するまでを描いた青春小説 | ダ・ヴィンチWeb
生きづらさに寄り添う青春小説『透明なルール』ができるまで | 編集者に聞いた 本ができるまでの物語 | ヨメルバ
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