カツセマサヒコさん×恩田陸さん×結城光流さん×二宮敦人さん×山内マリコさん×早見和真さん×三川みりさん×朱野帰子さん〈犬猫まみれのアンソロジー〉『もふもふ』が刊行
「犬も猫もどっちも大好き!」という読者に捧げる犬猫まみれの小説アンソロジー『もふもふ 犬猫まみれの短編集』が新潮文庫nexより刊行されました。
犬派の作家陣はカツセマサヒコさん、恩田陸さん、結城光流さん、二宮敦人さん、猫派の作家陣は山内マリコさん、早見和真さん、三川みりさん、朱野帰子さんという計8名による短編集です。
犬と猫、どっちが好き? どっちも好き! ニャンともワンだふるな短編集『もふもふ』
<『もふもふ 犬猫まみれの短編集』収録作品>
◆カツセマサヒコさん「笑う門」
愛犬の死の一報を受け、実家に帰った俺は。
◆恩田陸さん「忠告」
忠犬が飼い主に告げた衝撃の計画とは。
◆結城光流さん「夕映えに響く遠吠え」
門の外で遠吠えが響く。それは聞いたことのない、懐かしい声。
◆二宮敦人さん「タロにさよなら」
家族ってなんだろう? でもお前のことは守らなきゃ。
◆山内マリコさん「猫とずっと一緒にいる方法」
亡き飼い猫のことをずっと感じられる方法を思いついた亜実は。
◆早見和真さん「あの陽だまりと、カレと」
マルとアンナ。名前の同じ3人と1匹が出会う。
◆三川みりさん「やばいコンビニの山本君と、猫の恩返し」
呪われたコンビニを救うのは、猫!
◆朱野帰子さん「昨日もキーボードがめちゃくちゃになりました」
完璧な人生は、猫によって崩されていく。『わたし、定時で帰ります。』番外編。
愛くるしい表紙絵のイラストレーターは杏チアキさん。笑える話、泣ける話だけでなく、ミステリーやホラーまで詰まった一冊です。
著者プロフィール
■カツセマサヒコさん
1986(昭和61)年生まれ、東京都出身。2020(令和2)年『明け方の若者たち』が大ヒットし映画化。翌年にはロックバンドindigo la Endとのコラボレーション作品として二作目となる小説『夜行秘密』を刊行した。
■山内マリコ(やまうち・まりこ)さん
1980(昭和55)年生まれ、富山県出身。第7回「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞。『ここは退屈迎えに来て』『あのこは貴族』『あたしたちよくやってる』『一心同体だった』など著書多数。
■恩田陸(おんだ・りく)さん
1964(昭和39)年生まれ、宮城県出身。1992(平成4)年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で本屋大賞、2017年『蜜蜂と遠雷』で直木賞と2度目の本屋大賞をそれぞれ受賞。
■早見和真(はやみ・かずまさ)さん
2008(平成20)年『ひゃくはち』でデビュー。2015年『イノセント・デイズ』で日本推理作家協会賞を受賞。2020(令和2)年『店長がバカすぎて』で本屋大賞ノミネート。同年『ザ・ロイヤルファミリー』で山本周五郎賞を受賞。
■結城光流(ゆうき・みつる)さん
2000(平成12)年『篁破幻草子 あだし野に眠るもの』でデビュー。2002年『少年陰陽師 異邦の影を探しだせ』より「少年陰陽師」シリーズが累計600万部突破。他に「吉祥寺よろず怪事請負処」シリーズなど著書多数。
■三川みり(みかわ・みり)さん
『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』でデビュー。同シリーズが人気を博し、2023(令和5)年にアニメ化された。他に「一華後宮料理帖」シリーズ、「龍ノ国幻想」シリーズなど著書多数。
■二宮敦人(にのみや・あつと)さん
1985(昭和60)年生まれ、東京都出身。2009(平成21)年『!』でデビュー。『最後の秘境 東京藝大 天才たちのカオスな日常』『最後の医者は桜を見上げて君を想う』などフィクション、ノンフィクション問わず著書多数。
■朱野帰子(あけの・かえるこ)さん
2009(平成21)年『マタタビ潔子の猫魂』でデビュー。2013年『駅物語』がヒット。2018年『わたし、定時で帰ります。』が刊行され「働き方改革小説」として話題に。同作は翌年ドラマ化された。
![]() | もふもふ:犬猫まみれの短編集 (新潮文庫) カツセマサヒコ (著), 山内 マリコ (著), 恩田 陸 (著), 早見 和真 (著), 結城 光流 (著) 笑えて、泣けて。 |
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▼試し読み | カツセマサヒコ、山内マリコ、恩田陸、早見和真、結城光流、三川みり、二宮敦人、朱野帰子 『もふもふ―犬猫まみれの短編集―』 | 新潮社
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