ひろゆきさんも参戦!現代人の抱えるモヤモヤについて、もしも歴史上の哲学者とディベートしたらどうなる?『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0』が刊行
「哲学×ディベート」を切り口にした新感覚の哲学入門書、富増章成さん著『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0』がGakkenより刊行されました。
「人生、親ガチャで決まる?」「勝ち組に入るのがすべて?」 そんなモヤモヤを哲学者とディベートしてみた!
昨今は空前の「ディベート」ブーム!
現代の課題について、あらゆる人が議論を戦わせているところを見たことがある方も、多いのではないでしょうか? 特に、身近な悩みについて有識者が討論する姿は、新たな発見があって見ごたえがあるものです。
そこで、「現代人のモヤモヤを、もしも歴史上の哲学者たちにディベートでぶつけてみたらどうなるんだろう」という発想で生まれたのが本書『21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0』です。
<「親ガチャ」「勝ち組負け組」「AI」……現代人の気になるトピックが盛りだくさん!>
本書では、「人生、親ガチャで決まる?」「勝ち組に入るのがすべて?」「『人それぞれ』はよいことか?」……などなど、現代人の気になるテーマを20個掲載。
各テーマでは「さとり世代」「草食系男子」「親ガチャ論者」「港区女子」など、「こういう人、身近にいるいる!」という現代人キャラクターが登場し、哲学者に果敢にディベートを挑みます。中にはAIまで出てくる回も!
「哲学×ディベート」には意外な相性の良さも! 自ら考えるきっかけになる一冊
本書の斬新な点は、「現代人も哲学者も対等な立場で議論する」というところ。哲学者の教えを一方的に紹介するのではなく、現代人側も「こういうところはおかしいのでは?」「それって現代では通用しないんじゃ?」などと果敢にツッコミを入れるので、深く共感しながら読むことができます。時には現代人側が哲学者を論破してしまう場面も!
もちろん哲学者側も丁寧に反論するので、読んでいるうちにいつの間にか哲学の世界の入り口がわかります。そして、双方の立場の意見を読んで考えが深まるというメリットも。
古代ギリシアでは哲学者ソクラテスが「問答」を行うことで真理を追究したように、「ディベート」と哲学には意外な相性の良さがあります。ディベートという切り口でエンタメ的に楽しめるだけでなく、「読者ひとりひとりが自ら『哲学』するきっかけになる」――本書にはそんな魅力もあるのです。
最終章ではひろゆきさん参戦! 意外な一面もわかるかも?
そして本書の最終章では、ひろゆきさんも参戦!
ディベートが特徴である本書のフィナーレとして、「論破するのはダメなこと?」というテーマで議論を展開しています。
「論破王」のイメージが強いひろゆき氏ですが、読んでいくと意外な一面も?
「ひろゆきさんって、なんか論破してくる人でしょ……」と思っている人も、必見の内容です。
哲学の歴史が早わかり! 「哲学×論破図解」シートつき!
さらに本書では、哲学史の大まかな流れが一目でわかる「哲学×論破図解」シートもついてきます。
これは「歴史上の哲学者が、いかにそれまでの考え方を覆してきたか」を「論破」という形でまとめたもので、哲学者どうしの考え方の違いなどもわかりやすくなっています。「哲学の歴史とは、意外にも論破の歴史とも言えるかもしれない」――そんな新たな発見があるかもしれません。
悩みのつきない時代だからこそ、「故きを温ねて新しきを知る」ことも重要です。
本書を通して、人類の歴史を動かしてきた「哲学」という叡智に、多少なりとも触れてみてはいかがでしょうか。
著者プロフィール
富増章成(とます・あきなり)さんは、河合塾などの大手予備校で「日本史」「倫理」「現代社会」などを担当。
中央大学文学部哲学科卒業後、上智大学神学部に学んだ。哲学や宗教などを初学者にもわかりやすく説明することに定評がある。
フジテレビ系列で放映された人気深夜番組「お厚いのがお好き?」で哲学監修を担当した。
『超訳 哲学者図鑑』(かんき出版)、『読破できない難解な本がわかる本』(ダイヤモンド社)、『コウペンちゃんとおべんきょうする『幸福論』』(KADOKAWA)など哲学分野で様々なヒット著作多数。
21世紀を生きる現代人のための哲学入門2.0: 現代人の抱えるモヤモヤ、もしも哲学者にディベートでぶつけたらどうなる? 富増 章成 (著) 【ひろゆき氏も参戦!全く新しい哲学入門書!】 ●主な内容● |
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