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哲学者の「目のつけどころ」をビジネスに活かす! 小川仁志さん『アイデアの着眼点が刊行

哲学者の視点で今までにない新しいアイデアを生み出すための書籍、小川仁志さん著『アイデアの着眼点』がフォレスト出版より刊行されました。

 

世界の見え方が変わる! 10の視点で「あったらいいな」をつくる思考法

『アイデアの着眼点』は、哲学者の視点で、今までにない新しいアイデアを生み出すための本です。
以下のような悩みをもつ方が、自分の思考の枠を超えてもっと広い視野で発想できるようになります。

 
「面白いアイデアを考えたいけど、ありきたりのものしか思い浮かばない……」
「問題を解決するための解決策を考えたいけど、なかなかいい案が思い浮かばない……」
「新商品やサービスをつくるためのアイデアが欲しいけど、ありきたりのものしか考えられない……」

 
本書では、10人の哲学者の視点を紹介し、今までにないアイデアを生み出す方法を伝授します。

 
単なるコンセプト紹介にとどまらず、哲学者の視点を「ツール」として実際に使えるように、イラスト付きの解説と演習を提供。この本を読むことで、人とは違うものの見方「着眼点」を身につけることができます。

 

本書の構成

はじめに 誰もが考えるアイデアでは面白くない

 
第1章 アイデアを生み出す「哲学思考」とは?
そもそもアイデアとは何か?
なぜ哲学がアイデア発想に役立つのか?
今ビジネスパーソンが哲学を学ぶべき5つの理由
企業が注目するビジネス哲学研修とは?
なぜAIに哲学はできないのか?
本書のトリセツ

 
第2章 世界の見え方が変わる10人の哲学者の視点
詩学――アイデアは物語から始まる アリストテレス
コペルニクス的転回――見たものをそのまま信じない カント
弁証法――「ピンチ」を「チャンス」に変える ヘーゲル
現象学的還元――世界を括弧に入れる フッサール
エピステーメー――構造を読み解く フーコー
脱構築――一から作り直す デリダ
逃走線――創造のためにあえて逃げる ドゥルーズ
可能世界――別世界から捉え直す ルイス
可塑性――まだ創造の途中だと捉え直す マラブー
新実在論――認識によって存在を変える ガブリエル

 
第3章 10人の哲学者の視点はこう使う
売れるストーリーをつくる――詩学
新しいビジネスチャンスを見つける――コペルニクス的転回
立ちはだかる問題をポジティブ転換する――弁証法
真実を捉え直す――エポケー
前提を変える――エピテーメー
埋もれている可能性を大化けさせる――脱構築
四方八方にアイデアを出す――逃走線
本質を組み換える――可能世界
バージョンアップする――可塑性
異次元の視点で捉え直す――新実在論

 
第4章 アイデアを出し続ける思考習慣
よく驚く――プラトンのタウマゼインより
よく観察する――ベーコンの経験論より
よく遊ぶ――カイヨワの遊び論より
よく妄想する――ニーチェのパースペクティブより
よく寝る――ヒルティの睡眠論より

 
第5章 アイデアを形にする方法
設計する――三木清の構想力からのヒント
自分を磨く――プロティノスの美の哲学からのヒント
行動しながら考える―西田幾多郎の行為的直観からのヒント
アイデアは「試作」と心得る――デューイのプラグマティズムからのヒント
3つの要素をもつプレゼンをする――アリストテレスの弁論術からのヒント

おわりに AI、哲学、人間

参考文献

 

著者プロフィール

小川仁志(おがわ・ひとし)さんは、哲学者・山口大学国際総合科学部教授。1970年生まれ、京都市出身。京都大学法学部卒業、名古屋市立大学大学院博士後期課程修了。博士(人間文化)。専門は公共哲学。

商社マン(伊藤忠商事)、フリーター、公務員(名古屋市役所)を経た異色の経歴。徳山高専准教授、プリンストン大学客員研究員等を経て現職。哲学をベースにした課題解決に取り組む傍ら、市民のための「哲学カフェ」を主宰するなど哲学の普及に努め、分かりやすい哲学解説には定評がある。「世界の哲学者に人生相談」や「ロッチと子羊」(Eテレ)などにレギュラー出演。

著書はベストセラー『7日間で突然頭がよくなる本』や『ジブリアニメで哲学する』をはじめ100冊以上。YouTube「小川仁志の哲学チャンネル」でも配信中。

 

今までにない発想を生み出す アイデアの着眼点
小川仁志 (著)

誰もが考えつくアイデアでは面白くない。
でも、どうしたらまだ誰も思いついていない素晴らしいアイデアを生み出せるのか――。

「面白いアイデアを出したいけど、ありきたりのものしか思い浮かばない」と悩んでいるあなた。
原因は、自分の思考の枠の中だけで考えようとしているからかもしれません。

哲学者の視点を学べば、自分の枠を超えてもっと広い視野で発想できるようになります。
なぜなら、そもそも哲学とは「常識を超えて思考することであり、そのための思考法」だからです。

本書では、10人の哲学者の視点をご紹介し、今までにないアイデアを生み出す方法を伝授します。
この本を読むことで、人とは違うものの見方「着眼点」を身につけることができます。

単なるコンセプト紹介にとどまらず、哲学者の視点を「ツール」として実際に使えるように、イラスト付きの解説と演習をご提供します。

さあ、あなたも手に入れましょう。
アイデアが湧き出る「着眼点」を。

 


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