本のページ

SINCE 1991

紫式部は何を伝えたかったのか?ヒロインたちの悦びと苦悩から迫る「源氏物語」の読み方『源氏物語 紫式部が描いた18の愛のかたち』が刊行

板野博行さん著『源氏物語 紫式部が描いた18の愛のかたち』が青春出版社より刊行されました。

 

世界最高の文学で味わう男と女の「愛のかたち」

『源氏物語』は、世界に誇る日本の古典文学作品であると同時に、今読んでも最高に面白い超一流のエンターテインメント作品です。

本書では『源氏物語』に登場する女性のうち主要な18人を紹介。最大のヒロイン「紫の上」だけにとどまらず、個性豊かな女性たちが真実の愛に生きようとする姿は、時に健気で時にはかなく、それぞれの「愛のかたち」があるものだと心打たれます。

 
『源氏物語』には、千年前も今も変わらぬ男女の姿があり、今の時代に通用する「愛のかたち」があることに気がつくはずです。カラー口絵では、魅力的なイラストで18人の女性を紹介しています。

 

本書の目次

1 葵の上
光源氏の最初の正妻にして、プライド高き左大臣の娘

2 空蝉
光源氏を愛しつつも、「一夜限り」を貫いた人妻

3 夕顔
二人の貴公子に愛され、はかなくも散る薄幸の美人

4 紫の上
光源氏にもっとも愛された『源氏物語』最大のヒロイン

5 六条御息所
死んでも光源氏を愛し続けた、高貴な「物の怪」未亡人

6 末摘花
流行遅れで不美人でも、どこか憎めない“天然”の姫君

7 藤壺
「輝く日の宮」と称された、光源氏の永遠の想い人

8 源典侍
何歳になっても恋にトキメク永遠の乙女

9 朧月夜
奔放な愛で光源氏の運命を変えた、政敵・右大臣の娘

10 明石の君
一流の教養を父に叩きこまれた、地方出身の玉の輿娘

11 朝顔の姫君
光源氏とプラトニックな関係を貫いた唯一の女性

12 花散里
光源氏の精神的な支えとなった、癒し系の良妻賢母

13 玉鬘
彗星のごとく現れ、六条院のアイドルになった魔性の美女

14 女三の宮
光源氏の晩年の正妻にして、不義の子を産んだお騒がせ娘

15 大君
真面目で身持ちが固く、生涯独身を通した、薫の君の想い人

16 浮舟
三角関係に悩み自殺未遂、その後、出家した最後のヒロイン

17 桐壺の更衣
桐壺帝から愛された絶世の美女にして、光源氏の母

18 弘徽殿の女御
光源氏を憎み続けた最大の悪役にして、権力大好きママ

 
10分で読める『源氏物語』のダイジェスト
平安時代の貴族文化を理解するための基礎知識

あとがきに代えて――『源氏物語』の冒頭文を味わう
『源氏物語』第一部・第二部 相関関係図
『源氏物語』第三部 相関関係図

 

著者プロフィール

板野博行(いたの・ひろゆき)さんは、岡山朝日高校、京都大学文学部国語学国文学科卒業。ハードなサラリーマン生活の後、カリスマ予備校講師になる。受験参考書でトータル300万部以上を売り上げ、現在は著作業に専念している。

著書に『眠れないほどおもしろい百人一首』(三笠書房《王様文庫》)、『読めば100倍歴史が面白くなる名将言行録』(角川文庫)の他、多数。

大学時代以来『源氏物語』にハマって何度も通読するにつれて、好きな女性は「夕顔⇒朧月夜⇒明石の君⇒朝顔の君⇒玉鬘」と変遷をたどっている。

 

源氏物語 紫式部が描いた18の愛のかたち
板野博行 (著)

『源氏物語』は、世界に誇る日本の古典文学作品であると同時に、今読んでも最高に面白い超一流のエンターテインメント作品です。本書では『源氏物語』に登場する女性のうち主要な18人を紹介しました。ヒロイン「紫の上」だけにとどまらず、個性豊かな女性たちが真実の愛に生きようとする姿は、時に健気で時にはかなく、それぞれの「愛のかたち」があるものだと心打たれます。「『源氏物語』は読みたいけれど、長いし、話も複雑だから、ちょっと……」と敬遠している人がいたら、もったいない! ぜひこの本を通じて、世界最高の文学である『源氏物語』の世界に触れてみてください。そこには、千年前も今も変わらぬ男女の姿があり、今の時代に通用する「愛のかたち」があることに気がつくはずです。カラー口絵では、魅力的なイラストで18人の女性を紹介しています。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です