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『サピエンス全史』が文庫化! 新原稿「AIと人類」を収録

『サピエンス全史』上・下

『サピエンス全史』上・下

ユヴァル・ノア・ハラリさんの世界的名著『サピエンス全史』が文庫化され、河出文庫から刊行されました。文庫版あとがきとして新原稿「AIと人類」を収録。

 

世界累計2500万部を超える驚異のベストセラー『サピエンス全史』は、今年で英語版刊行から10年!

ユヴァル・ノア・ハラリさん著『サピエンス全史』は、食物連鎖のピラミッドの中腹にいたはずの我々人類が、他の人類種、他の生物を押しのけ、地球の頂点に君臨することができた理由を歴史的事象から検証し、我々ホモ・サピエンスだけが持つ特別な能力を明らかにした画期的歴史書かつ記念碑的名著として、日本のみならず世界に大きな衝撃を与えました。

 
日本では、2016年の単行本発売から7年で累計発行部数150万部(※紙書籍、電子書籍、オーディオブック販売数含む)を突破し、日本の出版史に記録されるベストセラーとなりました。世界では、2011年のヘブライ語版刊行、そして2014年に英語版が刊行されて以降、瞬く間に世界66もの言語に翻訳され、今では全世界で2,500万部を超える大ベストセラーとなっています。

 
また本書は歴史書でありながら、我々が直面する様々な問題の解決へ向け、グローバルで大局的な史観、視点を与える作品でもあり、2017年には「ビジネス書グランプリ リベラルアーツ部門第1位」「ビジネス書大賞」に選ばれるなど、各界のビジネスマンからも高く評価され、ビジネスにおける必読の教養書としても広く読まれています。

 
今回発売された文庫版には、ハラリさんが新規で書き下ろした「AIと人類」を文庫版あとがきとして収録しています。『サピエンス全史』発表以降、急激な発展を遂げ、今もさらなる発展をしようとしている人工知能(AI)。このAIがこれからの人類にどのような影響を与える可能性があるのか、人類はAIとどのような関係を模索していけば良いのかについて、ハラリさんの視点で重要な示唆を与えています。

 
【本書の内容】

<上巻の内容>
アフリカでほそぼそと暮らしていたホモ・サピエンスが、食物連鎖の頂点に立ち、文明を築いたのはなぜか。その答えを解く鍵は「虚構」にある。私たちが当たり前のように信じている国家や国民、企業や法律、人権や平等も虚構であり、虚構こそが集団を協力に導く。人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て、歴史は統一に向かう。

<下巻の内容>
文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? その答えは「帝国、科学、資本」の相互に緊密につながったシステムである。帝国に支援された科学技術の発展にともなって、「未来は現在より豊かになる」という将来への信頼が生まれ、拡大する資本主義の魔法がもたらされた。文明は人類を幸福にしたのか、私たちはどのような存在なのか。

 

ハラリさんの発言に世界の注目が集まっている!

2020年3月、新型コロナウイルス感染症に直面する人類へ向けて、ハラリさんは世界の各紙誌を通じて積極的にメッセージを発信し続けました。新たな脅威に苛まれ、混迷を極める世界へ投げかけられた数々の問題提起、人類とその未来に対する真摯な発言は世界中で注目を集め、その内容は、日本国内でも新聞、テレビ他多くのメディアで報道されました。

 
そして10月7日に始まったイスラム組織「ハマス」によるイスラエルへの奇襲攻撃。そしてこれに対抗するイスラエルの報復攻撃。今も激しい戦闘が続いており、日々痛ましいニュースが世界に伝えられています。なぜ今、対立が激化しているのか、そしてどのようにすれば和平につながる道を見出せるのか、ふたたび世界の注目はイスラエル在住の “知の巨人”ハラリさんの発言に集まっています。早速ハラリさんは、世界を代表するメディアであるワシントン・ポスト(米)やガーディアン(英)などに寄稿。ハマスはもちろんイスラエル政権側にも一方的に追従しない立場で、冷静に核心に迫る発言を続けています。10月20日には日本のテレビ番組「報道ステーション」の緊急インタビューに応じたことも話題となりました。

現代世界のオピニオンリーダーとして、ハラリ氏には世界中から熱い視線が現在も注がれ続けています。

 

 
<2023年10月以降の主な発言>

◆10月14日(土)「イスラエルの歴史学者が語る「ハマス奇襲」の本質」
(10月11日米ワシントン・ポスト紙掲載の英語版を、東洋経済オンラインに日本語版として掲載)
https://toyokeizai.net/articles/-/708392

◆10月20日(金)テレビ朝日「報道ステーション」に出演
歴史学者・ハラリ氏緊急インタビュー「イスラエル人もパレスチナ人も“苦痛の海”にいるからこそ」
https://www.youtube.com/watch?v=eVhGKMmqikY

◆10月21日(土)「イスラエルの歴史家が予見「ハマス紛争」次の展開」
(10月12日英ガーディアン紙掲載の英語版を、東洋経済オンラインに日本語版として掲載)
https://toyokeizai.net/articles/-/709887

◆10月27日(金)「イスラエルの歴史学者が語る「ハマス紛争の勝者」」
(10月19日米ワシントン・ポスト紙掲載の英語版を、東洋経済オンラインに日本語版として掲載)
https://toyokeizai.net/articles/-/711167

 

文庫発売キャンペーン!『サピエンス全史』のオーディオブック「第1章」(約1時間分)が全て試聴できる!

【期間限定:2023年11月7日~2024年3月31日】

河出文庫(上・下巻/紙書籍版。電子書籍は除く)購入者全員を対象に、オーディオブックの2つの人気ストアaudiobook.jpとAudibleが配信する『サピエンス全史』のオーディオブック「第1章」を、それぞれ期間限定で試聴できるキャンペーンが開催されます。

 
河出文庫『サピエンス全史』上・下巻それぞれの帯に印刷されている専用QRコードからのみ試聴することが可能です。詳細は、河出文庫(上・下巻/紙書籍版。電子書籍は除く)に巻かれている帯をご覧ください。

 

著者プロフィール

 
■ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)さん

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)さん

ユヴァル・ノア・ハラリ(Yuval Noah Harari)さん

イスラエルの歴史学者、哲学者。1976年生まれ。オックスフォード大学で中世史、軍事史を専攻して2002年に博士号を取得。現在、エルサレムのヘブライ大学で歴史学を教えるかたわら、2020年のダボス会議での基調講演をはじめ、『ニューヨーク・タイムズ』紙、『フィナンシャル・タイムズ』紙への寄稿など、世界中に向けて発信し続けている。

著書『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』は世界的なベストセラーになっている。

 
■訳:柴田裕之(しばた・やすし)さん

翻訳家。早稲田大学、Earlham College卒業。訳書に、ハラリ三部作『サピエンス全史』『ホモ・デウス』『21 Lessons』のほか、『孤独の科学』『統合失調症の一族』『「死」とは何か』など多数。

 

サピエンス全史 上: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫)
ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田 裕之 (翻訳)

ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。世界2500万部のベストセラー! ついに文庫化!

サピエンス全史 下: 文明の構造と人類の幸福 (河出文庫)
ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田 裕之 (翻訳)

文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? ついに文庫化!

サピエンス全史 上下合本版 文明の構造と人類の幸福
ユヴァル・ノア・ハラリ (著), 柴田裕之 (翻訳)

ホモ・サピエンスが文明を築き、世界を制覇したのはなぜか? 文明はなぜ爆発的な進歩を遂げ、近代ヨーロッパは世界の覇権を握ったのか? 人類の誕生から狩猟採集、農業革命を経て歴史の統一まで描く、巨大な物語。帝国・科学・資本を中心に未来への幻想が生まれる歴史を解く。文明は人類を幸福にしたのか? 世界的ベストセラーついに文庫化!

※本電子書籍は、「サピエンス全史 上・下」の合本版です。

 


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