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脳科学者・中野信子さん×EXIT・兼近大樹さん『笑いのある世界に生まれたということ』が刊行

脳科学者・中野信子さんとEXIT・兼近大樹さんが「人間と笑い」について語り合った『笑いのある世界に生まれたということ』が講談社+α新書より刊行されました。

 

なぜ、私たちは笑いを必要とするのか?

中野信子さんと兼近大樹さんはテレビ番組での共演をきっかけに親交を深め、中野さんが兼近さんに高卒認定試験に向けた勉強を教える先生と教え子の関係でもあります。

 
この対談では教え子の兼近さんが「お笑い」にはいくつかパターンがあると分析したり、笑いの効能について語るなかで、先生である中野さんのほうが新しい気づきを得るなど、時として立場を入れ替えながら「笑い」について語り尽くします。

 
「僕にとってお笑いは、人に好きになってもらい、かつ自分を好きでいるための処世術なんです」(兼近大樹さん)
「笑いがない世界では、私たちは生き延びていくことさえ難しい」(中野信子さん)

 
なぜ人間だけがお金を払ってまで笑うのか?
「いじり」と「いじめ」はどこが違うのか?
笑いとリテラシーはどう関係しているのか?
「地アタマが良い」とはどういうことか?

――「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色対談です。

 

 

本書の目次より(抜粋)

●人間にとって笑いとは何なのか

●人間はお金を払ってでも笑いたい

●「笑い」はHappy pills

●兼近が説く「緊張と緩和」理論

●芸人のコミュニケーション力

●芸人は逆ルッキズム

●単純接触効果でジワジワ笑える

●偏差値より地アタマ

●ダニング・クルーガー効果がエグい

●自分を好きでいられるための処世術

…ほか

 

著者プロフィール

 
■中野信子(なかの・のぶこ)さん

1975年生まれ、東京都出身。脳科学者、医学博士、認知科学者。東京大学工学部応用化学科卒業。同大学院医学系研究科脳神経医学専攻博士課程修了。フランス国立研究所ニューロスピン(高磁場MRI研究センター)に勤務後、帰国。現在、東日本国際大学教授、京都芸術大学客員教授。

著書に『空気を読む脳』(講談社+α新書)、『ペルソナ 脳に潜む闇』(講談社現代新書)ほか多数。テレビ番組のコメンテーターとしても活動中。

 
■兼近大樹(かねちか・だいき)さん

1991年生まれ、北海道出身。お笑いコンビ「EXIT」として活動し、テレビのレギュラー番組多数、全国で単独ライブを開催。また、音楽活動やファッションブランドのプロデュースも行っている。俳優として連続ドラマ・映画に出演。

自伝的小説『むき出し』(文藝春秋)で作家デビュー。

 

笑いのある世界に生まれたということ (講談社+α新書)
中野 信子 (著), 兼近 大樹 (著)

「なぜ、私たちは笑いを必要とするのか」を大テーマにくり広げられる異色対談。兼近さんが見た、お笑い界のレジェンドたちがくり出すテクニックは、人間の奥底にある心理を刺激する方法だと中野さんは言います。
お笑い芸人のコミュニケーション力や、芸人が「おいしい」と思う状況、上手なリアクションを理解すれば、仕事はもちろん人間関係を豊かにしてくれることでしょう。

 


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