本のページ

SINCE 1991

川村元気さん〈親子の愛と記憶を綴った物語〉『百花』を入野自由さん朗読でオーディオブック化

オーディオブック及び音声コンテンツ制作・配信サービス「Amazonオーディブル」にて、『告白』『悪人』『君の名は。』『怪物』などの映画を制作しつつ、『世界から猫が消えたなら』『四月になれば彼女は』などの小説作品を発表してきた川村元気さんのベストセラー小説『百花』の配信がスタートしました。声優・入野自由さんが朗読を担当。

 

映画化された “親子の愛と記憶を綴った物語” オーディブルの聴き放題対象作品として登場

川村元気さん自身の体験から生まれたという本作品は、認知症で記憶を失っていく母と、母との思い出を取り戻していく息子の物語です。フランス・中国・韓国などでも翻訳出版され、累計発行部数30万部を突破しています。

 
2022年に川村さん自身が脚本・監督も務めた映画「百花」は、第70回サン・セバスティアン映画祭にて日本人初となる最優秀監督賞を受賞しました。Audibleでは、この作品を舞台やドラマ・映画でも活躍する声優の入野自由さんの朗読でオーディオブック化しました。

 
【川村元気さん コメント】

入野さんは声の良さ、お芝居の上手さはもちろん、常にニュートラルに表現をされているところが『百花』にピッタリだと思い、今回僕から希望を出させていただきました。まるまる1冊の朗読なので、聴き手に想像させる余地を残しながら、入野さんの想像から生まれる主観的な演出が加わっていて、聴きごたえのある作品に仕上がっています。登場人物の感情や花や花火の情景を思い浮かべながら、聴いていただけると嬉しいです。

 
【入野自由さん コメント】

小説まるごと一冊の朗読は、今回が初めての挑戦でした。川村さんから指名をいただいたので、その期待に応えられるよう、聴く皆さんの解釈を膨らませるような読み方ができたと思います。私も、親の認知症が他人事じゃない年齢にさしかかってきているので、主人公の泉を自分と重ねながら、それぞれの登場人物を演じました。ぜひAudibleでお楽しみください。

 

オーディオブック『百花』概要

著者:川村元気さん
朗読:入野自由さん

★URL:https://amzn.to/3pRM2G0

 
「あなたは誰?」
息子を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく息子。
ふたりには忘れることのできない“事件”があった――。

現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

『世界から猫が消えたなら』『億男』『四月になれば彼女は』の著者、待望の最新刊!

 

百花 Audible版
川村 元気 (著), 入野 自由 (ナレーション), Audible Studios (出版社)

「あなたは誰?」
徐々に息子の泉を忘れていく母と、母との思い出を蘇らせていく泉。
ふたりで生きてきた親子には、忘れることのできない“事件”があった。
泉は思い出す。かつて「母を一度、失った」ことを。
母の記憶が消えゆく中、泉は封印された過去に手を伸ばす──。

記憶という謎<ミステリー>に挑む新たな傑作の誕生。

「あなたはきっと忘れるわ。
だけどそれでいいと私は思う」

「また母が、遠くに行ってしまいそうな気がした。
あの時のように」

……あの一年間のことは、決して誰にも知られてはいけなかった。

涙が止まらない──現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語

<書籍版>

百花 (文春文庫)
川村 元気 (著)

◆息子と母の切ない思いに、胸が熱くなりました。──吉永小百合

◆深い感動のうちに読了した。
ぼく自身の母親の思い出と重なり、他人事ではなかったのだ。──山田洋次

涙が止まらない──現代に新たな光を投げかける、愛と記憶の物語。

解説は『長いお別れ』の中島京子さんです。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です