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【第70回産経児童出版文化賞】あまんきみこさん×黒井健さん『車のいろは空のいろ ゆめでもいい』が大賞を受賞 石崎洋司さん、飯野和好さんら計10作品が入賞

産経新聞社は5月5日、第70回産経児童出版文化賞の受賞作を発表しました。

 

4203点の児童書の中から受賞作10点が決定!

第68回産経児童出版文化賞は、昨年1年間に刊行された児童向けの新刊書4,203点を対象に審査が行われ、その中から受賞作10点が次の通り決定しました。

 
<「第70回産経児童出版文化賞」受賞作品>

【大賞】
『新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい』(作:あまんきみこさん、絵:黒井健さん/ポプラ社)

【JR賞】
『「オードリー・タン」の誕生』(石崎洋司さん/講談社)

【タイヘイ賞】
『ぼくとお山と羊のセーター』(飯野和好さん/偕成社)

【美術賞】
『川まつりの夜』(作:岩城範枝さん、絵:出久根育さん/フレーベル館)

【産経新聞社賞】
『ひろしまの満月』(作:中澤晶子さん、絵:ささめやゆきさん/小峰書店)

【フジテレビ賞】
『エツコさん』(作:昼田弥子さん、絵:光用千春さん/アリス館)

【ニッポン放送賞】
『なりたいわたし』(作:村上しいこさん、絵:北澤平祐さん/フレーベル館)

【翻訳作品賞】
『カメラにうつらなかった真実』(文:エリザベス・パートリッジさん、絵:ローレン・タマキさん、訳:松波佐知子さん/徳間書店)
『ことばとふたり』(文:ジョン・エガードさん、絵・訳:きたむらさとしさん/岩波書店)

【奨励賞】
『貝のふしぎ発見記』(写真・文:武田晋一さん/少年写真新聞社)

 

産経児童出版文化賞について

産経児童出版文化賞は、学校図書法の施行にあわせて1954年に「次の世代を担う子どもたちに良い本を」を主旨に産経新聞社が創設した文学賞です。

前年の1月1日から12月31日までの1年間に日本国内で出版された、すべての児童書籍を対象に審査を行い、毎年5月5日の「こどもの日」に受賞作が発表されます。

産経新聞社が主催。フジテレビジョン、ニッポン放送が後援。JR7社(JR北海道、JR東日本、JR東海、JR西日本、JR四国、JR九州、JR貨物)、タイヘイが協賛。

【選考委員】
〔文学〕川端有子さん(日本女子大教授)、土居安子さん(大阪国際児童文学振興財団理事)
〔絵本・美術〕落合恵子さん(作家)、さくまゆみこさん(翻訳家)
〔社会・科学〕木下勇さん(大妻女子大教授)、張替恵子さん(東京子ども図書館理事長)
〔その他〕協賛社のタイヘイおよびフジテレビ、ニッポン放送、産経新聞の3媒体から文化部長らが選考に参加

 

新装版 車のいろは空のいろ ゆめでもいい (新装版あまんきみこの車のいろは空のいろ 4)
あまん きみこ (著), 黒井 健 (イラスト)

空いろのタクシーは、ずっと走り続けていました。
心やさしい運転手の松井さんとふしぎなお客さん、そして、あなたの物語。

1968年の刊行以来、50年以上読み継がれるロングセラー「車のいろは 空のいろ」シリーズ。黒井健の挿画による新装版。
タクシー運転手の松井さんと、ふしぎなお客さんたちとの出会いをあたたかく描きます。
待望の新刊となる4巻で松井さんが出会うのは、人間の子に化けたつもりのたぬきの子、夜の公園で人間の姿になって遊ぶ子ねこたち、夫を亡くした妻と赤ちゃん……。心に灯りがともる物語ばかりです。書き下ろし作品を含む7編を収録。

収録作
1.きょうの空より青いシャツ
2.子ぎつねじゃないよ
3.ゆめでもいい ゆめでなくてもいい
4.きこえるよ、〇
5.ジロウをおいかけて……
6.とにかくよかった
7.春、春、春だよ

 


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