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【訃報】台湾の作家・鄭清文さんが死去

台湾の作家・鄭清文(てい・せいぶん)さんが、11月4日、台北市内の病院で心筋梗塞のため死去しました。85歳。

鄭清文さんは、1932年生まれ。日本統治下で幼少期を過ごし、日本語教育を受けています。台湾大学を卒業。小説、童話・絵本、評論など、幅広く活動しました。

著書に『三本足の馬』『丘蟻一族』など。

 

丘蟻一族
白アリをヒーローやヒロインに仕立て、変形譚を縦糸、ウィットを横糸に物語を織り成し、その他かずかずの動物や昆虫を登場させながら、国家の虚構性、あるいは政治のウソに真正面から迫った長篇イソップ物語! 本書は、長篇童話「丘蟻一族」とその続篇「天馬降臨」に、これら二作品の解説ともいえる著者の講演録「なぜ童話を書くのか」によって構成される。

 


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