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【第2回次世代作家文芸賞】大賞1作品、特別賞1作品を選出

第2回 次世代作家文芸賞が決定

第2回 次世代作家文芸賞が決定

TSUTAYAを運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と、約30万人の作家が利用し構造的な物語の創作をサポートする執筆ツール「Nola」を提供するindentは、共催する「第2回 次世代作家 文芸賞」の最終選考結果を発表し、「一般エンタテイメント部門」から特別賞を1作品、「コミカライズ原作部門」から大賞を1作品選出しました。

「コミカライズ部門」にて大賞を受賞した作品は、ソニー・ミュージックエンタテインメントによるコミック化、書籍刊行を目指します。また、全国800店舗を超えるTSUTAYAのコミック売り場の一等地にてコーナー展開をするとともに、全国の書店および電子書籍にて展開される予定です。

 

「第2回 次世代作家文芸賞」最終選考結果

 
【一般向けエンターテイメント小説部門】

大賞:該当作品無し

特別賞:「アルゴリズムの乙女たち」(明治依吹さん)

 
【ライトノベルス文芸部門】

大賞:該当作品無し

 
【コミカライズ原作部門】

大賞:「Good Days」(緒川ゆいさん)

 
<総評コメント>

■「一般向けエンターテイメント小説部門」/ 徳間書店文芸編集部より
読みやすい。これが第二回の本賞にご応募いただいた作品の印象です。文章に破綻が少なく、ストーリー展開も定石にのっとっており、最後まで一気に読める作品が多かったです。しかし、どこか作品に対し物足りなさを感じました。その理由は、ストーリーの要請のみで登場人物を動かしているからだと思います。そのような作品は、「読みやすいけれどご都合主義」という印象を与えやすく、満足度は低くなりがちです。そこから脱却するためにも、キャラクターを掘り下げ、彼らの要請で物語を動かすというアプローチをしてもらいたかったと思います。
この度は、本部門へのご応募、誠にありがとうございました。

 
■「ライトノベルス部門」/ アース・スターノベル編集部より
独特な世界観・キャラクターで構築された作品が多い印象でしたが、話の展開やテンポなどリーダビリティの面で、当社の「ライトノベル」には合わない内容が多かったです。
残念ながら大賞を選出することはできなかったのですが、ポテンシャルの高さを感じる作品も多くありました。
読みやすさ、そして読者をスムーズに惹き込むことを意識すればもっと良くなると思います。
この度は当社ライトノベルス文芸部門へのご応募、誠にありがとうございました。

■「コミカライズ原作部門」/ ソニー・ミュージックエンタテインメント編集部より
コミカライズ原作部門ということで、世界観、キャラクター設定、構成力などに加えて、物語を頭の中でビジュアライズしながら“絵で表現する”という点での面白さも重要なポイントとして選考いたしました。
どの作品も熱量高く魅力的な作品ばかりで、最終選考会では作品を絞るまで非常に悩みましたが、上記のポイントに加え、“最後まで読者を飽きさせない力”をより強く感じた作品を選ばせていただきました。
改めて、本部門にご応募いただきましたすべての皆様に心より御礼申し上げます。

 
※なお、最終選考通過作品一覧および選評については、第2回 次世代作家文芸賞公式 HP(https://contest.nola-novel.com/zisedaisakka202209)をご参照ください。

 

第2回「次世代作家 文芸賞」 概要

■『次世代作家 文芸賞』とは
TSUTAYAと「Nola」が共催する、これからの書籍・漫画業界を担う次世代作家を支援することを目的とした公募の文芸賞です。

■募集部門:「一般向けエンターテイメント小説部門」、「ライトノベルス文芸部門」、「コミカライズ原作部門」

■大賞:各部門より、それぞれ1作品を「大賞」に選出します。
(1) 賞金30万円
(2) TSUTAYAのグループ出版社または、ソニー・ミュージックエンタテインメントによる書籍化確約
※「一般向けエンターテイメント小説部門」は徳間書店より書籍化、「ライトノベルス文芸部門」はアース・スター エンターテイメントより書籍化、「コミカライズ原作部門」はソニー・ミュージックエンタテインメントによりコミック化
(3) 全国TSUTAYAの書籍・コミック売り場の一等地で、大々的に展開

■特別賞:各部門若干名。特別賞の受賞作品を推薦した出版社が書籍刊行に向け、検討を進めます。

 
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