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シリーズ累計80万部突破&ドラマ化「元彼の遺言状」シリーズ初の連作短編集『剣持麗子のワンナイト推理』が刊行

新川帆立さん著『剣持麗子のワンナイト推理』

新川帆立さん著『剣持麗子のワンナイト推理』

宝島社は、新川帆立さんの第19回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作品『元彼の遺言状』のシリーズ第3弾として、『剣持麗子のワンナイト推理』を刊行しました。本書の発売をもってシリーズ累計発行部数は80万部を突破します。

 

剣持麗子、再登場!新川帆立さんが疲れた大人に贈る、睡眠不足ミステリー

『剣持麗子のワンナイト推理』は、女性弁護士・剣持麗子が大手法律事務所で忙しく働く業務の合間、主に深夜から朝までに、クライアントから舞い込む難題を解決していくミステリーです。

殺人などの刑事事件とタイムリミット・サスペンスの要素をあわせ持った、シリーズ初の連作短編集となります。5つの事件を解き明かしていく、麗子の推理力と行動力を楽しんでください。

シリーズ第1弾の『元彼の遺言状』は、「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という元彼の奇妙な遺言を受け、剣持麗子が依頼人と共謀して分け前を狙う遺産相続ミステリーです。

同書を原作とする、綾瀬はるかさん主演、大泉洋さん共演の連続ドラマが4月11日(月)から毎週月曜よる9時・フジテレビ系にて放送されます。

ドラマには『剣持麗子のワンナイト推理』収録のエピソードも一部登場します。またドラマ放送に合わせ、綾瀬はるかさんのビジュアルを使用した特別カバー版の『元彼の遺言状』文庫が3月より順次店頭に並んでいます。

 
<『剣持麗子のワンナイト推理』あらすじ>

『元彼の遺言状』のヒロイン・剣持麗子が奮闘する連作短編集が登場!
森川栄治が残した遺言状の騒動に巻き込まれ、亡くなった村山弁護士のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。都内の大手法律事務所で忙しく働く麗子は、業務の合間(主に深夜)にクライアントからの相談に乗る羽目になり……。次々に舞い込む難題を、麗子は朝までにどう解決する?

 

著者コメント

「ワンナイト推理」というタイトル通り、夜中に呼び出された主人公が眠い目をこすりながら謎を解く、睡眠不足ミステリーです。時系列的には『元彼の遺言状』から『倒産続きの彼女』までの期間に起きたエピソードとなっていますので、過去二作とあわせて読むと三倍面白いですが、本作からでも楽しんでいただけると思います。

 
◆本作では人気キャラクター・剣持麗子が再び主人公として活躍!
剣持麗子の話を読みたいという読者さんの声もいただいていましたし、私もまた麗子ちゃんに会いたいと思ったので、再登場させました。別の弁護士を主人公に据えた長編の構想もあるので、今後も様々な人間を描いていきたいと思います。

 
◆「ワンナイト推理」というアイデアのきっかけ
弁護士の仕事が忙しい剣持麗子は、日中は謎解きをしている暇がありません。
事件に巻き込まれるなら夜中になるだろうと思い、自然と深夜の謎解きものになりました。

 
◆眠らない街・新宿が舞台。麗子とタッグを組む新キャラクターも登場
深夜に謎解きをするなら、眠らない街・新宿を舞台にしようと考えました。
新宿界隈にどのような人間がいるかを考えたうえで、剣持麗子と面白い化学反応を起こしてくれそうな人を配置しました。

 
◆シリーズ初の連作短編集。すきま時間に気軽に手にしてほしい
夜寝る前に一話ずつ読むと、主人公と一緒に夜更かししている気分になって楽しいかなと思い、このような構成にしました。一話が短いぶん、すきま時間にお手に取っていただきやすくなっているかと思います。

 

著者プロフィール

著者の新川帆立(しんかわ・ほたて)さんは、1991年2月生まれ。アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身、宮崎県宮崎市育ち。東京大学法学部卒業後、弁護士として勤務。高校時代は囲碁部に所属し全国高校囲碁選手権大会にも出場。囲碁部で麻雀にも興味を覚え、司法修習中に最高位戦日本プロ麻雀協会のプロテストに合格しプロ雀士としても活動経験あり。

作家を志したきっかけは16歳のころ夏目漱石の『吾輩は猫である』に感銘を受けたこと。作家になるために「粘り強く長期戦に対応できるための食い扶持が必要」と考え弁護士になる。

第19回『このミステリーがすごい!』大賞で大賞を受賞し、『元彼の遺言状』で2021年デビュー。現在は作家として活動。アメリカ在住。

 

剣持麗子のワンナイト推理
新川 帆立 (著)

連続ドラマ化決定! 『このミステリーがすごい! 』大賞受賞作『元彼の遺言状』のヒロイン再び!
弁護士・剣持麗子は今夜も徹夜で謎解き――寝不足必至のミステリー短編集

亡くなった町弁のクライアントを引き継ぐことになってしまった剣持麗子。
都内の大手法律事務所で忙しく働くかたわら、業務の合間(主に深夜)に一般民事の相談にも乗る羽目になり……。
次々に舞い込む難題を、麗子は朝までに解決できるのか! ?

法律相談に運動会(?)に、剣持麗子は今日も眠れない!

第一話 家守の理由
不動産屋の主人が何者かに殺害された。麗子は「武田信玄」と名乗る第一発見者の男に呼び出されるが、男は本名も住所も明かそうとせず……。

第二話 手練手管を使う者は
バーでホストの「信長」が殺された。状況からすると店で寝ていたという「光秀」が怪しいが、彼は無実を訴えて麗子に助けを求めてくる。

第三話 何を思うか胸のうち
事務所の先輩弁護士の急死。しかしその状況は一度倒れてから蘇り、その後再び亡くなったかのような奇妙なものだった。

第四話 お月様のいるところ
認知症を患っているらしいおばあさんを家まで送った麗子は、そこで男の首つり死体を発見する。しかもおばあさんは警察署から忽然と姿を消し……。

第五話 ピースのつなげかた
三隣亡の日に瓦の張替えを行ったA家の近隣で、不幸が相次いでいるという。法律でAさんを訴えられないかという相談に、麗子は頭を抱えるが――。

<既刊>

【2021年・第19回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】元彼の遺言状 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
新川 帆立 (著)

第19回『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」――奇妙な遺言状をめぐる遺産相続ミステリー!

(あらすじ)
「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」。元彼の森川栄治が残した奇妙な遺言状に導かれ、弁護士の剣持麗子は「犯人選考会」に代理人として参加することになった。
数百億円ともいわれる遺産の分け前を勝ち取るべく、麗子は自らの依頼人を犯人に仕立て上げようと奔走する。
ところが、件の遺書が保管されていた金庫が盗まれ、さらには栄治の顧問弁護士が何者かによって殺害され……。

倒産続きの彼女
新川 帆立 (著)

『このミステリーがすごい! 』大賞 大賞受賞作&シリーズ累計48万部突破
『元彼の遺言状』続編!

彼女が転職するたび、その企業は必ず倒産する――
婚活に励むぶりっ子弁護士・美馬玉子と、高飛車な弁護士・剣持麗子がタッグを組み、謎の連続殺「法人」事件に挑む!

(あらすじ)
山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子。事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、ボス弁護士・津々井の差配で麗子とコンビを組むことになってしまう。
二人は、「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理部・近藤まりあの身辺調査を行なうことになった。
ブランド品に身を包み、身の丈にあわない生活をSNSに投稿している近藤は、会社の金を横領しているのではないか? しかしその手口とは?
ところが調査を進める中、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、本当に死体を発見することになった彼女たちは、予想外の事件に巻き込まれて……。

 


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