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ラオスの学校に図書室を! NPO法人「ラオスのこども」がクラウドファンディングを実施中!

ラオスの学校に図書室を! NPO法人「ラオスのこども」がクラウドファンディングを実施中!

ラオスの学校に図書室を! NPO法人「ラオスのこども」がクラウドファンディングを実施中!

ラオスで40年近く子どもたちの支援をしている「特定非営利活動法人ラオスのこども」は、クラウドファンディングを実施し、学校図書室の開設費を募集中です。

 
ラオスでは、歴史的・経済的・地理的なさまざまな要因で、教育環境の整備が不十分で、子どもたちが学びを通して人生を主体的に選択できるチャンスがまだ少ない状態です。

図書室の開設は、子どもたちに読書ができる場を提供し、生きる上で欠かせない識字能力の獲得や多様な価値観と出会い、自分の可能性を広げることにつながります。「ラオスのこども」では、子どもたちの生きる権利を守り、育つために必要な環境をつくる活動のために、クラウドファンディングへの協力を呼びかけています。

 

本との出会いが子どもの未来をひらく ~クラウドファンディングに挑戦

 
◆ラオスの教育環境の現状

6歳になれば小学校に入り、卒業すれば中学校に入学できるのが日本です。しかしラオスでは、学校が遠い、先生の話すことば(公用語のラオス語)と家で話すことば(民族の言葉)が異なり理解できない等の理由から、十分に学べずに小学校を中退してしまうこともあります。また、歴史的・経済的・地理的なさまざまな要因で、教育環境の整備が不十分です。

近年は、卒業率は上がってきましたが、それでもまだ読書環境が整備されていない学校がまだ多くあります。ラオスでは本は日常の生活からとても遠い存在です。首都のヴィエンチャンでさえ、本を売っている店は数件しかなく、支援で開設されない限り学校に図書室はありません。このような中、子ども達が十分な読み書きの能力や思考力、表現力を身につけることは難しく、多様な価値に接することができない状態です。子どもたちが、人生を主体的に生きることが困難な状況が続いています。

 
◆ラオスの小中学校2校で開設

「ラオスのこども」ラオス事務所にはラオス各地の学校から、図書室を開設して欲しいというリクエストが寄せられています。

その中から3か所で開設する計画ですが、まだ1か所分の費用しかありません。そこで、現在あと2か所分の費用を募集しています。

学校の選定にあたっては、「充分なスペース」「運営担当の教員配置」「研修実施」「PTAが運営協力」といった基準をもとに、最終的に図書室を寄贈する学校を選びます。

図書室で本に出会った子どもたち

図書室で本に出会った子どもたち

 
◆開設だけではなく持続的な図書室活用を目指して

図書室にする部屋は、必要に応じて補修します。本棚、読書用の椅子などの家具、書籍400~450冊、運営に必要な文房具、本の補修に必要な道具を提供します。子どもの年齢に併せた図書を準備する他、教員や地域住民も活用出来るように大人向けの図書も入れます。

また、図書室運営を担当する先生やボランティア生徒(=図書委員の役割)を対象に、図書室運営と図書の活用方法を理解し実習するセミナーを実施します。先生も生徒も、教科書以外の本に触れたり図書室を利用した経験がほとんどないため、図書室の役割や運営方法を基礎から学んでもらいます。

図書室開設だけではなく、学校を拠点に読書の機会を拡げ、読書の習慣を根付かせることで、子どもたちの成長を支援し、教育の充実に貢献します。

 
★プロジェクト詳細:https://camp-fire.jp/projects/view/418730

 

「特定非営利活動法人 ラオスのこども」団体概要

(認定)特定非営利活動法人「ラオスのこども」は、今なお十分な教育を受ける機会がないラオスの子どもたちの成長を願い、1982年から日本とラオスを中心に活動を続けている国際協力NGOです。

おもに、「本の出版と配布」「学校・地域での図書室開設」「教員向けの図書室運営・図書活用の研修」「作家・編集者の育成」、「子どもセンター(児童館)の運営支援」などを行ってきました。子ども達が、本を身近なものとして楽しみ、自分の世界を広げることにより、自ら学ぶ力を伸ばす環境づくりに取り組んでいます。

★URL:http://www.deknoylao.net/

 
<これまでの取り組み・成果>

出版事業では、これまでにラオス語図書226種類、約92万冊を出版し、ラオスの小中高校の約1/3である2,732校に図書を配付しました。また、329校で学校図書室を開設しました(2021年05月現在)。開設した学校図書室には定期的に訪問し、状況に応じた丁寧なフォローアップを繰り返し行うことで、図書活動の定着と活発化を促しています。学校外では、全国14か所にある、子どもが集い遊び学べる場「子どもセンター」の運営を支援してきました。

 
【受賞歴】
◆団体
2002年7月:外務大臣表彰
2006年5月:ラオス政府情報文化省大臣感謝状
2008年9月:IBBY国際児童図書評議会「IBBY朝日国際児童図書普及賞」
2016年7月:公益財団法人社会貢献支援財団 社会貢献者表彰「社会貢献の功績」

◆個人:代表 チャンタソン・インタヴォンさん
1992年7月:日本青年会議所主催 TOYP大賞’92「外務大臣賞」
1999年9月:毎日新聞社「毎日国際交流賞」
2000年12月:アジア人権基金「アジア女性・人権特別賞」
2017年12月:駐ラオ日本大使館表彰
2018年10月:JICA理事長賞
2020年11月:旭日双光章

 
【関連】
ラオスの学校に図書室を! 本との出会いが子どもの未来をひらく – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)

 


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