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「第19回新潮ドキュメント賞」候補作が決定 宮口幸治さん、横田増生さん、信友直子さん、濱野ちひろさん、佐々涼子さんの計5作品

「第19回新潮ドキュメント賞」候補作が決定

「第19回新潮ドキュメント賞」候補作が決定

新潮文芸振興会は8月7日、第19回新潮ドキュメント賞の候補作を発表しました。

 

「第19回新潮ドキュメント賞」候補作

第19回新潮ドキュメント賞の候補作は次の通りです。

 
【第19回新潮ドキュメント賞 候補作】

◎『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治さん/新潮社)

◎『潜入ルポ amazon帝国』(横田増生さん/小学館)

◎『ぼけますから、よろしくお願いします。』(信友直子さん/新潮社)

◎『聖なるズー』(濱野ちひろさん/集英社)

◎『エンド・オブ・ライフ』(佐々涼子さん/集英社インターナショナル)

 
なお、今回の選考結果の発表は9月1日の予定です。

 

新潮ドキュメント賞について

新潮ドキュメント賞は、財団法人「新潮文芸振興会」が主催。ノンフィクションを対象とし、「ジャーナリスティックな視点から現代社会と深く切り結び、その構成・表現において文学的にも良質と認められる作品」に授与される文学賞です。

なお、以前は「新潮学芸賞」の名称で2001年まで開催されていましたが、2002年からノンフィクションを対象とする「新潮ドキュメント賞」と、評論・エッセイを対象とする「小林秀雄賞」とに分離しています。

 
第19回は、令和元年7月1日から令和2年6月30日までを対象期間としています。
選考委員は、池上彰さん、梯久美子さん、櫻井よしこさん、藤原正彦さん、保阪正康さん。

受賞作には、記念品および副賞として100万円が贈られます。

 

ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書)
宮口 幸治 (著)

児童精神科医である著者は、多くの非行少年たちと出会う中で、「反省以前の子ども」が沢山いるという事実に気づく。少年院には、認知力が弱く、「ケーキを等分に切る」ことすら出来ない非行少年が大勢いたが、問題の根深さは普通の学校でも同じなのだ。人口の十数%いるとされる「境界知能」の人々に焦点を当て、困っている彼らを学校・社会生活で困らないように導く超実践的なメソッドを公開する。

潜入ルポ amazon帝国
横田 増生 (著)

「アマゾン・エフェクト」の正体を見た!

〈「とてつもなく大きくなったなぁ……」と気圧されるような思いに陥った(中略)私がアマゾンの物流センター内部に足を踏み入れるのは15年ぶり〉(第1章より)
“世界最大の小売企業”アマゾンによって、いまや日本市場は制圧されつつある。果たして、その現場では何が起きているのか――「アマゾン・エフェクト」の実態に迫るべく、著者は『潜入ルポ アマゾン・ドット・コム』以来、15年ぶりにアマゾンの巨大物流センターに潜入する。さらに、即日配送、カスタマーレビュー、マーケットプレイス、AWSなど、アマゾンのさまざまな現場に忍び込んでは「巨大企業の光と影」を明らかにしていく。私たちはこのまま何も実態を知ることなく、「アマゾン帝国」に支配されていくのだろうか……日本人に大きな問いを投げかける力作ルポルタージュである。

【編集担当からのおすすめ情報】
著者の横田氏は、日々の生活用品をほとんどアマゾンで買いそろえています。さらに、アレクサに頼んでニュースを聞き、映画はアマゾンプライムで観て、漫画や小説はキンドルで読んでいる。どこにでもいるアマゾンユーザーに過ぎなかった著者が、たったひとりでこの巨大企業の実態に迫りゆく。「巨象に立ち向かうアリ」の奮闘をご覧ください。

ぼけますから、よろしくお願いします。
信友 直子 (著)

母85歳に認知症診断!父93歳が初の家事に挑む!?「心配せんでもええ。あんたはあんたの仕事をした方がええわい」―両親からの気丈な言葉に背中を押されても、離れて暮らすことに良心の呵責を抱く映像作家の娘。彼女が時に涙で撮り続けた親の「老い」の克明な記録、目を逸らさず見守った切実な胸中、超高齢夫婦の介護の日々に溢れていた愛と絆…。同名ドキュメンタリー映画の監督兼撮影の著者が認知症介護に直面した家族のリアルを綴る!

聖なるズー
濱野 ちひろ (著)

犬や馬をパートナーとする動物性愛者「ズー」。性暴力に苦しんだ経験を持つ著者は、彼らと寝食をともにしながら、人間にとって愛とは何か、暴力とは何か、考察を重ねる。そして、戸惑いつつ、希望のかけらを見出していく―。2019年第17回開高健ノンフィクション賞受賞。

エンド・オブ・ライフ
佐々 涼子 (著)

200名の患者を看取ってきた友人の看護師が癌に罹患。「看取りのプロフェッショナル」である友人の、死への向き合い方は意外なものだった。
最期の日々を共に過ごすことで見えてきた「理想の死の迎え方」とは。
著者が在宅医療の取材に取り組むきっかけとなった自身の母の病気と、それを献身的に看病する父の話を交え、7年間にわたる在宅での終末医療の現場を活写する。
読むものに、自身や家族の終末期のあり方を考えさせてくれるノンフィクション。

 
【関連】
新潮ドキュメント賞 | 新潮社

 


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