「日本マーケティング本大賞2019」ノミネート6作品を発表
マーケティング理論や実践の普及のために2018年より始まった、日本マーケティング学会員が選ぶ「日本マーケティング本 大賞2019」のノミネート作品が発表されました。
日本マーケティング学会員が選ぶ「日本マーケティング本 大賞2019」今年のノミネート6作品を発表!
「日本マーケティング本 大賞」は、マーケティング理論や実践の普及のため、マーケティングに関するお勧めできる書籍を、日本マーケティング学会員の投票により毎年選び、「日本マーケティング本 大賞」として表彰するものです。
今回の「日本マーケティング本 大賞2019」では、1次投票で、日本マーケティング学会の学会員より48作品が推薦され、うち条件にあてはまる42作品が対象となりました。その結果、得票数上位6作品がノミネート作品に決定しました。
このノミネート作品の中から、再度、学会員の投票により「日本マーケティング本 大賞2019」が10月に決定され、10月20日のマーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式が行われます。
なお、ノミネートは、得票数上位10作品の予定でしたが、上位7番目の得票が同票6作品あったため、審査委員会で検討の結果、6作品をノミネートとなりました。
【日本マーケティング本 大賞2019 ノミネート 6作品】
◎『1からのデジタル・マーケティング』(編著:西川英彦さん、澁谷覚さん(編著)/碩学舎)
◎『右脳思考』(内田和成さん/東洋経済新報社)
◎『小売構造ダイナミクス:消費市場の多様性と小売競争』(横山斉理さん/有斐閣)
◎『消費者視点の小売イノベーション:オムニ・チャネル時代の食品スーパー』(高橋広行さん/有斐閣)
◎『そのクチコミは効くのか』(久保田進彦さん、澁谷覚さん/有斐閣)
◎『マーケティング・リサーチのわな:嫌いだけれど買う人たちの研究』(古川一郎さん/有斐閣)
「日本マーケティング本 大賞」について
■対象:2018年4月1日から2019年3月31日までに日本で刊行(奥付の日付)された、マーケティング関連のオリジナル書籍(テキスト含む、翻訳を除く)
■審査方法
◎1次投票として、学会員は一人1~3作品を投票
◎1次投票の投票数上位10作品をノミネート本として発表
◎2次投票として、学会員はノミネート作品の中から、一人1~3作品を選び投票および推薦コメントを記述
◎2次投票の投票数上位より、大賞作品を決定
◎10月20日マーケティングカンファレンスにて、結果発表、大賞・準大賞(ベスト3)の授賞式
1からのデジタル・マーケティング 西川 英彦 (編集), 澁谷 覚 (編集) アマゾンや食べログ、メルカリ、無印良品など身近な企業ケースを通して概念や理論を説明する入門テキスト。デジタル・マーケティング実践するためのツールやインフラも紹介。 |
右脳思考 内田和成 (著) 優れたビジネスマンは勘で仕事する! |
小売構造ダイナミクス — 消費市場の多様性と小売競争 横山 斉理 (著) なぜ日本の食品スーパーは力強く生き残れるのか。日本の食品小売市場において、グローバル小売企業が苦戦を強いられるのはなぜなのか。日本の食品小売市場がもつ地域多様性と、それを維持・再生産する小売競争と現場の組織能力を浮き彫りにし、今後の小売構造の行く末を指し示す力作。新たな方法論についても議論を展開。 |
消費者視点の小売イノベーション — オムニ・チャネル時代の食品スーパー 髙橋 広行 (著) ネット販売の浸透によって、食品スーパーは倉庫になってしまうのか。食品スーパーとレストランの融合業態は成功するのか。変化の激しい時代だからこそ、売り手やチャネルの視点でも、技術的な視点でもなく、購買の主体である「消費者の視点」で小売のイノベーションについて議論する。 |
そのクチコミは効くのか 久保田 進彦 (著), 澁谷 覚 (著) クチコミの効果を測定する! |
マーケティング・リサーチのわな — 嫌いだけれど買う人たちの研究 古川 一郎 (著) いかにすれば、わなから抜け出せるのか。科学的なマーケティングの限界を豊富な事例や実証によって明らかにし、あるべきマーケティング・リサーチの姿を描き出す。 |
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