『本当は恐ろしい床ずれ』寝たきりの家族がいる方へ!家庭で手軽に実践できるケアとは?
幻冬舎メディアコンサルティングより、國枝靖弘さん著・塚田邦夫さん監修『本当は恐ろしい床ずれ』が刊行されました。
手遅れになる前に実践すべき 家族を守るための正しい知識とホームケア
床ずれ(褥瘡)は、時には人の命を奪ってしまうほど恐ろしい病気です。しかも、床ずれはほんの些細なきっかけで、あっという間に発症してしまうやっかいな病気でもあります。
放っておくと患者は苦痛に顔をゆがめ、最悪の場合は死にいたるほどの恐ろしい病気であるにもかかわらず、床ずれの認知度はまだまだ高いとはいえません。また、言葉は知っているけど、正しいケアについては知らない、という人も多いのが実情です。
そこで本書では、知られざる床ずれの恐ろしさを伝えるとともに、その床ずれに対して家庭でもできる正しいケアの方法まで、イラストや図解なども示しながらわかりやすく説明しています。
本書の目次
第1章 発症までたった3時間 少しの油断で手遅れになる「床ずれ」の恐怖
第2章 皮膚が赤紫色になったら発症のサイン ステージによって変わる床ずれケア
第3章 治療のカギは在宅ケアにあり 外用剤の効果的な活用術
第4章 治ったあとこそ要注意 知っておくべき日々の再発予防ケア
著者プロフィール
■著者:國枝靖弘(きにえだ・やすひろ)さん
1961年、愛知県生まれ。1988年、明治大学法学部を卒業後、スズラン株式会社に入社。名古屋営業所で医療機関向け薬品の販売に携わった後、2008年、代表取締役に就任。衛生材料、医薬品、医薬部外品、医療機器、化粧品など幅広く取り扱い、特にコットンやガーゼなどの綿繊維の衛生素材については国内トップシェアを獲得している。
また、父親の介護をきっかけに「病院の品質を家庭に届ける」をコンセプトとした介護用商品を手がけるブランド「ケアエイド」を立ち上げるなど、サービスの幅を広げた。さらに、国内のみならず、海外での製造拠点の開拓にも積極的に取り組んでいる。
■監修者:塚田邦夫(つかだ・くにお)さん
高岡駅南クリニック院長/日本褥瘡学会理事。
富山県高岡市生まれ。1979年、群馬大学医学部を卒業。同年、東京医科歯科大学第2外科入局。1988年アメリカ合衆国クリーブランドクリニックの大腸直腸外科にて大腸外科、腸疾患、ストーマケア、創傷治療について研修を受けるなど多くの経験を積み、1991年富山医科薬科大学(現富山大学)第2外科に入局。
1997年、富山県にて褥創(床ずれ)をはじめ、胃疾患、大腸・肛門疾患、外傷、ストーマ(人工肛門)の治療を行う高岡駅南クリニックを開業。
著書に『外用薬の特性に基づいた褥瘡外用療法のキホン』(南山堂)などがある。