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赤江珠緒さん、タサン志麻さん、高尾美穂さん、堀井美香さん、佐藤友子さんへのインタビュー集『かざらないひと』

赤江珠緒さん、タサン志麻さん、高尾美穂さん、堀井美香さん、佐藤友子さん――今、絶大な人気を集める女性たちのインタビュー集『かざらないひと 「私のものさし」で私らしく生きるヒント』が、ひとり出版社・月と文社(つきとふみしゃ)より発売中です。

 

ひとり出版社・月と文社が第2弾書籍として刊行した「自分のものさしで生きるヒント」

今、絶大な人気を集める「かざらないひと」たちは、どんな人生を歩み、何を大事にして生きてきたのか――。

本書『かざらないひと』では、フリーアナウンサー・赤江珠緒さん、家政婦&料理人・タサン志麻さん、産婦人科医・高尾美穂さん、フリーアナウンサー・堀井美香さん、ECサイト「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子さんの5人のロングインタビューを収録しています。

 
フリーアナウンサーの赤江珠緒さんは、2023年3月まで11年間、TBSラジオの午後の帯番組『たまむすび』のメインパーソナリティを務め、等身大の語り口と誠実な人柄が幅広い世代のリスナーに愛されてきました。

家政婦で料理人のタサン志麻さんは、冷蔵庫の中にある食材で10品以上の絶品料理を作る「伝説の家政婦」として日本テレビ系「沸騰ワード10」などに定期的に出演し、その料理の腕やアイデア、かざらない人柄が人気を集めています。

産婦人科医の高尾美穂さんは、NHKの情報番組「あさイチ」などのメディア出演を機に注目を集めるようになり、温かく説得力のある語り口と唯一無二の存在感で、女性を中心に数多くのファンを持つ存在となっています。

フリーアナウンサーの堀井美香さんは、主に40~50代の女性たちから熱く支持されている大人気ポッドキャスト番組「OVER THE SUN」でコラムニストのジェーン・スーさんとともにパーソナリティを務める一方、2022年にTBSを退社して以降、ライフワークである朗読の活動に力を注ぐ姿にも注目が集まっています。

「北欧、暮らしの道具店」店長の佐藤友子さんは、兄の青木耕平さんと立ち上げたEC事業で独自の世界観を構築してファンを増やし、年商60億円の規模にまで事業を成長させました。商品だけでなく暮らしや生き方をテーマにした読み物や動画などをすべて監修し、発信する佐藤さんは、心地よく生きることと向き合いたい人たちから圧倒的な支持を集めています。

インタビューと編集・執筆は、月と文社代表の藤川明日香さんが行いました。月と文社は、2023年3月まで月刊誌『日経WOMAN』編集長を務めていた藤川さんが、日経BPを退社して設立した「ひとり出版社」です。本書に登場する5人はいずれも藤川さんが日経WOMAN編集部時代に取材経験があり、「かざらない」たたずまいを感じたことから、その秘密を探るべく本書のインタビューを依頼しました。

 
他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている――そんなふうに見える5人の女性たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのかを掘り下げています。彼女たちの等身大の言葉の数々のなかに、本書の読者自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。キャリアに迷ったとき、生き方の軸を見つけたいときに手に取ってほしい一冊です。

 
★本のレビューサイト「NetGalley」で本書を先読みしたレビュアーのコメントはこちら:https://www.netgalley.jp/catalog/book/316101

 
<本文より>

たぶん私、カツオっぽいんですよね。
――赤江珠緒さん

馬鹿にされても別にいいや、私は楽しいことやってるんだもん、みたいにずっと思っていますね。
――タサン志麻さん

そこに同年代の女子がいれば当たり前に楽しく過ごすでしょ、という感覚で看護師さんたちに接してきました。
――高尾美穂さん

自分そのものをそんなに大した人間じゃないと思っているのがベースにあるんでしょうね。そうすると、他の人の行動とか言葉も受け入れられる。
――堀井美香さん

「かざらないひと」っていうタイトルの本に出ちゃっていいのかな、私、かざってるんで…。
――佐藤友子さん

 

本書の目次

 
「面白さ」を大事にするひと…赤江珠緒
モヤモヤを行ったり来たりする/山をぐるっと回って考えたい/「物語」から人間心理を学ぶ/「心がタフ」で続いてきた/女性という意識はなかったけれど/100%をめぐる葛藤/まだまだ自分に飽きてない

 
「納得」を大事にするひと…タサン志麻
自分の思いをうまく言葉にできなかった/不器用だからこそ誰よりも努力した/心が動く就職先を探し続けた/「なんか違う」をごまかしきれなかった/「家政婦」がいつでも戻れる場所に/私を変えた夫のロマンと田舎の暮らし/思いがあればレシピ以上のものができる

 
「意志」を大事にするひと…高尾美穂
自分は「凡人」だと感じたから/嫌がらせする人を達観して見ていた/好きなものは高校時代から変わらない/気づけば「人たらし」と言われていた/「あなたのいいところを私は知ってるよ」/すべてのことは自分で選べる/私たちは助け合って生きていく

 
「普通」を大事にするひと…堀井美香
人に見つからないように全力疾走/「東京の普通」に負い目を感じて/嫉妬しない、口出ししない夫婦関係/人をあまり敵と思わない/メインではない場所が落ち着く/普通の人の本物の言葉を届けたい/自分を身軽にしていくのが心地いい

 
「気持ち」を大事にするひと…佐藤友子
10代で自分をリセットした/「本当の自分」はノートのなかに/自分を広げていくことが心地いい/私のなかの、うるさい友子/「働く主婦」である私/「ひとりの星」を持っている人が好き/停滞している自分とも向き合いたい

 

「月と文社」代表・藤川明日香さん プロフィール

1974年生まれ。東京工業大学工学部建築学科卒業、東京工業大学大学院建築学専攻修了後、1998年に日経BP入社。建築雑誌『日経アーキテクチュア』ほか建設業界向け媒体の編集部を経て、米国TIME社発のライフスタイル誌の日本版『REAL SIMPLE JAPAN』編集部へ。同誌の2005年の創刊から2008年の休刊まで携わる。2008年末より『日経WOMAN』編集部へ。副編集長を経て、2018年から2023年3月まで『日経WOMAN』編集長を務める 。

2023年5月に日経BPを退社し、株式会社月と文社(つきとふみしゃ)を設立。2023年12月に、東京を舞台にした大人向け絵本『東京となかよくなりたくて』を初の書籍として出版。社名の月と文社は、藤川さんが20年以上住む東京の月島・勝どきエリアと、20年以上携わる文章の仕事への愛着が由来となっている。

 

かざらないひと 「私のものさし」で 私らしく生きるヒント
月と文社 (編集)

「自分をどう魅せる?」から自由に見える、あのひとが考えていること

フリーアナウンサー・赤江珠緒、家政婦&料理人・タサン志麻、産婦人科医・高尾美穂、フリーアナウンサー・堀井美香、「北欧、暮らしの道具店」店長・佐藤友子。
絶大な支持を集める「かざらない」たたずまいを持つ彼女たちの人生の軌跡を振り返り、その時々の「思い」に焦点を当てながら、何を大事にして生きてきたのかを紐解く濃厚インタビュー集。

他人のものさしに左右されず、でも世の中とうまく折り合いをつけながら、自分のものさしを持って生きている。そんなふうに見える彼女たちには、どんな思考と行動の蓄積があったのか。
その等身大の言葉の数々のなかに、あなた自身が大切にしていること、大切にしたいと思っていることと共鳴する何かがきっと見つかるはずです。

写真:蝦名まゆこ
装丁:鈴木千佳子

 


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