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イギリスにはなぜ未だに国王がいるのか? 「世界史のリテラシー」シリーズ『イギリス国王とは、なにか ~名誉革命』が刊行

2023年5月に創刊された誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、現在と未来を見通すシリーズ「世界史のリテラシー」の第6弾、君塚直隆さん著『イギリス国王とは、なにか ~名誉革命』がNHK出版より刊行されました。

 

一千年以上の長きにわたる「王権」と「議会」の絶妙な関係が見えてくる!

「世界史のリテラシー」では、歴史的な「あの事件」を、単なる知識だけでなく、それが現代社会にどう結びついているのかまで探究し、未来を見通す力を養います。

今回のテーマは「イギリス国王とは何か」。「名誉革命」をキーワードに、イギリスの政治体制が周辺各国とどのように異なり、そしてどのように成立し現代まで続いているかを全4章にわたって見ていきます。

なぜ、王権と議会は協調できたのか? 立憲君主制の確立は、「奇蹟」の革命であった

国王は君臨すれども統治せず――。

なぜイングランドは「立憲君主制」になったのか?
なぜ「絶対君主制」にはならなかったのか?

「賢人会議」から議院内閣制の定着を経て現代へ、一千年以上の長きにわたる「王権」と「議会」の絶妙な関係について、「名誉革命」をキーワードに読みときます。

 
★本書の一部を「NHK出版デジタルマガジン」で公開中:https://mag.nhk-book.co.jp/article/50359

 

本書の構成

第1章 《事件の全容》 いかにしてイングランドに「立憲君主制」が確立されたのか?

第2章 《歴史的・宗教的背景》 イングランドはなぜ「絶対君主制」にならなかったのか?

第3章 《同時代へのインパクト》「外人王」の登場で議院内閣制の定着と「財政=軍事国家」の形成へ

第4章 《後世に与えた影響》 イギリスにはなぜ国王が必要なのか?

 

著者プロフィール

君塚直隆(きみづか・なおたか)さんは、1967年生まれ、東京都出身。関東学院大学国際文化学部教授。立教大学文学部史学科卒業、英国オックスフォード大学セント・アントニーズ・コレッジ留学、上智大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程修了。博士(史学)。専門はイギリス政治外交史、ヨーロッパ国際政治史。

主な著書に『ヴィクトリア女王』『物語 イギリスの歴史(上下)』『エリザベス女王』『貴族とは何か』『君主制とはなんだろうか』など。

 

世界史のリテラシー イギリス国王とは、なにか: 名誉革命 (教養・文化シリーズ)
君塚 直隆 (著)

なぜ、王権と議会は協調できたのか? 立憲君主制の確立は、「奇蹟」の革命であった。

イギリスには、どうして未だに国王がいるのか? 世界の今を解くカギは、すべて歴史の中にある――。誰もが一度は耳にしたことがある「歴史的事件」と、誰もが疑問を抱く一つの「問い」を軸に、各国史の第一人者が過去と現在をつないで未来を見通す新シリーズの第6弾! なぜイングランドは「立憲君主制」になったのか? なぜ「絶対君主制」にはならなかったのか? 〈国王は君臨すれども統治せず〉。「賢人会議」から議院内閣制の定着を経て現代へ。一千年以上の長きにわたる「王権」と「議会」の絶妙な関係を解き明かす。

 
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