本のページ

SINCE 1991

執筆期間20年!ながやす巧さん〈幕末歴史コミック〉『壬生義士伝』が完結!

執筆期間20年に及ぶ、ながやす巧さんの漫画『壬生義士伝』(原作:浅田次郎さん)の完結巻となる第13巻がホーム社より刊行されました。

 

ながやす巧さんが漫画家人生を賭して描き上げた浅田文学、最終章!

 
『壬生義士伝』は、知られざる「新選組最強の男」、もと南部藩士だった吉村貫一郎の生涯を通して、幕末を駆け抜けた「最後の武士たち」の生き様を鮮やかに描き出す、本格派幕末歴史コミック。

原作は『蒼穹の昴』『鉄道員(ぽっぽや)』などでおなじみの浅田次郎さん、漫画は『愛と誠』『Dr.クマひげ』などでおなじみ、ながやす巧さんという、超重量級コンビによる長期連載漫画です。

 
<浦沢直樹さんからの絶賛の帯コメン>

「一本一本の描線に執念が宿っている。
漫画を描くという能力を極限まで突きつめて、究極のドラマにたどり着きたいという執念。
ながやす巧先生、凄まじい漫画人生だと思います。」

なお、最終第3巻の巻末には、両著者のあとがきに加え、

◎ライター・湯浅裕行さんの解説
◎大野次郎右衛門の手紙(全文)
◎扉絵コレクション
◎設定画コレクション
◎著名漫画家からの推薦文寄稿抜粋

…も収録。

 
★漫画 壬生義士伝公式サイト:https://www.mibugishiden.com

 

13巻巻末収録の「あとがき」より一部抜粋

 
◆漫画:ながやす巧さん

浅田次郎先生の『壬生義士伝』があまりにも素晴らしくて、深い感動を受けた事で、無謀な挑戦と知りつつ、漫画化をスタートしました。
(中略)
覚悟していたとはいえ、これまでの仕事の中で一番難しくて、四苦八苦しながらの毎日でしたが、僕は全力を尽くして描きました。

 
◆原作:浅田次郎さん

ながやす先生の誠実なお人柄は、私の願いを受け止めて下さった。併せてお読みになった方はおわかりであろう。劇画『壬生義士伝』は小説『壬生義士伝』の一行一句たりとも棄ててはいない。

 

著者プロフィール

 
■漫画:ながやす巧(ながやす・たくみ)さん

1949年(昭和24年)生まれ、長崎県出身。熊本県育ち。ちばてつやさんの漫画に感銘を受け、漫画家を目指し上京。15歳でデビュー以来、アシスタントを使わず背景からすべて自ら執筆するスタイルを貫いている。

代表作は『愛と誠』『Dr.クマひげ』『沙流羅』ほか。

 
■原作:浅田次郎(あさだ・じろう)さん

1951年(昭和26年)生まれ、東京都出身。1991年『とられてたまるか』で作家生活に入る。

『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員(ぽっぽや)』で直木賞を受賞。時代小説のほか、『蒼穹の昴』など中国を舞台とした歴史小説など多彩な執筆活動を行う。

 

壬生義士伝 13 (ホーム社書籍扱コミックス)
ながやす 巧 (著), 浅田 次郎 (原著)

父の、母の、家族の魂が待つふるさとへ──。
猛吹雪の中、中間・佐助の手で越後の豪農の元へ送り届けられた“貫一郎”。顔も知らぬ父と同じ名前を与えられた末子、その後の運命は…!?
ながやす巧が漫画家人生を賭して描き上げた浅田文学、最終章!

<既刊>

壬生義士伝 1 (ホーム社書籍扱コミックス)
ながやす 巧 (著), 浅田 次郎 (原著)

義とは何か、愛とは何か──。
「鬼」「人斬り」と畏れられ、新選組で一番強かったと言われた男・吉村貫一郎──。愛する者のために守銭奴と罵られ、愛する者のために人を斬り続けた武士の生涯が今、語られる…!
浅田次郎&ながやす巧の両巨匠が贈る、魂を震わす新たな「新選組」伝説!!

<原作小説>

壬生義士伝 上 (文春文庫)
浅田 次郎 (著)

日本人の「義」とは何か。
小雪舞う一月の夜更け、大坂・南部藩蔵屋敷に、満身創痍の侍がたどり着いた。貧しさから南部藩を脱藩し、壬生浪と呼ばれた新選組に入隊した吉村貫一郎であった。
“人斬り貫一”と恐れられ、妻子への仕送りのため守銭奴と蔑まれても、飢えた者には握り飯を施す男。
「死にたぐねえから人を斬るのす」新選組で、ただひとり庶民の心を失わなかった吉村貫一郎の非業の生涯を描く、浅田次郎版「新選組」。初の時代小説にして、浅田文学の金字塔。
2000年に第13回柴田錬三郎賞受賞。解説・久世光彦。
2002年1月に、渡辺謙主演でドラマ化。2003年初春に、中井貴一主演で映画化。第27回日本アカデミー賞〈最優秀作品賞〉〈最優秀主演男優賞〉など受賞。

 
【関連】
漫画 壬生義士伝公式サイト|ホーム社

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です