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食料自給率38%の日本はこの穀物争奪戦を生き残れるのか!? 『地図でスッと頭に入る世界の三大穀物』が刊行

宮路秀作さん監修『地図でスッと頭に入る世界の三大穀物』

宮路秀作さん監修『地図でスッと頭に入る世界の三大穀物』

代々木ゼミナール地理講師でコラムニストの宮路秀作さんが監修する『地図でスッと頭に入る世界の三大穀物』が昭文社より刊行されました。

 

小麦、米、トウモロコシ…脱炭素のエネルギー源としても大注目の穀物、そのすべてがわかる!

本書では、ウクライナ情勢でも大変注目されている食料供給に焦点を当て、「三大穀物」を取り上げまています。物価高の要因のひとつともなっている輸入穀物の高騰。本書は私たちの生活に直結するこのテーマを改めて掘り下げ、考えるための一冊です。

 
世界的な人口増加、地球温暖化により激甚化する自然災害、民族紛争や世界情勢の悪化、エネルギー需要の高まりなどにより、世界三大穀物と呼ばれる小麦・米・トウモロコシの争奪戦が世界各地で繰り広げられています。

 
穀物をはじめとする食料を安定的に確保することはどの国にとっても大変重要な課題ですが、日本の食料自給率は約38%に過ぎず、日本人が国産の農作物だけで生きてゆくのはほぼ不可能な状況です。それゆえ、われわれ日本人は世界の食料事情がどうなっているのかを今こそ知っておく必要があります。

 
穀物の生産国・消費国・輸入国はどこなのか、生産量や消費量はどのように推移しているのか、日本における生産量と消費量の現状はどうなっているのか…。

現代を生き抜く上で必須の知識、三大穀物、さらには大豆やジャガイモをめぐる世界の現状について、見やすい地図と豊富な図版を駆使しながら、わかりやすく解説しています。

<「小麦料理」紹介ページ>

<「小麦料理」紹介ページ>

<「酒造好適米」紹介ページ>

<「酒造好適米」紹介ページ>

<「米の輸入」紹介ページ>

<「米の輸入」紹介ページ>

<「アメリカのジャガイモ生産地」紹介ページ>

<「アメリカのジャガイモ生産地」紹介ページ>

 

本書の構成

■序章
国産の農作物だけでは、日本人は生きてゆけない/世界の穀物需要は増加傾向。供給は追いつくのか?/世界情勢や異常気象は食料供給に多大な影響を与える

■第1章 世界の主食・小麦が危ない!?
小麦の用途と加工需要/小麦の種類と原料小麦/冬小麦の春小麦の違い/世界の小麦生産量と消費量/ロシアの小麦生産地と輸出拠点/ウクライナの小麦生産地と輸出相手国/アメリカの小麦生産地と輸出ルート/カナダの小麦生産地と輸出ルート/オーストラリアの小麦生産地と主要銘柄/国産小麦の生産状況と需要/北海道産小麦の産地と品種/九州の小麦生産地と生産品種/輸入小麦の価格決定方法/日本の輸入穀物拠点港/ラーメンや中華麺の商品金額と地域性/日本のパン食文化と年間購入金額の推移、ほか

■第2章 米は自国で消費される率が高い!?
世界の米生産国と消費や輸出の傾向/アジアの米生産国と米の輸出/アメリカの米生産地と輸出/日本の米どころと生産量/品種改良の現状と品種ごとの産地/米の消費割合の変化と傾向/日本の米の生産量と消費量の推移/餅の消費量ともち米の産地/米粉の用途と地域別せんべいの消費量/日本酒の産地と酒造好適米/米の流通に関する法改正と現状/平成の米騒動の経緯と影響/日本が米を輸入する理由、ほか

■第3章 トウモロコシは最も生産量が多い!?
トウモロコシの用途別需要/世界のトウモロコシ生産地と消費量・輸出量/アメリカのトウモロコシ生産と輸出/ブラジルのトウモロコシ生産と輸出/アルゼンチンのトウモロコシ生産と輸出/意外なものに含まれるトウモロコシ/遺伝子組換え トウモロコシの利用状況/バイオエタノールと穀物/日本のトウモロコシ/国産トウモロコシの生産地と生産量/飼料用トウモロコシと世界、ほか

■第4章 大豆とじゃがいもの現状は!?
大豆の用途/世界の大豆生産地と生産量・輸出量/ブラジルの大豆生産と日本の関係/国産大豆の生産地と生産量/日本の大豆生産量と輸入量の推移/全国市町村別 味噌と醤油の消費量/全国市町村別 豆腐と納豆の消費量/ジャガイモの用途別需要/世界のジャガイモ生産国と生産量/アメリカのジャガイモ生産地と輸出/日本のジャガイモ生産地と生産量/全国市町村別 ジャガイモの消費量/輸入ジャガイモの消費量/世界のジャガイモの品種/フライドポテトが店頭から消えた理由、ほか

 

監修者プロフィール

監修者の宮路秀作(みやじ・しゅうさく)さんは、代々木ゼミナール地理講師、コラムニスト。

現代世界の「なぜ?」を解き明かす授業が好評で、代々木ゼミナールで開講されるすべての地理の講座を担当し、全国の校舎、サテライン予備校に配信されている。

主著『経済は地理から学べ!』(ダイヤモンド社)は大べストセラーとなり、海外でも翻訳された。地理学の普及・啓発活動に貢献したと評価され、2017年度日本地理学会賞(社会貢献部門)を受賞。コラムニストとして、新聞や雑誌、Webメディアなどでのコラムの連載や「foomii」にてメルマガを発行、さらにYahoo!ニュース個人のオーサーとしても活動している。

 

地図でスッと頭に入る世界の三大穀物
昭文社 出版 編集部 (編集), 宮路 秀作 (監修)

世界的な人口増加、地球温暖化により激甚化する自然災害、民族紛争や世界情勢の悪化、エネルギー需要の高まりなどにより、世界三大穀物と呼ばれる小麦・米・トウモロコシの争奪戦が世界各地で繰り広げられている。穀物をはじめとする食料を安定的に確保することはどの国にとっても大きな重要課題であるが、日本の食料自給率は38%でしかなく、日本人が国産の農作物だけで生きてゆくのはほぼ不可能な状況だ。それゆえ、われわれ日本人は世界の食料事情がどうなっているのかを今こそ知っておく必要がある。穀物の生産国・消費国・輸入国はどこなのか、生産量や消費量はどのように推移しているのか、日本における生産量と消費量の現状はどうなっているのか…。世界情勢や異常気象が食料供給に多大な影響を与えている今日、三代穀物と大豆やじゃがいもをめぐる世界の現状を地図で分かりやすく解説する。

 


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