【第15回MOE絵本屋さん大賞2022】鈴木のりたけさん『大ピンチずかん』が1位

第15回MOE絵本屋さん大賞2022が決定!
全国の絵本屋さん3000人が選んだ「今年もっともおすすめしたい絵本」を決定する「第15回MOE絵本屋さん大賞2022』(主催:白泉社/協力:朝日新聞東京本社メディアビジネス局)の結果が発表されました。
MOE絵本屋さん大賞について
今年で15回目を迎える「MOE絵本屋さん大賞」は、絵本をテーマにした白泉社の月刊誌『月刊MOE』が全国の絵本専門店・書店の絵本売り場担当者3000人にアンケートを実施し、最も支持された新作絵本30冊を決定する年間絵本ランキングです。島田ゆかさんが描きおろした「ぶーちゃんとおにいちゃん」がシンボルキャラクター。
栄えある第1位は、鈴木のりたけさん作『大ピンチずかん』(小学館)が受賞。
部門賞では、「新人賞」第1位を田中達也さん作『くみたて』(福音館書店)が、今年創設された〈0・1・2歳におすすめしたい絵本〉を対象にした「ファーストブック賞」第1位をひらぎみつえさん作『ころりん・ぽい!』(ほるぷ出版)が、それぞれ受賞しました。
「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」表彰式がオンラインで開催され、12月28日からYouTube白泉社チャンネル(https://www.youtube.com/user/HakusenshaBooks)で公開中です。第1位を受賞した鈴木のりたけさんの登壇をはじめ、受賞作家の方々が映像や直筆コメントなどで参加しています。
「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」受賞作品 〔敬称略〕
<「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」TOP10>
第1位『大ピンチずかん』 鈴木のりたけ/小学館
◆「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」第1位受賞に際しての鈴木のりたけさんコメント
ピンチで落ち込んだり、イライラ、ドキドキしたりすると。
よけいにうまく行かないですよね。
「ああ、こういうこともあるよな」って面白がりながら、
ピンチを俯瞰して、力強く前に進めるような、
そんな効力のある本になるといいなと。
(『MOE』2023年2月号より抜粋。インタビュー全文は誌面にて)
第2位『かみはこんなに くちゃくちゃだけど』 ヨシタケシンスケ/白泉社
第3位『さかなくん』 しおたにまみこ/偕成社
第4位『くみたて』 田中達也/福音館書店
第5位『ねこいる!』 たなかひかる/ポプラ社
第6位『ノラネコぐんだん ラーメンやさん』 工藤ノリコ/白泉社
第7位『ぼく』 作:谷川俊太郎、絵:合田里美/岩崎書店
第8位『ドーナツペンタくん』 柴田ケイコ/白泉社
第9位『ひよこは にげます』 五味太郎/福音館書店
第10位『バスが来ましたよ』 文:由美村嬉々、絵:松本春野/アリス館
<「第15回MOE絵本屋さん大賞2022」部門賞>
■新人賞
第1位『くみたて』 田中達也/福音館書店
■ファーストブック賞(※赤ちゃんに生まれてはじめて読み聞かせる「ファーストブック」を対象とした賞。昨年まで「パパママ賞」として発表しており、今年から名称を変更)
第1位『ころりん・ぽい!』 ひらぎみつえ/ほるぷ出版
大ピンチずかん 鈴木 のりたけ (著) もういつピンチが来ても大丈夫だ! 大ピンチを知れば、いつ大ピンチになってもこわくない。 |
くみたて (日本傑作絵本シリーズ) 田中 達也 (著) 海外でも大人気、Instagramのフォロワー数350万(2022年2月現在)のミニチュア写真家・見立て作家 田中達也による初めての絵本。 身近なものをミニチュアの視点で見立てたユーモアあふれる作品を毎日発表している田中達也が、子どもたちに向けて絵本を描きおろしました。 分解された状態の日用品。それをミニチュアの作業員たちが、せっせと組み立てます。分解されたパーツの状態だと何か分からなかったけれど、完成するにつれて、それが何なのか分かってきます。組み立てられて完成した日用品は、ミニチュア世界でいったいどんなふうに使われるのでしょうか。 プラスチック片ふたつと金属製のリングは、組み立てられて洗濯ばさみになりました。そして、洗濯ばさみはブランコに! 「組み立て」と「見立て」で繰り広げられるミニチュア世界に目が釘付けになること間違いなし。声が聞こえてきそうな人々たちの姿も見どころです。隅々までたのしめて、繰り返し読むたびに新しい発見があります。 身近な日用品が別のものに見えてくる驚きと面白さにあふれた写真絵本。子どもから大人までたのしめます。 |
ころりん・ぽい! (あかちゃんがよろこぶしかけえほん) ひらぎ みつえ (著) わっかの形をしたボタンやトマトをコースにそってころがして、ポケットやおなべに、ぽいっと入れよう。ちゃんと入ったら絵本を逆さにしてみよう。ボタンやトマトがぽーん!と、とびだすよ。あかちゃんが喜ぶ色、くるくるまわる手触り、リズムの良いテキストで、視覚・触覚・聴覚に楽しくはたらきかける絵本です。 |
MOE (モエ) 2023年2月号 [雑誌] (特別付録 ヒグチユウコカレンダー 2023 | 巻頭特集 第15回MOE絵本屋さん大賞2022) ヒグチユウコ (その他), 小川糸 (その他), よしながふみ (その他), フェリックス・ヴァロットン (その他), 岡本颯子 (その他), Felix Vallotton (その他) 特別ふろく ヒグチユウコカレンダー2023 巻頭特集 MOEがお届けする年間絵本ランキング。全国の絵本屋さん、書店の絵本担当者の投票で 2022年におすすめしたい絵本30冊が選ばれました。受賞作家へのインタビュー、絵本屋さんたちの推薦レビューを通して、受賞作品の魅力をたっぷりとお届けします。同時発表の「新人賞」、0・1・2歳向けの絵本を対象にした新設の「ファーストブック賞」、 MOE読者のアンケートで選ばれた2022年のおすすめ絵本、広松由希子さんの「2022年 見逃せない注目絵本」にもご注目ください! ● 絵本屋さんが選んだ 2022年の絵本ベスト30発表! |
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