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世界を振り回す「世界一のお金持ち」イーロン・マスクとは何者なのか? 桑原晃弥さん『イーロン・マスクとは何者か』が刊行

桑原晃弥さん著『イーロン・マスクとは何者か』

桑原晃弥さん著『イーロン・マスクとは何者か』

経済・経営ジャーナリスト桑原晃弥さん著『イーロン・マスクとは何者か』がリベラル社より刊行されました。

 

「世界を救う」ことを夢見た天才の、壮絶すぎる人生と型破りな未来戦略!

「ツイッター社」を買収すると言ったかと思うと、しばらくして「撤回」。しかし、最終的には「買収で合意」しました。

ロシアの侵攻後すぐに、ウクライナからの要請を受けて「スターリンクシステム」を提供し、世界の称賛を集めたかと思うと「いつまでも無料はあり得ない」と支援の打ち切り発表しましたが、すぐに「やはり善行を積むのはいいことだ」と支援継続を表明。

 
ここ数か月を見ても、世界は彼の発言によって右往左往させられっぱなしです。

こうした発言を繰り返しているのが、今や2位以下を大きく引き離して「世界一のお金持ち」の座を占めているイーロン・マスクです。

 
◆イーロン・マスクの気まぐれな発言は今に始まったことではない

日本のトヨタ自動車株式会社をはじめ、自動車メーカーのほとんどがこの数年で生産数に占めるEV(電動車)の比率を半分に高めることを目標に掲げていますが、そのきっかけとなったのが今やEV(電気自動車)だけで年間100万台以上を生産するテスラです。

そのテスラの創業期に出資し、今やCEOとして揺るぎない地位を築いているイーロン・マスクですが、今から数年前には「テスラの株式を非公開にする」と発言して株式市場から大バッシングを浴びたこともあります。「短期的な目標に振り回されたくない」といういかにもイーロン・マスクらしい理由からですが、この時もほどなくして撤回、今やイーロン・マスクの資産の大半がテスラの株式です。

 
イーロン・マスクの「発言とその真相」は!?
1章 イーロン・マスクはなぜツイッター社の買収から手を引いたのか
2章 イーロン・マスクがウクライナを救ったスターリンクシステムとは何か
3章 イーロン・マスクはなぜテレワークを否定するのか

 
◆革新的企業をつくり上げた実績により「世界一のお金持ち」に!

このようにイーロン・マスクの発言はいつだって物議を醸し、撤回もいつものことですが、今日ほどその発言の一つ一つが世界で注目されるようになったのは、やはりテスラとスペースXといった革新的企業をつくり上げたという圧倒的な実績と、「世界一のお金持ち」という称号のせいでしょう。

 
イーロン・マスクは何を考え、何を目指しているのか!?
4章 イーロン・マスクに見えている「地球の未来」とは
5章 イーロン・マスクは本気で火星に移住するつもりなのか
6章 イーロン・マスクはテスラで世界の自動車市場を席巻できるのか

 
◆どこで生まれ、どんな人で、どうしてこんなすごい企業をつくれたのか?

その意味では今や多くの人が「イーロン・マスク」という名前を知るようになりましたが、では「イーロン・マスクってどこで生まれ、どんな人で、どうしてこんなすごい企業をつくれたのか?」を詳しく知っている人はまだまだ少ないような気がします。

 
イーロン・マスクの「半生と戦略」
7章 知っているようで知らないイーロン・マスクの半生とは
8章 イーロン・マスクはなぜ世界一の CEO と呼ばれるのか
9章 イーロン・マスクの戦略とイーロン・マスクを支える思考法

 
◆世界を救うヒーローかクレイジーな夢追い人か!?

1989年に何も持たない若者としてカナダに移住したイーロン・マスクが、わずか30年余りでどうやって世界を動かす存在へと成長することができたのか。イーロン・マスクが「壮大過ぎるほどのビジョンを掲げる一方で、緻密なマスタープランに沿ってものごとに取り組み、結果が出るまで何度失敗しようとも決して諦めることなく頑張り続ける」人物であると、本を読み進めるうちに知ることになります。

日本の名経営者といわれる稲盛和夫さん・松下幸之助さんを超える「地球規模で人々を幸せにすること」を事業理念の根幹に持つ、類まれなイーロン・マスクの経営哲学を学ぶことは、いつか自分のビジョンや夢を実現したいと考える人や、今、起業したい若者や経営者にとって、大きな財産になるはずです。時代の寵児の軌跡から、人生を生きる上でのヒントを学びましょう。

 

著者プロフィール

著者の桑原晃弥(くわばら・てるや)さんは、1956年生まれ、広島県出身。慶應義塾大学卒業。経済・経営ジャーナリスト。

業界紙記者を経てフリージャーナリストとして独立。トヨタ式の普及で世界的に知られたカルマン株式会社の顧問となって、トヨタ式の実践現場や大野耐一直系のトヨタマンたちを幅広く取材、トヨタ式の書籍やテキストなどの制作を主導した。一方、業界を問わず幅広い取材経験を持ち、企業風土や働き方、人材育成から投資まで、鋭い論旨を展開することで定評がある。

『スティーブ・ジョブズ名語録』(PHP研究所)、『トヨタ式「すぐやる人」になれる8つのすごい!仕事術』(笠倉出版)、『自分を活かし成果を出す ドラッカーの言葉』『人を大切にし組織を伸ばす 稲盛和夫の言葉』『トヨタの描く未来』(以上 リベラル社)など著書多数。

 

 


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