いまの日本は「ほんとうの民主主義」ではありません!と言われたら…宇野重規さん『そもそも民主主義ってなんですか?』が刊行
中国におけるゼロコロナ政策、ロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮のミサイル発射実験……。世界では権力者による「独裁政治」の動向が連日報道されています。では「民主主義」といわれる日本では、本当に民主主義が機能しているのでしょうか?
参院選を前にもう一度民主主義を考えるため、東京大学社会科学研究所教授・宇野重規さん著『知識ゼロからわかる!そもそも民主主義ってなんですか?』が東京新聞より刊行されました。
いまの日本は「ほんとうの民主主義」ではありません!と言われたら…まずは知ることから始めよう!
だれでも知っていて、当たり前のように思っている民主主義。でも、「民主主義って何?」と聞かれ、ズバリ答えられる人は多くはないでしょう。多数決や選挙、議会制だけが民主主義の本質を表しているのではありません。
では「ほんとうの民主主義とはなんなのでしょう?」
本書では、日本を代表する政治学者の宇野重規教授が、イラストを豊富に使いながら、身近な例に置き換えてわかりやすく解説します。
世の中が大きく変わろうとしている今、「民主主義」について、一度立ち止まって考えてみませんか?
著者プロフィール
著者の宇野重規(うの・しげき)さんは、1967年生まれ。東京都出身。東京大学法学部卒業。同大大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。
現在、東京大学社会科学研究所教授。専攻は政治思想史、政治哲学。主な著書は『保守主義とは何か 反フランス革命から現代日本まで』(中公新書)、『民主主義を信じる』(青土社)、『民主主義とは何か』(講談社現代新書) など。
知識ゼロからわかる! そもそも民主主義ってなんですか? 宇野重規 (著) 【いまの日本は「ほんとうの民主主義」ではありません! 】 だれでも知っていて、当たり前だと思っている民主主義。 |
◆現代中国まで引き継がれる支配体制、その原点は秦王政の「キングダム」にあった――「世界史のリテラシー」シリーズ『「中国」は、いかにして統一されたか』が刊行 | 本のページ
◆現代中国はなぜここまで強権的な独裁国家になったのか? 興梠一郎さん『毛沢東 革命と独裁の原点』が刊行 | 本のページ
◆戦後の文壇に君臨した「批評の達人」の「大転換」とは? 苅部直さん『小林秀雄の謎を解く』が刊行 | 本のページ
◆ロシアのウクライナ侵略、中国の台湾有事、それに伴って起こる円安・物価高……世界情勢を動かしてきた学問「地政学」とは? 上念司さん『経済で読み解く地政学』が刊行 | 本のページ