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京極夏彦さん「巷説百物語」シリーズが文学賞3冠! 直木賞、柴田錬三郎賞に続き、最新作『遠巷説百物語』で吉川英治文学賞を受賞

京極夏彦さん「巷説百物語」シリーズが文学賞3冠!

京極夏彦さん「巷説百物語」シリーズが文学賞3冠!

3月2日に第56回吉川英治文学賞(主催:公益財団法人吉川英治国民文化振興会)が発表され、KADOKAWAより2021年7月2日に刊行された『遠巷説百物語(とおくのこうせつひゃくものがたり)』が受賞しました。

本書は、京極夏彦さんが手がける人気シリーズ〈巷説百物語〉の最新小説。本シリーズでは、『後巷説百物語』が第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』が第24回柴田錬三郎賞を受賞しており、今回で三冠を達成する快挙を成し遂げています。

 
〔京極夏彦さん コメント〕

なにもかも読者とお化けのおかげです。
――京極夏彦

 

シリーズ最新作『遠巷説百物語』について

 
<あらすじ>

「遠野は化け物が集まんだ。咄だって、なんぼでも来る」

盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、巷に流れる噂話を調べていた。郷が活気づく一方で、市場に流れる銭が不足し困窮する藩の財政に、祥五郎は言い知れぬ不安を感じる。ある日、世事に通じる乙蔵から奇異な話を聞かされた。菓子司山田屋から出て行った座敷童衆、夕暮れ時に現れる目鼻のない花嫁姿の女、そして他所から流れて迷家に棲みついた仲蔵という男。祥五郎のもとに舞い込む街談巷説、その真偽は――。巷に流れるハナシは、やがて物語になる。

 
【刊行記念 著者インタビュー】

★昔話の逆の道筋を辿る――企みに満ちた本作を語る!(文芸WEBマガジン「カドブン」):https://kadobun.jp/feature/interview/15oq5kifchvk.html

★「『遠巷説百物語』刊行記念 京極夏彦インタビュー(前編)」(YouTube番組「怪と幽tube」):https://www.youtube.com/watch?v=92HLy8f3q7o

 

 

〈巷説百物語〉シリーズとは

〈巷説百物語〉は、法では裁けぬ悪を倒す痛快な時代小説であり、数々の妖怪を題材にとった「仕掛け」が読者を驚かせる珠玉のミステリー小説でもある大人気シリーズです。

 
『後巷説百物語』では第130回直木三十五賞、『西巷説百物語』では第24回柴田錬三郎賞を受賞し、ドラマ化、アニメ化、コミカライズでも大きな話題を呼んだ、妖怪時代小説の金字塔です。

 

著者プロフィール

著者の京極夏彦(きょうごく・なつひこ)さんは、1963年生まれ。北海道出身。小説家、意匠家。1994年『姑獲鳥の夏』でデビュー。

『魍魎の匣』で第49回日本推理作家協会賞、『嗤う伊右衛門』で第25回泉鏡花文学賞、『覘き小平次』で第16回山本周五郎賞、『後巷説百物語』で第130回直木賞、『西巷説百物語』で第24回柴田錬三郎賞を受賞。『遠野物語remix』「えほん遠野物語」シリーズなどにより平成28年 遠野文化賞を受賞。

他著に『虚実妖怪百物語 序/破/急』『幽談』『冥談』『眩談』『鬼談』『虚談』『いるの いないの』『南極。』『厭な小説』『死ねばいいのに』『数えずの井戸』『オジいサン』『ヒトごろし』『書楼弔堂 炎昼』『今昔百鬼拾遺 月』など多数。

 

巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦 (著), FISCO (著, イラスト)

怪異譚を蒐集するため諸国を巡る戯作者志望の青年・山岡百介は、雨宿りに寄った越後の山小屋で不思議な者たちと出会う。御行姿の男、垢抜けた女、初老の商人、そして、なにやら顔色の悪い僧――。長雨の一夜を、江戸で流行りの百物語で明かすことになったのだが……。闇に葬られる事件の決着を金で請け負う御行一味。その裏世界に、百介は足を踏み入れてゆく。世の理と、人の情がやるせない、妖怪時代小説、第一弾!

続巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦 (著)

不思議話好きの山岡百介は、処刑されるたびによみがえるという極悪人の噂を聞く。殺しても殺しても死なない魔物を相手に、又市はどんな仕掛けを繰り出すのか……奇想と哀切のあやかし絵巻。

後巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦 (著)

文明開化の音がする明治十年。一等巡査の矢作らは、ある伝説の真偽を確かめるべく隠居老人・一白翁を訪ねた。翁は静かに、今は亡き者どもの話を語り始める。第130回直木賞受賞作。妖怪時代小説の金字塔!

前巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦 (著)

江戸末期。双六売りの又市は損料屋「ゑんま屋」にひょんな事から流れ着く。この店は表はれっきとし物貸業、しかし「損を埋める」裏の仕事も請け負っていた……若き又市が江戸に仕掛ける、百物語はじまりの物語。

西巷説百物語 (角川文庫)
京極 夏彦 (著)

大坂屈指の版元にして、実は上方の裏仕事の元締である一文字屋仁蔵の許には、数々の因縁話が持ち込まれる。いずれも一筋縄ではいかぬ彼らの業を、あざやかな仕掛けで解き放つのは、御行の又市の悪友、靄船の林蔵。亡者船さながらの口先三寸の嘘船で、靄に紛れ霞に乗せて、気づかぬうちに彼らを彼岸へと連れて行く。「これで終いの金比羅さんや―」。第24回柴田錬三郎賞を受賞した、京極節の真骨頂。

遠巷説百物語
京極 夏彦 (著)

11年を経て〈巷説百物語〉再始動。江戸末期の遠野で、化け物退治が開幕!

「遠野は化け物が集まんだ。咄だって、なんぼでも来る」

盛岡藩筆頭家老にして遠野南部家当主の密命を受けた宇夫方祥五郎は、巷に流れる噂話を調べていた。
郷が活気づく一方で、市場に流れる銭が不足し困窮する藩の財政に、祥五郎は言い知れぬ不安を感じる。
ある日、世事に通じる乙蔵から奇異な話を聞かされた。
菓子司山田屋から出て行った座敷童衆、夕暮れ時に現れる目鼻のない花嫁姿の女、そして他所から流れて迷家に棲みついた仲蔵という男。
祥五郎のもとに舞い込む街談巷説、その真偽は――。

ハナシは、やがて物語になる。どんどはれ。
〈巷説百物語〉シリーズの集大成!

 


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