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劉慈欣さん物語絵本『火守』刊行記念!『三体』翻訳者・大森望さん×『火守』翻訳者・池澤春菜さんがオンライントークイベントを開催

劉慈欣さん物語絵本『火守』刊行記念!『三体』翻訳者・大森望さん×『火守』翻訳者・池澤春菜さんがオンライントークイベントを開催

劉慈欣さん物語絵本『火守』刊行記念!『三体』翻訳者・大森望さん×『火守』翻訳者・池澤春菜さんがオンライントークイベントを開催

KADOKAWAは、『三体』の著者・劉慈欣さんによる唯一の物語絵本『火守』の刊行を記念したウェビナートークイベントを開催します。

 

『火守』刊行記念トークイベント【大森望×池澤春菜「中国のSF作家・劉慈欣を、思いきり語ります!」】開催概要

中国SF『三体』の著者・劉慈欣さんの物語絵本『火守』の刊行を記念して、『三体』翻訳者の大森望さんをゲストに、『火守』の翻訳者にして日本SF作家クラブ会長の池澤春菜さんがトークをします。

二人の翻訳者から見た劉作品の魅力からSFの現在まで、縦横に語ります。そして、さらなる新訳の話題も!? 劉慈欣さんの短編&長編をまるかじりの1時間半です。

 
<イベント概要>

■講師:大森望さん×池澤春菜さん

■日時:2021年12月23日(木)20:00~21:30(受付19:30~)
※終了時間が若干前後する可能性あります。

■会場;オンライン(Zoom)

■定員:200名(※先着順)

■参加費:2,200円 (税込)

★予約&詳細:https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/019yqi74scy11.html

劉慈欣さん 近影

劉慈欣さん 近影

 

『火守』について

■著者:劉慈欣さん
■訳者:池澤春菜さん
■絵:西村ツチカさん

■装丁:須田杏菜さん

(内容)
中国SF『三体』の劉慈欣が放つ、星探しの物語。
人はそれぞれの星を持っている。病気の少女のため、地の果てに棲む火守の許を訪れたサシャは、火守の老人と共に少女の星を探す過酷な旅に出る--。世界的SF作家が放つ、心に沁みるハートウォーミングストーリー。

 

講師プロフィール

 
■大森望(おおもり・のぞみ)さん

1961年生まれ。京都大学文学部卒業。SF翻訳家、書評家。

訳書にコニー・ウィリスさん『クロストーク』、劉慈欣さん『三体』三部作(共訳)、著書に『21世紀 SF1000』『同 PART2』(以上早川書房刊)他多数。

YouTube「文学賞メッタ斬り!」チャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCjZJxIcZLhcfZpWlVtaUuAA)で毎週配信中。

 
■池澤春菜(いけざわ・はるな)さん

声優・書評家・エッセイスト。2020年9月より、日本SF作家クラブ会長。

著書に『乙女の読書道』『最愛台湾ごはん』『SFのSは、ステキのS』『はじめましての中国茶』、『おかえり台湾』(高山羽根子さんとの共著)、『ぜんぶ本の話』(池澤夏樹さんとの共著)、翻訳書に『無垢の歌』(池澤夏樹さんとの共訳)など。

 

火守
劉 慈欣 (著), 池澤 春菜 (翻訳), 西村 ツチカ (イラスト)

中国SF『三体』の劉慈欣が放つ、星探しの物語。

(本文より)サシャは東の孤島に立っていた。彼をこの世界の果てに放り出した帆船が、海と空の境界線に消えていく。最東端の島は、海に露出した錆さびた鉄片のようだった。周囲には命の気配すらない。
サシャは島の奥に向かって歩き出した。何日も船酔いに苦しみ、いまだに足下がおぼつかなかったが、小さな島は中心に辿たどり着くのもすぐだった。低い丘に、彼を見つめる怪しい目のような黒い穴が開いている。穴の周りには黒い石炭の層があって、ここが炭坑であることを示していた。坑道の側の開けた場所には石窯がそびえ立ち、見たこともないほど大きな鉄鍋が載せられている。ひっくり返せば、サシャが今まで見た中で一番大きな屋根にもなりそうだ。
といっても、サシャはこれまで遠出をしたことがなかった。大きな家を目したことだってない。ヒオリと恋に落ちたサシャにとって、大事なのは世界を見ることではなかった。だけど、彼は意を決し、彼女のために世界の最果てまで旅をしてきた。
石窯の火は消え、巨大な鉄鍋から独特の油臭いにおいが立ち上り、辺りに漂っている。

 
【著者について】
●劉 慈欣:1963年、山西省陽泉生まれ。発電所でエンジニアとして働くかたわら、SF短篇を執筆。2008年に刊行された『三体』で人気に火が付き、“三体”三部作(『三体』『黒暗森林』『死神永生』)は中国で2100万部以上を売り上げた。2014年にはケン・リュウ訳の英訳版が刊行され、2015年、アジア人作家として初めてSF最大の賞であるヒューゴー賞を受賞。2019年には日本語訳版が刊行され、11万部を超える大ヒット。

●池澤 春菜:声優、エッセイスト。父に作家の池澤夏樹、祖父に作家の福永武彦を持ち、自身も「ダ・ヴィンチ」や新聞各紙で連載を持つなど文筆家としても活躍。台湾渡航歴は50回に迫り、台湾への愛を詰め込んだ自身初の旅グルメガイドブック『最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内』は、各方面から絶賛され、話題を呼んだ。台湾好きは食にとどまらず、東京・小石川で変身写真館「ミニーナ」を主宰。高級評茶員、中級茶藝師、紅茶アドバイザーの資格を持つお茶マニアでもある。

●西村 ツチカ:漫画家、イラストレーター。2010年、短篇集『なかよし団の冒険』でデビュー。同作で第15回文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞。著作に『かわいそうな真弓さん』『さよーならみなさん』『北極百貨店のコンシェルジュさん』、短篇集『アイスバーン』、画集『西村ツチカ画集』など。

三体
劉 慈欣 (著), 立原 透耶 (監修), 大森 望 (翻訳), 光吉 さくら (翻訳), ワン チャイ (翻訳)

物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート女性科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。そこでは、人類の運命を左右するかもしれないプロジェクトが、極秘裏に進行していた。
数十年後。ナノテク素材の研究者・汪淼(ワン・ミャオ)は、ある会議に招集され、世界的な科学者が次々に自殺している事実を告げられる。その陰に見え隠れする学術団体〈科学フロンティア〉への潜入を引き受けた彼を、科学的にありえない怪現象〈ゴースト・カウントダウン〉が襲う。そして汪淼が入り込む、三つの太陽を持つ異星を舞台にしたVRゲーム『三体』の驚くべき真実とは?
本書に始まる《三体》三部作は、本国版が合計2100万部、英訳版が100万部以上の売上を記録。翻訳書として、またアジア圏の作品として初のヒューゴー賞長篇部門に輝いた、現代中国最大のヒット作。

 
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