【第75回現代俳句協会賞】秋尾敏さん『ふりみだす』が受賞
現代俳句協会は6月30日、第75回現代俳句協会賞の受賞作を発表しました。
第75回現代俳句協会賞が決定!
現代俳句協会は6月27日、第75回現代俳句協会賞の選考委員会を開催。2019年中に刊行された協会会員の句集の中から第一次選考(32編)を経て選出された最終候補(12編)について審査を行い、次の通り受賞作を決定しました。
<第75回現代俳句協会賞 受賞作品>
秋尾敏(あきお・びん)さん
句集『ふりみだす』(本阿弥書店)
受賞者の秋尾敏さんは、1950年生まれ。埼玉県出身。父は俳句結社「軸」を主宰した河合凱夫さん。1991年『子規の近代 俳句の成立を巡って』で現代俳句評論賞、2018年『俳句の底力』で俳句四季特別賞を受賞。1999年、「軸」主宰を継承。
選考委員は、恩田侑布子さん、塩野谷仁さん、高岡修さん、照井翠さん、前川弘明さん、渡辺誠一郎さん。
表彰式は10月25日午後1時より「名鉄ニューグランドホテル」(名古屋市)にて開催の第57回現代俳句全国大会席上にて開催。
現代俳句協会賞について
現代俳句協会賞は、1947年に発足した現代俳句協会が同年に創設した俳句の賞です。現代俳句協会会員から協会賞に相応しいとして推薦された会員の句集のうち、最も優れた句集の作者を顕彰します。
なお、2012年度の第67回までは、協会会員から推薦を受けた会員が過去3年間の作品から50句抄を提出し、それを選考する形式でした。
また名称も、創設時は俳人・川端茅舎(かわばた・ぼうしゃ)の名を冠した「茅舎賞」としてスタートし、1954年度の第3回より現在の名称となっています。
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