伊藤潤二さんのホラーマンガをノベライズ! マンガと小説が悪夢的融合!史上「最強・最凶・最驚・最恐」の児童書が刊行
学研プラスは6月25日、ホラーマンガ界の鬼才・伊藤潤二さんの傑作マンガを小説化した児童書『何かが奇妙な物語 墓標の町』『何かが奇妙な物語 緩やかな別れ』(著:澤田薫さん)を2冊同時刊行しました。
「伊藤潤二のホラーな世界」とは?
伊藤潤二さんといえば、言わずと知れたホラーマンガ界の第一人者。伊藤さんの作品は、国内はもちろん、海外でも高い人気と評価を得ています。
代表作は『富江』シリーズや『うずまき』など。画風は細密でグロテスクでありながら、奇妙なおかしさや妖しい美しさもあり、見る者に強烈なインパクトを与えます。
しかし伊藤潤二さんが織りなす恐怖は、絵だけで成り立っているのではなく、独特の世界観や物語性にしっかりと支えられています。
単なる幽霊譚や異形の者たちへの恐れとは一線を画し、常識を歪ませる不思議な現象や、人間の心の闇が生み出す怪異など、作品ごとにテイストの異なる戦慄を味わうことができるのが、最大の魅力なのです。
子どもたちにこそ、本物の恐怖を楽しんでほしい
恐怖を感じるのは、「想像力」がある証拠ですし、「よい恐怖」ほど、子どもたちの想像力を刺激するきっかけになります。
『何かが奇妙な物語 墓標の町』『何かが奇妙な物語 緩やかな別れ』は、“伊藤潤二ワールド”を小説化することで、物語に緩急をつけ、より恐怖を際立たせています。
不穏な雰囲気を感じながら読み進めていると、ふいに現れる原作マンガの驚愕シーン! ホラー好きの小中学生を対象にした児童書とはいえ、忖度はいっさいなし!
ページをめくるときには心の準備が必要な、悪夢のような読書体験、そして想像を超えた恐怖体験が待ちかまえています。
数多ある伊藤潤二さんの傑作短編の中から厳選し、『何かが奇妙な物語 墓標の町』には12編、『何かが奇妙な物語 緩やかな別れ』には11編を収録。本書は、大人が読んでも楽しめる作品集になっています。
著者プロフィール
■原作:伊藤潤二さん
1963年、岐阜県生まれ。歯科技工士として働きながら、『月刊ハロウィン』の「楳図賞」に投稿。1986年、「富江」が佳作を受賞し、デビュー作となる。
その後、漫画家業に専念。『道のない街』『首吊り気球』、「双一」シリーズ、『死びとの恋わずらい』などの名作を生みだしていく。
1998年から『ビックコミックスピリッツ』で「うずまき」の連載を開始。その後も「ギョ」や「潰談」など唯一無二の作品を発表し続け、2017年に画業30周年を迎える。2019年『フランケンシュタイン』がアメリカのアイズナー賞優秀コミカライズ作品賞を受賞。
■著者:澤田薫さん
東京都在住。脚本家、小説家。
主な作品にアニメ『伊藤潤二コレクション』シリーズ構成、脚本など。
何かが奇妙な物語 墓標の町 伊藤潤二 (原著), 澤田薫 (著) “ひんやり”を先取りできる、こわ~い物語 |
何かが奇妙な物語 緩やかな別れ 伊藤潤二 (原著), 澤田薫 (著) 恐怖かつ驚愕! 怖いのに笑えるのか、笑えるほど怖いのか、もはや、よくわからない。ページをめくるのが怖い、でも読まずにはいられない。なんだこりゃ! ? |
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