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えらいてんちょうさん×内田樹さんがトーク&サイン会を開催 「なぜ今“しょぼさ”が求められるのか?」

えらいてんちょうさん×内田樹さんがトーク&サイン会を開催

えらいてんちょうさん×内田樹さんがトーク&サイン会を開催

経営コンサルタントとして活躍するえらいてんちょうさんによる『静止力』『しょぼ婚のすすめ』『ビジネスで勝つネットゲリラ戦術詳説』がベストセラーズより7月に刊行されました。
「しょぼい自己啓発シリーズ」と銘打たれたこの三冊は、結婚などのテーマをしなやかな視点で解説し話題を集めています。

今回はその核となる“しょぼさ”を探るべく文学者の内田樹さんとの初対談が実現。武道家、翻訳家などとしても活躍し、幅広い見識を持つ内田さんは何を語りかけるのか? 「生きづらさ」に注目が集まる現代に有用な生き方を、二人の対話を通して考察していきます。

 

えらいてんちょうさん×内田樹さん「トーク&サイン会」 開催概要

■日時:2019年9月10日(火)19:00~20:30 (開場18:30)

■場所:青山ブックセンター本店 大教室
◎URL:http://www.aoyamabc.jp/store/honten/

■定員:110名(申し込み先着順)

■料金:1,500円(税込)

■申込方法:店頭またはHP(http://www.aoyamabc.jp/event/shobosa/)のイベントページにて申込みを受付け。

■サイン会:イベント後にサイン会を予定しています。ご希望の方は著書をご持参下さい(当日店頭での購入も可能です)。

※動画撮影・音声録音はご遠慮下さい。
※当日は関係者が動画撮影を行いますのでご留意ください。

 

登壇者プロフィール

■えらいてんちょうさん

1990年12月30日生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。バーや塾の起業経験から経営コンサルタント、YouTuber、著作家、投資家として活動中。

昨年12月には初の著書となる『しょぼい企業で生きていく』(イースト・プレス)を刊行しベストセラーに。男女を問わず幅広い層から支持されている。YouTube「えらてんチャンネル」の登録者数は約14万人(2019年7月現在)。

 
■内田樹さん

1950年生まれ。東京都出身。東京大学文学部仏文科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科博士過程中退。神戸女学院大学名誉教授、京都精華大学人文学部客員教授、昭和大学理事。専門はフランス現代思想、武道論、教育論など。

神戸で哲学と武道研究のための私塾凱風館を主宰。合気道7段。著書に『直感はわりと正しい 内田樹の大市民講座』(朝日新聞出版)、『武道的思考』(筑摩書房)など。

 

静止力 地元の名士になりなさい (しょぼい自己啓発シリーズ)
えらいてんちょう(矢内東紀) (著)

最近「多動力」という言葉が流行っています。何かを成し遂げる「越境者」(=起業家)にとって、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」が圧倒的に大事であり、それを身に着けることこそ、成功への第一歩だと言われています。
でも、「多動」がすべてなのでしょうか。
多動力には共感できる部分が多くありますが、でもそれがすべてではありません。
むしろ、何者かになりたい人=起業家にとって一番大切なのは、「1か所に腰を据えたうえで成し遂げる力」なのではないのでしょうか。「仕事」というものを地域のコミュニティー単位で考えたとき、あちこち動き回り次から次へ手を出してビジョンとビジネスを広げていく人よりも、その地域に根ざし、その地域のことを理解し、腰を据えて物事にしっかりと向きあっている人にこそ、仕事をお願いしたと思うものです。そしてそれは、過疎化・少子化にさらされている地方都市の現状を鑑みればなおのことではないでしょうか。
本書は、著者自身の実体験や経営コンサル経験、フランチャイズ経験をもとに、「地元」を作ることがいかに大事であり、将来の自分に役立つか。そして、そこで名士として扱われる人物が、いかに「何かを成し遂げた人物」であるかを「静止力」として解説・提示し、生き方に迷っている若い世代が何者か=地元の名士になるための一助になるように有用で役に立つ1冊を目指しています。決して多動力のアンチではありません。

しょぼ婚のすすめ 恋人と結婚してはいけません! (しょぼい自己啓発シリーズ)
えらいてんちょう(矢内東紀) (著)

『しょぼい起業で生きていく』(イースト・プレス社)がスマッシュヒットとなり、10万人の登録チャンネルの人気youtuberとして活躍中のえらてんこと矢内東紀氏が提唱するのが「しょぼい結婚のススメ」で通称「しょぼ婚のススメ」。 「しょぼい起業」は「とりあえず食べていくこと」を目的としていましたが、「しょぼい結婚」は「とりあえず婚姻を成立させ継続すること、そして社会を成立させ発展させていくこと」を目的としています。人は衣食住が揃うと、その次には他人と社会を形成していきます。もっとも小さな社会の単位は家族です。家族を作っていきましょう。当然、結婚をしないという選択、または結婚をしても子供を産まないという選択をした、あるいは産みたくても身体的な都合で産めないという方もいらっしゃると思います。そういう方に無理やり結婚しろ、子供を産めと強引に迫る本ではもちろんありません。 ただし、結婚したいなら結婚した方がいいし、子供を産みたいなら産んだほうがいい。これは、金銭的にも税制的にも、リスク管理的にも、社会のありかたとしてもそうです。子供を産まないという個人の希望や選択は最大限に尊重されるべきですが、だからといって誰も子供を産まなくなってしまうと、次の世代がどんどん先細りしていくので、社会が衰退してしまいます。子供は欲しいが何らかの事情で持てない、という場合はどんどん養子をとっていきましょう。
おそらくバブル時代以降の弊害だと思うのですが、恋愛と結婚を一直線上に置き、さらに結婚というものに値段をつけ、結婚というもののハードルを著しく上げてしまったのが、現在の晩婚化、少子化の原因ではないでしょうか。いい大学を出て、どこの会社に勤めていて、年収はいくらぐらいで、どこらへんまで出世しそうで(もちろん、男女が逆でも同じような価値観はあります)。これ、全部無駄です。
ちゃんとした職業についていないから、お金がないから、結婚にはまだ早いから、いいと思う相手に出会えないから。さて、あなたがまだ結婚をしない理由はどれでしょうか? 「そんなことを考えている間にさっさと結婚したほうがいい」という話をこれからしていきます。
この本を読み終わったころには、さっき挙げた理由などどうでもよくなり、今すぐ結婚しようと思えてしまう本です。それが「しょぼ婚のススメ」です。

ビジネスで勝つネットゲリラ戦術詳説 (しょぼい自己啓発シリーズ)
えらいてんちょう(矢内東紀) (著)

以下「はじめに」より
「「マーケティング」と聞くとビジネスの小難しい話を想像されるかもしれませんが、それは違います。この本でお伝えしたいことは、別の表現をすると「ゲリラ戦」。現代のビジネス界では、正式な軍隊(企業)同士が戦う「正規戦」の時代は終わり、私たちしょぼい個人でも主役になれる、ゲリラ戦の時代が始まっているからです。ルールは変わりました。強大な戦力を誇る正規軍たちを、私たちしょぼいゲリラが倒すことが可能になったのです。この本は、「持たざる者」、すなわちしょぼいビジネスゲリラが成功する方法を書いた本です。目的は社内での出世でも起業でもいいのですが、とにかく、金がない・能力がない・ツテがない……といったしょぼい人たちを対象にしています。

社会は、ごく少数の持てる者たちと、持たざる者たちに分かれています。今の日本社会なら、大企業や大きな組織に属するエリートたちは前者、私たちは後者です。
持てる者たちや彼らの組織は、軍隊に例えると正規軍です。大企業を想像すると分かりやすいですが、人・金・モノとたくさんのリソースを持っているわけですね。要するに、とても強い。
一方の私たちには、人も金もモノもありません。しょぼいですね。でも、正規軍が幅を利かせている世界でなんとか成功したい。
それは、つまりゲリラです。リソースは圧倒的に少ないけれど、正規軍を相手に戦わなければいけません。
しかし、心配はいりません。
第一に、歴史上、ゲリラが正規軍に勝った例はたくさんあります。圧倒的に少ない兵力でも、使い方次第で勝つこともできるのです。
第二に、これが重要なのですが、今の時代はゲリラにとって有利になっているのです。後で詳しく述べますが、インターネットの普及は正規軍よりもゲリラを利する結果になっています。
今は有名なyoutuberやブロガーがたくさんいますが、インターネットがない時代だったら、彼らは戦えなかったでしょう。
要するに、ネットはゲリラ向きの武器なのです。
もしあなたが一流企業の花形部署に勤める高学歴の有能なサラリーマンだったら、本書は読まずに、王道の方法で出世したほうがいいでしょう。なぜなら、本書で私がお伝えする方法はゲリラの戦い方だからです。
しかし、あなたがしょぼい人なら……?
本書を読んで、ゲリラとして正規軍と戦い、勝ってください。」

 
【関連】
なぜ時代は”しょぼさ”を求めているのか? しょぼいサバイバル術のすすめえらいてんちょう × 内田樹「(ほんとは)しょぼくないトークイベント」 | 青山ブックセンター

 


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