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坂口安吾のエンタメ小説やエッセイをまとめた「坂口安吾エンタメコレクション」が安吾忌(2/17)より刊行開始

坂口安吾のエンタメ小説やエッセイをまとめた「坂口安吾エンタメコレクション」が安吾忌(2/17)より刊行開始

坂口安吾のエンタメ小説やエッセイをまとめた「坂口安吾エンタメコレクション」が安吾忌(2/17)より刊行開始

創業141年目をむかえる老舗出版社・春陽堂書店は、無頼派の作家・坂口安吾(1906~1955)の命日である2月17日の「安吾忌」に、坂口安吾によるエンタメ小説やエッセイをまとめた「坂口安吾エンタメコレクション」の刊行を開始します。

 

近年サブカル“文豪ブーム”でも特に人気の作家による、一般的なイメージと異なった娯楽性の高い作品を収録

「坂口安吾エンタメコレクション」は、全3巻。2019年2月より隔月で刊行される予定です。

アニメやゲームの世界をきっかけにした近年の“文豪ブーム”の中でも、坂口安吾は特に人気のある作家です。小説『白痴』、エッセイ『堕落論』など読み継がれている作品も多いですが、本シリーズは先に刊行されている「坂口安吾歴史小説コレクション」(全3巻)同様、一般的な坂口安吾のイメージとはまた違った娯楽性の高い小説やエッセイが収録されています。

編者は「坂口安吾全集」(筑摩書房)の編集にも携わった文芸評論家の七北数人さん。“安吾探偵”と称される七北さんが知られざる名作や全集以外では読めなかった作品をセレクト、安吾ファンに訴求力のあるラインナップtなっています。

 
【各巻収録作品】 価格:各2,600円+税

坂口安吾エンタメコレクション<伝奇篇>女剣士

坂口安吾エンタメコレクション<伝奇篇>女剣士

<伝奇篇>女剣士 (2019年2月刊行)

閑山/紫大納言/文学のふるさと/日本の山と文学/土の中からの話/桜の森の満開の下落語・教祖列伝/夜長姫と耳男/決戦川中島 上杉謙信の巻/曾我の暴れん坊/女剣士/明日は天気になれ

坂口安吾エンタメコレクション<ファルス篇>盗まれた手紙の話

坂口安吾エンタメコレクション<ファルス篇>盗まれた手紙の話

<ファルス篇>盗まれた手紙の話 (2019年4月刊行予定)

風博士/村のひと騒ぎ/総理大臣が貰った手紙の話/天才になりそこなった男の話/禅僧/盗まれた手紙の話/新伊勢物語/新作いろは加留多/大井広介という男/居酒屋の聖人/母の上京/わが戦争に対処せる工夫の数々/大望をいだく河童/出家物語/無毛談/行雲流水/幽霊/牛/餅のタタリ/目立たない人/握った手/お奈良さま/人生案内

坂口安吾エンタメコレクション<ハードボイルド篇>現代忍術伝

坂口安吾エンタメコレクション<ハードボイルド篇>現代忍術伝

<ハードボイルド篇>現代忍術伝 (2019年6月刊行予定)

復員/決闘/金銭無情/退歩主義者/現代忍術伝/犯人/保久呂天皇/左近の怒り 

 

坂口安吾 プロフィール

坂口安吾(さかぐち・あんご)は、新潟市生まれ。1919(大正8)年、県立新潟中学校に入学。1922年、東京の私立豊山中学校に編入。1926年、東洋大学文学部印度哲学倫理学科に入学。アテネ・フランセに通い、ヴォルテールなどを愛読。

1930年同校卒業後、同人誌「言葉」を創刊。1931年に「青い馬」に発表した短編「風博士」が牧野信一に激賞され、新進作家として認められる。歴史小説や推理小説も執筆し、文芸や時代風俗から古代歴史まで広範に材を採る随筆など、多彩な活動をした。

 

女剣士
背徳と愛欲の魔界へ引きずりこむ、異形の物語集。
説話風幻想小説「閑山」「紫大納言」「桜の森の満開の下」「夜長姫と耳男」の4篇を収録するほか、全集以外では読めなかった異形の傑作「女剣士」「落語・教祖列伝」を収録。
その他関連数エッセイ数篇も併収した、全18篇。

 


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