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小倉ヒラクさん『アジア発酵紀行』が青山ブックセンター本店総合年間ランキングで1位を獲得!

文藝春秋より11月14日に刊行された、発酵デザイナー・小倉ヒラクさんの新著『アジア発酵紀行』が、発売前から事前予約が殺到し、2023年の青山ブックセンター本店総合年間ランキング1位の売れ行きを達成しました。

 

発酵はアナーキーだ! チベット~雲南の「茶馬古道」からインド最果ての内戦地帯へ――

本書は、日本の発酵食のルーツを探って、チベット~雲南の「茶馬古道」からインド最果ての内戦地帯にまで赴いた、前人未到の本格ノンフィクションです。

 
リス族、ハニ族、ナシ族、リンブー族、メイテイ族……ヒマラヤの麓で脈々と受け継がれてきた、様々な少数民族の織りなすアナーキーな発酵文化を浮き彫りにした一冊。そこには、いまだ見たことのない驚きの発酵食品や、日本では失われてしまった古代の糀カルチャーが数百年のあいだ、森のなかで継承されていたのです。

 
日本の“なれずし”の味わいとそっくりのインドの発酵調味料や、アジア最古の糀の製法が温存されていた森のメイテイ族の村など、文化人類学的に見ても貴重な発見が含まれた本書には、熱い推薦の声が寄せられています。

 
◆高野秀行さん(ノンフィクション作家)
アジアの巨大な地下水脈をたどる冒険行。「発酵界のインディ・ジョーンズ」を見ているようだ!

◆平松洋子さん(作家・エッセイスト)
自由になれ――各地の微生物が、奔放な旅を通じて語りかけてくる。

 
本書には、小倉ヒラクさんが撮り下ろした、現地の貴重な写真も多数収められています。

 

著者プロフィール

(c)文藝春秋

(c)文藝春秋

小倉ヒラク(おぐら・ひらく)さんは、1983年生まれ、東京都出身。発酵デザイナー。早稲田大学第一文学部で文化人類学を学び、在学中にフランスへ留学。東京農業大学で研究生として発酵学を学んだ後、山梨県甲州市に発酵ラボをつくる。「見えない発酵菌の働きを、デザインを通して見えるようにする」ことを目指し、全国の醸造家や研究者たちと発酵・微生物をテーマにしたプロジェクトを展開。

絵本&アニメ『てまえみそのうた』でグッドデザイン賞2014受賞。2020年、発酵食品の専門店「発酵デパートメント」を東京・下北沢にオープン。著書に『発酵文化人類学』『日本発酵紀行』『オッス!食国 美味しいにっぽん』など。

 

アジア発酵紀行
小倉 ヒラク (著)

・驚異の“高地サバイバル”発酵食〈チベットのバター茶〉
・謎の漢方麹?プリミティブ蒸留でつくる〈リス族の白酒〉
・ヴィンテージほど価値が高い、微生物発酵のプーアル茶
・納豆コケカレーにどぶろくを合わせるネパールの発酵×スパイス文化
・インド最果ての地で、アジア最古の糀文化を守り続けてきた一族……etc.

前人未到の旅がいま幕をあける! 壮大なスケールでアジアの発酵文化の源流が浮き彫りになる渾身作。

 
【関連】
アジア発酵紀行 | 立ち読み | 文藝春秋BOOKS

 


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