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「ほぼ日」人気連載を書籍化! 奥野武範さん『常設展へ行こう!』が刊行

「ほぼ日刊イトイ新聞」の人気連載を書籍化した、奥野武範さん著『常設展へ行こう!』が左右社より刊行されました。

 

「ほぼ日刊イトイ新聞」で人気の連載「常設展へ行こう!」がパワーアップして一冊の本に!

本書では、ピカソ、モネ、シャガールなどなど世界の名作が揃っていながら、意外に知られていない常設展の魅力を全国12の美術館、博物館の学芸員にインタビュー。国立西洋美術館の〈睡蓮〉はモネから直接購入したものだったなど、収蔵品についての驚きエピソードや、展示の見方、収集の哲学などなど、知られざる秘密をがっつり解説しています。

 
また、和田彩花さんによる書き下ろし寄稿エッセイ「パリ常設展探訪記」も掲載。装画はギャグ漫画家の和田ラヂヲさんが担当。

★「常設展へ行こう!」連載ページ:https://www.1101.com/n/s/josetu/nmwa

 
<全国の有名美術館、博物館を収録!>

収録美術館・博物館:東京国立博物館/東京都現代美術館/横浜美術館/アーティゾン美術館/東京国立近代美術館/群馬県立館林美術館/大原美術館/DIC川村記念美術館/青森県立美術館/ポーラ美術館/国立西洋美術館

 

本書「はじめに」より

美術館の特別展や企画展には多くの人が集まります。
一方、同じ美術館の常設展には……あんまり人がいません。
多くの場合、特別展チケットの半券で入れるのに。
有名な人気作家の作品がかけられているのに、です。
かくいう私も、わざわざ常設展を見に行くようなことは滅多にありませんでした。

それはじつに「もったいないことだった」と、いまでは思います。

各館の常設展で見る所蔵作品にこそ、創設者の思いや設立の経緯、収集の哲学が見てとれる。
何より、作品ひとつひとつに対する「誇り」や「愛」がにじみ出ています。
学芸員さんの口ぶりから、わかるんです。
みなさん、とっても「じまんげ」だから。
そして、学芸員さんの「じまん話」ほど、気持ちよく聞ける「じまん話」はないと感じます。

 

本書の構成

はじめに 奥野武範

◎学芸員さんへのインタビュー
1. 東京国立博物館
2. 東京都現代美術館
3. 横浜美術館
4. アーティゾン美術館
5. 東京国立近代美術館
6. 群馬県立館林美術館
7. 大原美術館
8. DIC川村記念美術館
9. 青森県立美術館
10. 富山県美術館
11. ポーラ美術館
12. 国立西洋美術館

◎コラム
謎めく東博の等伯。─松嶋雅人先生に聞く、国宝《松林図屏風》のこと
鳥獣戯画の不思議。─土屋貴裕先生に聞く、国宝《鳥獣戯画》のこと

◎エッセイ
和田彩花のパリ常設展探訪記

 

著者プロフィール

奥野武範(おくの・たけのり)さんは、1976年生まれ、群馬県出身。早稲田大学政治経済学部卒業。編集者。

企画・構成・文を担当した書籍に『インタビューというより、おしゃべり』(星海社)、『世界を見に行く』(著:石川直樹さん/リトルモア)、『レ・ロマネスクTOBIのひどい目。』(著:レ・ロマネスクTOBI/青幻舎)』がある。

他に、はたらく人たちの悩みに33名の著名人が答えた『33の悩みと答えの深い森。』(青幻舎)、14人の編集者にインタビューした『編集とは何か。』(星海社新書)、甲本ヒロトさんや山口一郎さんなど5つのバンドのフロントマンにインタビューした『バンド論』(青幻舎)、画家・笹尾光彦の「謎」に迫った『赤の謎』(リトルギフトブックス)など多数。

 

常設展へ行こう!
奥野 武範 (著)

学芸員さんに常設展の魅力を聞いてみたら…
初心者でも100倍楽しめるようになる
美術館の所蔵作品&コレクションの哲学が満載!

◎装画&スペシャルゲスト/和田ラヂヲ(ギャグ漫画家)
◎寄稿エッセイ/和田彩花(アイドル)

全国12の美術館・博物館に常設展についてインタビューした「ほぼ日」人気連載が、パワーアップして一冊の本になりました。

 
【関連】
常設展へ行こう! 012 国立西洋美術館篇 | ほぼ日刊イトイ新聞

 


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