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【第2回Reライフ文学賞】最優秀賞は三宅威仁さん「八色ヨハネ先生の思い出」

「Reライフ文学賞」受賞作品を発表!

「Reライフ文学賞」受賞作品を発表!

朝日新聞社は3月6日、第二の人生に巻き起こる「家族」の物語をテーマにした小説・ノンフィクションの投稿コンテスト「Reライフ文学賞」(主催・文芸社/共催・朝日新聞Reライフプロジェクト)の第2回受賞作品を発表しました。

 

「Reライフ文学賞」第二回受賞作品を発表! 第三回の実施も決定

「Reライフ文学賞」では、「家族のかたち ~第二の人生の物語~」をテーマに、人生後半に巻き起こる「家族」の物語を募集しました。

全1,878件の応募のなかから、長編部門では、最も優れた作品に贈られる最優秀賞に三宅威仁(みやけ・たけひと)さん著「八色(やいろ)ヨハネ先生の思い出」、朝日新聞「Reライフ読者会議」の選考委員が選ぶ「Reライフ読者賞」に永田俊也(ながた・としや)さん著「最後の嘘」が決まりました。短編部門は計30作品が入選となりました。

 
第2回最優秀賞の「八色ヨハネ先生の思い出」は、苦悩とともに神学を探究し、晩年は労働者支援に従事した恩師の喪失と再生の物語。特別選考委員を務めた内館牧子さんからは「他の追随を許さない文章力、構成力に加え、『先生の生き方は何としても書き残さねばならない』という迫力は破格のものでした。キリスト教を軸に、みごとな文化論にもなっており、文句なしの最優秀賞です」とコメントが寄せられました。

「Reライフ読者賞」の「最後の嘘」は絶望の淵にあった男がある決意を胸に「リライフ」を果たすエンターテインメント作品です。

最優秀賞は文芸社より書籍化が内定しています。Reライフ読者賞はReライフプロジェクトのサイト、Reライフ.net(https://www.asahi.com/relife/)にて連載予定です。

 
また、第3回の実施も発表されました。特別選考委員には、第1回、2回に続いて作家の内館牧子さんを迎えます。2023年6月5日から、Reライフプロジェクトの特設ページまたは文芸社特設サイトから受け付けを開始する予定です。

 

「第3回Reライフ文学賞」募集概要

■応募テーマ:家族のかたち ~第二の人生の物語~

■応募規定
◎長編部門:400字詰原稿用紙換算で50枚以上(上限なし)
◎短編部門:400字詰原稿用紙換算で2~8枚

■賞
◎長編部門:最優秀賞=文芸社より書籍化・出版+副賞50万円/Reライフ読者賞=Reライフ.netで連載+副賞10万円
◎短編部門:入選30作品を合同で書籍化・出版

■応募方法:文芸社特設サイト・および朝日新聞Reライフ文学賞のページから概要確認の上、WEB上または郵送にて応募

■募集期間:2023年6月5日(月)~10月31日(火)

■応募締切:WEBは10月31日(火)23:59台の送信分まで/郵送は10月31日(火)当日消印有効
※送付宛先は募集開始後に文芸社特設サイトで発表予定

■結果発表:2024年3月上旬(予定)

■選考委員:内館牧子さん(特別選考委員)、Reライフ文学賞事務局(文芸社、朝日新聞社、Reライフ読者会議)

■主催:文芸社
■共催:朝日新聞Reライフプロジェクト

★文芸社特設サイト:https://www.bungeisha.co.jp/relife/
★朝日新聞Reライフ文学賞:https://www.asahi.com/relife/award

 

「朝日新聞Reライフプロジェクト」について

「朝日新聞Reライフプロジェクト」は、ライフステージが変わり、自分らしい人生を充実させたい大人へ向けて、情報発信やコミュニティを提供している読者参加型プロジェクトです。

★Reライフ.net(プロジェクト公式サイト):https://www.asahi.com/relife/

 

<第1回受賞作>

ハルジオンの花 寄り添って二十年 里子・コウヘイは今巣立つ
鷹栖 律子 (著)

鷹栖さんは、大きな病気をした後、乳児院から里子を引き取って里親になった。実のお子さんもいるのですけれども、その決断、そしてそれを実行したこと、そしてやりきったこと。これはまさしくReライフそのものだと思います。文章力とか構成力もさることながら、やっぱり親のない子供を、里親として育てようというご自身のReライフへの熱量が出ていたと思います。(内館牧子さん講評)

 
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