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【野間三賞】第70回野間文芸賞、第39回野間文芸新人賞、第55回野間児童文芸賞が決定

野間文化財団は11月10日、第70回野間文芸賞、第39回野間文芸新人賞および第55回野間児童文芸賞の受賞作を発表しました。

なお、野間文芸新人賞はお二人が同時受賞となりました。

 

第70回野間文芸賞、第39回野間文芸新人賞および第55回野間児童文芸賞の選考結果について

各賞の受賞者・受賞作品は次の通りです。

 
■第70回野間文芸賞

高村薫(たかむら・かおる)さん
『土の記』(新潮社)

 
■第39回野間文芸新人賞

今村夏子(いまむら・なつこ)さん
『星の子』(朝日新聞出版)

高橋弘希(たかはし・ひろき)さん
『日曜日の人々(サンデー・ピープル』(講談社)

 
■第55回野間児童文芸賞

山本悦子(やまもと・えつこ)さん
『神隠しの教室』(童心社)

 
なお、贈呈式は12月中旬、東京都内で開催の予定です。

 

「野間三賞」について

野間文芸賞、野間文芸新人賞、野間児童文芸賞の「野間三賞」は、講談社初代社長・野間清治さんの遺志により設立された財団法人野間文化財団が主催。「日本の文芸の質的向上を図り、その発展に寄与することを願って」設けられた文学賞です。

 

野間文芸賞は、純文学の小説や評論を対象とし、受賞者には正賞として賞牌、副賞として300万円が贈られます。

野間文芸新人賞は、純文学の新人の作品を対象とし、受賞者には、正賞として賞牌、副賞として100万円が贈られます。

野間児童文芸賞は、児童向けの文学やノンフィクションを対象とし、受賞者には正賞としてブロンズ像、副賞として200万円が贈られます。

 

土の記(上)
ラスト数瞬に茫然、愕然、絶叫! 現代人は無事、土に還れたのだろうか――。青葉アルコールと青葉アルデヒド、テルペン系化合物の混じった稲の匂いで鼻腔が膨らむ。一流メーカー勤務に見切をつけ妻の里に身を落着けた男は、今年の光合成の成果を測っていた。妻の不貞と死の謎、村人への違和感を飼い馴らす日々。その果てに、土になろうとした男を大異変が襲う。それでもこれを天命と呼ぶべきなのか……。

 
星の子
主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。
前作『あひる』が芥川賞候補となった著者の新たなる代表作。

 
日曜日の人々
他者に何かを伝えることが救いになるんじゃないかな。亡くなった従姉から届いた日記。それをきっかけに、僕はある自助グループに関わるようになった…。死に惹かれる心に静かに寄り添う、傑作青春小説!

 
神隠しの教室 (単行本図書)
授業時間中に子どもたち5人が姿を消した。懸命な捜索活動にも関わらず手がかりがない。マスコミは神隠しと騒ぎ立てた。養護教諭の早苗先生には心当たりがあった。小学生の時この学校で不思議な体験をした。クラスメイトにいじめられた時、自分以外誰もいない、もうひとつの学校に行ったのだ。同じことが今この子たちに起きている…ある日保健室のブログに書き込みがある。行方不明になった5人からだった。『ぼくたち、もうひとつの学校にいるよ。早苗先生はどうやって帰ってきたの?』
いじめ、家庭不和、虐待、ネグレクト…子どもたちには守られるべき理由があった。避難させるべき子どもたち。守ろうとしたのは、はたして誰なのか?

 
【関連】
第70回「野間文芸賞」、第39回「野間文芸新人賞」、第55回「野間児童文芸賞」の受賞者が決定しました。〔PDF〕
【野間文芸新人賞】第39回の候補作品が決定 | 本のページ

 


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