「孤独のグルメ」原作者・久住昌之さんが見知らぬ38軒の飲食店で飲む&食う&楽しむ!エッセイ集『勝負の店』を刊行

久住昌之さん著『勝負の店』
人気ドラマ&漫画『孤独のグルメ』原作者・久住昌之さんの最新エッセイ集『勝負の店』が光文社より刊行されました。
入るのか?やめるのか? 信じるのは己の勘のみ
本書は、旅先や散歩中に見かけた飲食店で、著者が飲み食いした体験をまとめたエッセイ集です。見知らぬ飲食店で逡巡しながら食を楽しむ著者の姿は、”井之頭五郎”そのもの。ドラマや漫画のネタはこのようにして生まれていたのか、と想像しながら読むのも一興な一冊です。
「事前に調べることはなく、店の前でスマホによる店名検索もしないので『この店は、おいしいのか、そうでもないのか』の判断は、難しい。でも、難しい店ほど、当たればワンアンドオンリーのおいしさと、ドラマがある。外れたら悲惨。マズイ、高い、感じ悪い……かもしれない。この歳になると、一食失敗したらダメージが大きいんです。
だから毎回真剣勝負。入る前に店をよーく見て、想像力をたぎらせる。その上で『入るか、やめておくか』決断する。失敗を恐れず、戦いを挑むんです。
ボクは、若い頃から、話を『作っ』たり『盛っ』たりが苦手。全部本当の話です」
(「はじめに」より抜粋)
著者プロフィール
著者の久住昌之(くすみ・まさゆき)さんは、1958年生まれ、東京都出身。1981年、原作を担当し「泉昌之」名義でマンガ家デビュー(作画は和泉晴紀さん)。
その後数多くの作品を発表。近年では人気ドラマにもなった『孤独のグルメ』『花のズボラ飯』『食の軍師』などの原作を手がける。さらにエッセイスト、ミュージシャン、切り絵師など幅広いジャンルで活躍している。
勝負の店 久住 昌之 (著) 大人気ドラマ『孤独のグルメ』原作者によるエッセイ38篇。 |
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