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【第21回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞】平野雄吾さん『ルポ 入管』、春名幹男さん『ロッキード疑獄』などが受賞

石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞が決定!

石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞が決定!

早稲田大学は、広く社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリストを顕彰する2021年度(第21回)「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」の受賞作品を発表しました。

 

第21回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞が決定!

早稲田大学は、受付期間内に応募・推薦された164作品の中から、次のとおり3部門にて「大賞」3作品、および2部門にて「奨励賞」2作品を決定しました。

 
<「第21回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」 受賞作品>

【大賞】

■公共奉仕部門
書籍『ルポ入管 絶望の外国人収容施設』(著:平野雄吾さん/筑摩書房)

■草の根民主主義部門
「ムクウェゲ 女性にとって世界最悪の場所で闘う医師」(TBSドキュメンタリー映画祭 上映作品)

■文化貢献部門
書籍『ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス』(著:春名幹男さん/KADOKAWA)

 
【奨励賞】

■公共奉仕部門
「2020 熊本豪雨 川と共に」(熊本日日新聞)

■草の根民主主義部門
ドキュメンタリー「永遠の平和を あるBC級戦犯の遺書」 (RKB毎日放送(テレビ版)・RKBラジオ(ラジオ版)・YouTube)

 
大賞を受賞した平野雄吾(ひらの・ゆうご)さんは、1981年生まれ。東京都出身。一橋大学大学院経済学研究科修了。共同通信記者。前橋、神戸、福島、仙台の各支社局、カイロ支局、特別報道室外信部を経て、2020年8月からエルサレム支局長。「入管収容施設の実態を明らかにする一連の報道」で2019年平和・協同ジャーナリスト基金賞奨励賞を受賞。なお、今回の受賞作『ルポ 入管』は今年、第64回JCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞および第8回城山三郎賞も受賞。

同じく大賞を受賞した春名幹男(はるな・みきお)さんは、国際ジャーナリスト。1946年生まれ。京都市出身。大阪外国語大学(現・大阪大学)卒業。共同通信社入社。ニューヨーク特派員、ワシントン特派員と支局長、特別編集委員などを歴任。在米報道12年。1994年度ボーン・上田記念国際記者賞、2004年度日本記者クラブ賞を受賞。2007~2012年名古屋大学大学院教授・特任教授、2010~2017年早稲田大学大学院客員教授。外務省「いわゆる『密約』問題に関する有識者委員会」委員を務めました。専門は日米関係、インテリジェンス、核問題。

 
選考委員は、瀬川至朗さん(早稲田大学政治経済学術院教授<ジャーナリズム研究>)、外岡秀俊さん(元朝日新聞東京編集局長、北海道大学公共政策学研究センター上席研究員)、高橋恭子さん(早稲田大学政治経済学術院教授<映像ジャーナリズム論>)、武田徹さん(ジャーナリスト/専修大学文学部教授)、土屋礼子さん(早稲田大学政治経済学術院教授<メディア史、歴史社会学>)、中谷礼仁さん(早稲田大学理工学術院教授<建築史、歴史工学研究>)、中林美恵子さん(早稲田大学社会科学総合学術院教授<政治学、国際公共政策>)、アンドリュー・ホルバートさん(城西国際大学招聘教授/元日本外国特派員協会会長)、山根基世さん(アナウンサー)、吉岡忍さん(作家/日本ペンクラブ前会長)。

 
各受賞作品の詳細、授賞理由、受賞者コメントなどは、https://www.waseda.jp/top/news/76635 をご覧ください。

 

「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」について

石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞

石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞

早稲田大学は、建学以来多くの優れた人材を言論、ジャーナリズムの世界に送り出してきました。同大学では、「先人たちの伝統を受け継ぎ、この時代の大きな転換期に自由な言論の環境を作り出すこと、言論の場で高い理想を掲げて公正な論戦を展開する人材を輩出すること」を使命であり、責務としています。

 
「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」は、このような背景のもと、社会的使命・責任を自覚した言論人の育成と、自由かつ開かれた環境の形成への寄与を目的として2000年に創設。翌2001年より毎年、不特定多数を対象としたメディアに公表された作品を対象に、広く社会文化と公共の利益に貢献したジャーナリスト個人の活動を発掘、顕彰しています。

本賞は、公共奉仕部門・草の根民主主義部門・文化貢献部門の3部門が設けられており、各部門の大賞受賞者には正賞(賞状)と副賞(記念メダル)および賞金50万円が贈呈されます。また、奨励賞を贈呈する場合があり、受賞者には正賞(賞状)と副賞(記念メダル)および賞金10万円が贈られます。

また、各部門受賞者はジャーナリストを志す同大学の学生のための記念講座にて講義を行う予定です。

★歴代受賞作品:https://www.waseda.jp/top/about/activities/j-award/winning

 

ルポ 入管 ――絶望の外国人収容施設 (ちくま新書)
平野 雄吾 (著)

【第8回城山三郎賞受賞】
【第64回JCJ(日本ジャーナリスト会議)大賞受賞】
【第21回石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞(公共奉仕部門)大賞受賞】

密室で繰り広げられる暴行、監禁、医療放置、相次ぐ死亡事案
巨大化する国家組織の知られざる実態とは

2014年、カメルーン人男性が医師の診察を受けられず、東日本入管センター内で死亡。
2018年、同センターでインド人男性が自殺。翌年、大村入管ではハンストによりナイジェリア人男性が餓死した。
いったい、入管施設で何が起きているのか。
東京五輪や外国人労働者の受け入れ拡大と軌を一にして、在留資格のない外国人の取り締まりが強化され、次々に入管施設に収容されている。
2019年に出入国在留管理庁へと格上げされ、ますます大きな権力を振るう「入管」の実態に迫る。

ロッキード疑獄 角栄ヲ葬リ巨悪ヲ逃ス
春名 幹男 (著)

ロッキード事件、全真相。田中角栄は「自主外交」で、アメリカに潰された!

「われわれがそれ(角栄潰し)をやった」。K長官が漏らした真意とは!?
「自主外交」で角栄はアメリカに潰された。
国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材で掴んだ、数多くの決定的新事実!!

田中角栄はなぜ逮捕されたのか? その理由は「角栄の外交」に隠されていた。
アメリカは「日中国交正常化」などの「角栄の外交」をひどく嫌っていたのだ。
その後発覚した、戦後最悪の国際的疑獄となったロッキード事件。そこでアメリカ政府高官は、密かに角栄の訴追を可能にする「ある細工」をした。
外交の対立も、角栄訴追に関わる秘密も、米機密文書には記されていたが、日米の根幹に絡む『巨悪』の深い闇は文書が公開されず、解明されなかった。

本書は「陰謀説」の真偽を徹底検証し、初めて証拠を挙げて解明する!
ロッキード事件の全容は、上記のように長らく解明されてこなかった。
結果、数多くの陰謀説が流布する事となる。「誤配説」、「ニクソンの陰謀」、「三木の陰謀」、「資源外交説」、「Kの陰謀」……。
米国立公文書館、ニクソン・フォード各大統領図書館、CIA、日本側資料、日米関係者らを取材・調査。
インテリジェンスの機微を知り尽くした国際ジャーナリストが15年に及ぶ取材から、初めて真の「巨悪」の正体を描き、巨悪の訴追が阻まれた理由に迫る!!
なぜ、首相の犯罪は繰り返されるのか? その構造までが浮かび上がる巨弾ノンフィクション――。

 
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第21回ジャーナリズム大賞作品決定 – 早稲田大学

 


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